固定電話の乗り換えで番号の引き継ぎはできる?他社に切り替えるメリットも紹介

通信ノウハウ

光インターネットサービスの普及にともない、固定電話から光電話などへの乗り換えを検討する方もいるのではないでしょうか。

しかし、固定電話の乗り換えによって電話番号が変わると、周囲への連絡や変更した電話番号の再登録など、何かと手間がかかります。そのため、できるなら電話番号は引き継ぎたいと考える方は多いでしょう。

本記事では、固定電話の乗り換えで番号の引き継ぎができるのかを解説するほか、乗り換えるメリットも紹介します。固定電話の乗り換えを検討している方は、ぜひご一読ください。

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記事サマリー

固定電話の乗り換えはLNPで電話番号の引き継ぎが可能

従来、固定電話はNTTの加入電話が一般的でしたが、現在はIP電話や光電話なども登場しており、さまざまな通信事業者が電話サービスを提供しています。

利用者は自由に通信事業者を選べるようになっており、固定電話の乗り換えができるほか、乗り換え時には固定電話番号ポータビリティ(LNP)によって、電話番号を引き継ぐことも可能です。

LNPとは、NTT(東日本/西日本)の一般加入電話などで利用している電話番号を、ほかの通信事業者のサービスに引き継いで利用できるようにするサービスです。

ただし、LNPができないケースもあるため、固定電話の乗り換えをするときは、事前に確認する必要があるでしょう。

固定電話の乗り換えで電話番号を引き継ぐ方法

固定電話の乗り換えで電話番号を引き継げるケースは、以下のとおりです。

  • NTTのアナログ電話(加入電話)で発番された番号の場合
  • NTTのひかり電話で発番した番号を光コラボで利用する場合(転用)
  • 光コラボ事業者から光コラボ事業者へ乗り替える場合(事業者変更)

それぞれ解説します。

NTTのアナログ電話(加入電話)で発番された番号の場合

NTTのアナログ電話で発番した番号は、基本的に乗り換え先でもLNPで番号の引き継ぎができます。電話番号を引き継ぐときの大まかな流れは、以下のとおりです。

  1. 乗り換え先の通信事業者へLNPのお申込み
  2. LNPの可否通知を受け取る
  3. 乗り換え日を調整する
  4. 乗り換えの実施・完了

NTTのアナログ電話で発番した番号を引き継ぐ場合、NTT(または現在契約中の通信事業者)への連絡は、乗り換え先の事業者が行います。

また、NTT発番の番号を利用した光電話からほかの光電話への乗り換えも、基本的に電話番号の引き継ぎが可能です。

ただし、一部の通信事業者ではアナログ戻しという有料の工事が必要になることもあるため、事前に確認すると良いでしょう。

NTTのひかり電話で発番した番号を光コラボで利用する場合(転用)

NTTのひかり電話で発番した番号は、光コラボ事業者の光電話に乗り換え(転用)する場合に限り、番号の引き継ぎができます。電話番号を引き継ぐときの大まかな流れは、以下のとおりです。

  1. NTTから転用承諾番号を取得する
  2. 乗り換え先の光コラボ事業者にお申込み
  3. 必要書類の受け取り
  4. 乗り換えの実施・完了

転用の場合は転用承諾番号を取得する必要があります。転用承諾番号は取得日を含めた15日間が有効期限となり、有効期限を過ぎると再発行が必要になるため、注意しましょう。

光コラボ事業者から光コラボ事業者へ乗り替える場合(事業者変更)

光コラボ事業者の光電話から光コラボ事業者への光電話に乗り換え(事業者変更)する場合も、番号の引き継ぎができます。電話番号を引き継ぐ大まかな流れは、以下のとおりです。

  1. 契約中の事業者から事業者変更承諾番号を取得する
  2. 乗り換え先にお申込み
  3. 手続き完了
  4. 乗り換え実施・完了

事業者変更の場合は、事業者変更承諾番号が必要です。事業者変更承諾番号に関しても、発行日を含めた15日間が有効期限となり、有効期限が過ぎた場合は再取得しなければいけないので、ご注意ください。

電話番号の引き継ぎができないケース

固定電話の乗り換えでは、基本的に多くのケースで電話番号を引き継ぐことができますが、なかには引き継げないケースもあります。

電話番号の引き継ぎができない主なケースは、以下のとおりです。

  • IP電話番号の場合
  • 乗り換えと同時に利用場所が変更になる場合
  • 光電話(ひかり電話)で発番して、転用や事業者変更以外で乗り換える場合

050から始まるIP電話の番号は、乗り換え時に番号の引き継ぎできないため、NTTのアナログ電話で番号を取得または、乗り換え先で新しい番号の取得が必要です。

また、NTTのアナログ電話で発番した番号でも、市外局番が変更になる場合は引き継ぎができません。

市外局番は自治体ごとに決まっているので、たとえば東京から大阪への引越しを機に固定電話から光電話へ乗り換えをした場合などは、電話番号が変更になります。

そのほか、転用や事業者変更以外で乗り換えをする場合、光電話(ひかり電話)で発番した番号は引き継ぎができないため覚えておきましょう。

固定電話を他社サービスに切り替えるメリット

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現在の固定電話から他社の電話サービスへ切り替えると、さまざまなメリットを得ることができます。以下、固定電話を他社サービスへ切り替える主なメリットを紹介します。

通信費を抑えられる可能性がある

固定電話の乗り換えは、通信費の節約につながることがあります。例として、NTTのアナログ電話と「ドコモ光電話」の料金を以下にまとめました。

電話回線アナログ電話(住宅用)ドコモ光電話
基本料金1級取扱所:1,760円(税込)
2級取扱所:1,760円(税込)
3級取扱所:1,870円(税込)
550円(税込)
通話料金(国内)全国一律9.35円(税込)/3分全国一律8.8円(税込)/3分

※2024年4月時点

なお、上記はあくまでも電話の基本料金と通話料金のみを比較した場合です。光電話を利用するためには光回線の導入が必須となるため、別途光回線の月額料金も発生する点には注意が必要です。

とはいえ、現在インターネット回線を契約している方にとっては、基本的にアナログ電話より光電話のほうがおトクになる可能性があります。

乗り換え先の通信事業者のサービスが利用できる

固定電話の乗り換えによって、乗り換え先の通信事業者が提供するサービスを利用できることもメリットのひとつです。通信事業者では独自にさまざまなサービスを提供しているので、事前に確認すると良いでしょう。

たとえば、「ドコモ光電話」は、オプションサービスとして通話中着信や転送電話などが利用可能です。基本サービスにオプションを組み合わせることで、より利便性の高い電話環境を整えられます。

光電話への乗り換えでインターネット通信の改善ができる

光電話は光回線を利用したIP電話サービスのため、導入する際には光回線を契約することになります。光回線は光ファイバーを利用した回線であり、通信速度と安定性に優れていることが大きな特徴です。

これまで別のインターネット回線を利用しており、アナログ電話から光電話への乗り換えを機に光回線を導入する場合には、インターネット環境の改善にもつながるでしょう。

また、光電話から光電話への乗り換えに関しても、今まで利用していたインターネット回線より通信速度が速くなることがあります。

特にIPv6対応の光回線※に乗り換えると回線の混雑が解消されるため、いつでも安定した通信が期待できておすすめです。

※ IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。

固定電話の乗り換えなら光電話が利用できる「ドコモ光」がおすすめ

固定電話(アナログ電話)から光電話への乗り換えを考えている方は、ぜひ「ドコモ光」をご検討ください。「ドコモ光」では、光回線の料金にプラス550円(税込)で「ドコモ光電話」の利用が可能です。

「ドコモ光電話」はオプションサービスが充実しており、好みに合わせてさまざまな組み合わせでお申込みいただけます。便利な6つのサービスに528円(税込)分の無料通話※1がセットになった「ドコモ光電話バリュー」もご用意しています。

また、「ドコモ」は光コラボ事業者のため、転用や事業者変更も可能です。フレッツ光や光コラボ事業者からの乗り換えであれば、契約事務手数料のみで回線の切り替えができ、電話番号もそのまま引き継ぐことができます。

「ドコモ光」は複数人で同時接続しても快適にインターネットが楽しめる光回線なので、インターネット環境の改善にもつながるでしょう。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※2
(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※3
タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※4ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※5:最大10Gbps
お申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 携帯電話など、一部の発信先については無料通話の適用対象外となります。
※2 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※3 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※4 ベストエフォート値による最大通信速度
※5 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

固定電話の乗り換えで番号を引き継げるケースは多い

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固定電話の乗り換えは、基本的にNTTのアナログ電話で発番したものであれば電話番号を引き継ぐことができます。

また、転用や事業者変更でも電話番号の引き継ぎができるため、乗り換えで現在の電話番号をそのまま継続利用できるケースは多いです。

固定電話の乗り換えには、通信量の節約や乗り換え先の通信事業者のサービスを利用できるなどメリットもあるので、状況に合わせて検討してはいかがでしょうか。

なお、インターネット回線を契約している場合、回線を変更することでインターネットの通信速度も改善できる可能性があります。

「ドコモ光」は快適な光回線で、「ドコモ光電話」の契約も可能です。固定電話の乗り換えを考えている方は、この機会にぜひ「ドコモ光」をご検討ください。

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