Wi-Fiのアクセスポイントとは?ルーターとの違いやスマホの接続方法を紹介

通信ノウハウ Wi-Fi スマホ

自宅のインターネット環境を見直していて、「アクセスポイント」という言葉が気になっている方もいるのではないでしょうか。

アクセスポイントとは、デバイスへ電波を送受信して、ルーターとデバイスつなぐ役割をする機器のことです。現在は多くの場合は、無線LANルーターがその役割を兼ねています。

アクセスポイントがどんな役割をしているのか、アクセスポイントに接続するにはどうすれば良いのかなど、疑問をお持ちの方もいるかと思います。

この記事では、アクセスポイントと何か、ルーターとの違い、アクセスポイントへの接続方法などを紹介していきます。

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記事サマリー

アクセスポイントはルーターとデバイスをつなぐ役割をする機器

アクセスポイントは、デバイスへ電波を送受信して、ルーターとデバイスつなぐ役割をする機器のことです。

アクセスポイントは、ルーターに接続され、ルーターの先はモデムを介してインターネットに接続しています。

アクセスポイントでは、ルーターからアクセスポイントまでの有線LANでの接続を、無線LANに変換して、無線の電波でルーターとデバイスを接続するための橋渡しをしています。

アクセスポイントがあることではじめて、スマホやパソコンは、無線でルーターに接続することが可能になります。

アクセスポイントとルーターとの違い

アクセスポイント、ルーター、無線LANルーターの違いをまとめると、次のとおりです。

アクセスポイント有線LANと無線LANを相互に変換する機器
ルーター複数台の機器をインターネットに接続するための機器
無線LANルーターアクセスポイントとルーターの両方の機能を持つ機器

ルーターは、複数台の機器をインターネットに接続するためにモデムに接続する機器のことです。

ルーターとしては、最近では、アクセスポイントとルーターの両方の機能を持った「無線LANルーター」と呼ばれる機器が、一般的になっています。

アクセスポイントについては、有線LANと無線LANを相互に変換する機能を持つ機器で、ルーターの機能はありません。

現在、アクセスポイントとしては、アクセスポイントとルーターの両方の機能を持つ無線LANルーターが多くの場合、利用されています。

Wi-Fiのアクセスポイントに接続する方法

ここからは、スマホやパソコンをWi-Fiのアクセスポイント(無線LANルーター)に接続する方法を解説していきます。

それぞれの接続においては、お手持ちの無線LANルーターのネットワーク名(SSID)やパスワードの情報が必要です。ルーターの側面や裏面に貼られているシールなどに、ネットワーク名やパスワード記載されているので、それぞれ確認しておきましょう。

iPhone、Android、Windowsのパソコン、Macのパソコンのそれぞれについて、接続方法を紹介していきます。

iPhoneをWi-Fiのアクセスポイントに接続する方法

iPhoneをWi-Fiのアクセスポイントに接続する方法は次のとおりです。

  1. ホーム画面から「設定」アプリを開く
  2. 「Wi-Fi」をタップ
  3. 「Wi-Fi」をONにして、利用可能な Wi-Fi ネットワークを検索
  4. ネットワークの一覧から、接続したいWi-Fi ネットワークをタップ
  5. Wi-Fi ネットワークのパスワードを入力

「設定」アプリから、「Wi-Fi」の項目に進み、Wi-Fi ネットワークを検索します。接続するネットワーク名をタップして、パスワードを入力すれば、アクセスポイントに接続できます。

なお、利用規約への同意が求められる場合もあるので、その場合は、規約を確認の上、同意を行いましょう。

AndroidをWi-Fiのアクセスポイントに接続する方法

AndroidをWi-Fiのアクセスポイントに接続する方法は次のとおりです。

  1. ホーム画面から「設定」アプリを開く
  2. 「ネットワークとインターネット」>「インターネット」をタップ
  3. ネットワークの一覧から、接続したいWi-Fi ネットワークをタップ
  4. Wi-Fi ネットワークのパスワードを入力

「設定」アプリから、「インターネット」の項目まで進み、リスト表示されたネットワークから、接続したいWi-Fi ネットワークを選択します。あとはネットワークのパスワードを入力すれば、アクセスポイントに接続できます。

WindowsのパソコンをWi-Fiのアクセスポイントに接続する方法

Windows 11のパソコンをWi-Fiのアクセスポイントに接続する方法は次のとおりです。

  1. 画面右下の通知領域にある「ネットワーク」アイコンをクリック
  2. Wi-Fi のボタンの「>」のマークをクリック
  3. Wi-Fi がOFFの場合は、スイッチを切り替えてONにする
  4. ネットワークの一覧から接続したいWi-Fi ネットワークを選択し、「接続」をクリック
  5. セキュリティキーの入力が求められるので、ルーターのパスワードを入力して「次へ」

画面右下にある通知領域の「ネットワーク」アイコンから、ネットワークの一覧を表示させます。接続したいWi-Fi ネットワークを選択し、パスワードを入力して接続を行いましょう。

MacのパソコンをWi-Fiのアクセスポイントに接続する方法

MacのパソコンをWi-Fiのアクセスポイントに接続する方法は次のとおりです。

  1. メニューバーの Wi-Fi のマークを選択
  2. Wi-Fi がOFFの場合は、ONにする
  3. ネットワークの一覧から接続したいWi-Fi ネットワークを選択
  4. パスワードを入力して接続を行う

メニューバーのWi-Fi のマークを選択し、Wi-FiをONにします。ネットワークの一覧から接続したいWi-Fi ネットワークを選択し、パスワードを入力して接続を行いましょう。

アクセスポイントに接続できないときに確認すべきポイント

イメージ

アクセスポイントに上手く接続できない、接続が安定しないなどで悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

アクセスポイントに接続できないときに確認すべきポイントとしては、以下の4点が挙げられます。それぞれ見ていきましょう。

  • アクセスポイントの周りに障害物がないか
  • 家電と電波干渉を起こしていないか
  • アクセスポイントとデバイスの距離が遠すぎないか
  • 古いファームウェアのまま使用していないか

アクセスポイントの周りに障害物がないか

アクセスポイントの周りに障害物がないか、あらためて設置場所を確認しておきましょう。特に、金属製の棚や水の入った水槽などは、Wi-Fiの電波を吸収するので注意が必要です。

Wi-Fiの電波はルーターを中心に全方向に広がるため、可能であれば部屋の中央付近に高さを付けて設置できるように設置場所を見直してみましょう。

家電と電波干渉を起こしていないか

電子レンジやテレビなどの家電と電波干渉してつながりづらくなっている可能性もあります。電波干渉を起こす家電の近くへのアクセスポイントの設置は避けましょう。

また、電波干渉を避ける方法としては、5GHz帯のWi-Fiへ接続する方法もあります。Wi-Fiの電波には、2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯があります。

2.4GHz帯は家電で使われる周波数帯のため電波干渉の可能性がありますが、5GHz帯であれば電波干渉を回避できます。接続するWi-Fiネットワークを変更し、5GHz帯のネットワークへ接続し直してみましょう。

アクセスポイントとデバイスの距離が遠すぎないか

アクセスポイントとの距離が遠いと、電波がデバイスまで十分に届かずに、接続が不安定になることがあります。

アクセスポイントとの距離が遠いと考えられる場合には、近くに移動して使用してください。

5GHz帯の周波数帯で接続しているのであれば、2.4GHz帯のネットワークに変更するのも方法のひとつです。2.4GHz帯の方が、より遠くまで電波が届きます。

古いファームウェアのまま使用していないか

アクセスポイントとして使用している無線LANルーターのファームウェアが最新のものであるかについても、確認しましょう。

古いファームウェアでの不具合が、最新バージョンでは改善されていることがあります。ファームウェアを更新することで、接続が不安定な状況が改善できる可能性があります。

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アクセスポイントを理解してインターネット環境の改善に役立てよう

アクセスポイントはWi-Fiを送受信してルーターとデバイスをつなぐ役割を果たす機器のことです。多くの場合、アクセスポイントとしては、アクセスポイントとルーターの両方の機能を持つ無線LANルーターが利用されます。

アクセスポイントへの接続は各デバイスのネットワークの設定から可能です。ぜひアクセスポイントを理解して、インターネット環境の改善に役立てましょう。

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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