パソコンの電源が切れないのはウイルス感染の可能性もある
ウイルスへの感染は、パソコンの電源が切れない原因のひとつに挙げられます。ただし、電源が切れない症状はウイルス以外にも考えられるため、ウイルスと断定はできません。
また、ウイルスにはいくつかの種類があり、特徴が異なります。
ウイルスの種類 | 特徴 |
---|---|
ファイル感染型 | 実行形ファイル(.com、.exe、.sysなど)に付着して感染するタイプのウイルス。プログラムの書き換えを行いながら増殖し、実行可能なファイルのみに感染する |
マクロ感染型 | Microsoft Officeのマクロ機能を悪用して感染が広がるウイルス。感染するとファイルを開いた瞬間にマクロが実行され、スパムメールが送信されるなどの被害が発生する |
ワーム型 | 拡散力と増殖力が高いウイルスで、自己増殖しながらほかのデバイスへ感染し、被害を拡大する。パソコンが重くなる、メールに添付され、自動送信するなどの機能を持つ。世界的に被害の多いウイルスの大半がワーム型とされている |
トロイの木馬型 | パスワードや個人情報の窃取、ファイル削除などに特化したウイルス。ほかのファイルやシステムには感染しない。正規ソフトウェアに偽装し、ユーザを騙してインストールさせることで、ウイルスに感染させるため「トロイの木馬型」と呼ばれる |
上記のとおり、ウイルスは種類によって症状が異なりますが、主な目的は情報の窃取やシステムの破壊・妨害です。
もしウイルスが原因の場合、パソコンの電源を切れないようにするウイルスに感染しているというより、ウイルスの活動が原因でシャットダウンが妨げられている可能性が考えられます。
ウイルス以外が原因でパソコンの電源が切れないケース
ウイルス以外でも、以下の原因でパソコンの電源が切れないことがあります。
- ソフトの問題でフリーズしている
- パソコンがフリーズしている
- 周辺機器の問題で不具合が発生している
それぞれ詳しく紹介するので、心当たりがある方は参考にしてください。
ソフトの問題でフリーズしている
パソコンに入っているソフトがフリーズすると、シャットダウンの操作が完了できないケースがあります。
ソフトのタスクが終了しないため、シャットダウンができていない状態です。パソコン自体が操作できるのであれば、ソフトのフリーズが原因かもしれません。
パソコンがフリーズしている
パソコン自体がフリーズしてしまい、操作ができずシャットダウンできないケースもあります。パソコンがフリーズする主な原因は以下のとおりです。
- 熱暴走によるフリーズ
- メモリやストレージ不足によるフリーズ
- アプリケーションやシステムの不具合によるフリーズ
パソコンがフリーズした場合、操作ができないため、一定時間待っても解消しない場合は強制終了を行う必要があるかもしれません。強制終了の方法は後述しているので参考にしてください。
周辺機器の問題で不具合が発生している
パソコンの周辺機器の不具合が原因でパソコンの電源が切れないケースもあります。たとえば、パソコン本体ではなく、マウスやキーボードの電池切れや故障により、シャットダウンの操作ができない場合などが挙げられます。
また、周辺機器との相性によってパソコンに不具合が発生する可能性もあるため、相性が悪い場合は買替える必要があるかもしれません。
パソコンのウイルスに感染した場合に起こる主な症状
パソコンのウイルスに感染した場合、以下の症状を伴う可能性があります。
- パソコンの動作が遅くなる
- パソコンがフリーズする
- 勝手にアプリをダウンロードしている
- インターネットの通信速度が遅くなる
- ファイルが勝手に増減する
- メールが勝手に送信される
- 音楽や音が勝手に鳴り出す
- アニメーションや画像が表示される
- 勝手に終了や再起動を繰り返す
感染したウイルスのプログラムによって起こる症状は異なります。いずれのケースでも、ウイルスを特定し、駆除することが大切です。以降でウイルスに感染しているかどうかチェックする方法を紹介するので試してください。
パソコンがウイルスに感染しているかをチェックする方法
パソコンがウイルスに感染しているかをチェックする方法は以下のとおりです。
- セキュリティソフトやウイルス対策ソフトを使用する
- パソコンに内蔵されているツールを使用する
それぞれ詳しく紹介します。
セキュリティソフトやウイルス対策ソフトを使用する
代表的な方法は、セキュリティソフトやウイルス対策ソフトを使用してスキャンする方法です。スキャンにより、ウイルスを検出して駆除します。
ただし、セキュリティソフトやウイルス対策ソフトの種類や提供元はさまざまです。一部無料で提供されているソフトもありますが、無料のものは信頼性が低いため注意しましょう。
悪意のあるソフトだと、インストールによってウイルスに感染する可能性もあります。そのため、ソフトを利用する際には信頼できるソフトを選ぶことが大切です。
パソコンに内蔵されているツールを使用する
WindowsやMacには標準でウイルスを検出するツールが内蔵されています。たとえば、Windowsでは以下の手順で、手動でスキャンの実行が可能です。
OS | 手順 |
---|---|
Windows 10 | 1. 「スタート」ボタンをクリック 2. 全てのアプリの一覧から「Windows セキュリティ」をクリック 3. 「Windows セキュリティ」から「ウイルスと脅威の防止」をクリック 4. 「クイックスキャン」ボタン、または「今すぐスキャン」ボタンをクリック 5. スキャンの終了を待つ |
Windows 11 | 1. 「スタート」ボタンをクリック 2. 右上の「すべてのアプリ」をクリック 3. 「Windows セキュリティ」をクリック 4. 「Windows セキュリティ」から「ウイルスと脅威の防止」をクリック 5. 「クイックスキャン」ボタンをクリック 6. スキャンの終了を待つ |
一方、Macでは、ウイルスやマルウェアをブロックし、排除するために以下のシステムが備わっています。
種類 | 役割 |
---|---|
App Store、または公証と組み合わせたGatekeeper | マルウェアの起動と実行の防止 |
Gatekeeper、公証、およびXProtect | システムでのマルウェア実行をブロック |
XProtect | 実行されたマルウェアへの対処 |
※ 出典:Apple サポート(日本)「macOSでのマルウェアからの保護」
上記のシステムが自動的にパソコンを保護します。セキュリティは定期的にアップデートされているため、OSのアップデートを行い、常に最新状態に保ちましょう。
ウイルスなどが原因でパソコンの電源が切れない場合の対処法
ウイルスなどが原因でどうしてもパソコンの電源が切れない場合、以下の方法で強制的に電源を落とすことも検討しましょう。
- パソコンを強制終了する
- パソコンの電源コードを抜く
それぞれの手順を紹介します。
パソコンを強制終了する
パソコンには、不具合やフリーズが発生した際に強制終了させるためのショートカットが用意されています。WindowsとMac、それぞれのショートカットキーや強制終了の方法は以下のとおりです。
OS | 手順 |
---|---|
Windows | 1. Windowsキー+Dでデスクトップを表示する 2. Altキー+F4で「Windowsのシャットダウン」を開く 3. 上下キーで「シャットダウン」を選択 4. Tabキーで「OK」にあわせる 5. Enterキーを押す |
1. Ctrlキー+Altキー+Deleteキーを押す 2. メニュー画面が開かれるのでTabキーで電源マークにあわせる 3. Enterキーを押してメニューを開く 4. 上下キーで「シャットダウン」にあわせる 5. Enterキーを押す |
|
Mac | ・control+option+command+電源ボタン ・control+option+command+メディア取り出しキー |
キーボードも操作できない状態であれば、電源ボタンを長押しすると本体の電源を落とせます。Windows、Mac問わず可能な強制終了の方法なので試してみてください。
パソコンの電源コードを抜く
デスクトップパソコンの場合の対処法ですが、キーボードのコマンドや電源ボタンでも切れない場合、電源コンセントからコードを抜く方法があります。電力の供給が断たれるため、強制的に電源を落とすことが可能です。
一方、ノートパソコンの場合はバッテリーを本体から外すと強制終了できます。ただし、パソコンによってはバッテリー部分の開閉ができません。バッテリーの取り外しができないノートパソコンの場合、充電器からの供給を中止し、バッテリーがなくなるのを待ちましょう。
パソコンの電源が切れずに強制終了する際の注意点
パソコンを強制終了させる際は以下の点に注意してください。
- まずはソフト単体を終了してみる
- 作業中のデータの保存状況を確認する
- データの書き込み状況をチェックする
それぞれ詳しく紹介します。
まずはソフト単体を終了してみる
特定のアプリやソフトが干渉している可能性がある場合、まずはアプリやソフト単体を終了してみましょう。アプリの終了により、問題が解決する可能性があります。
OS | 内容 | 手順 |
---|---|---|
Windows | 現在アクティブになっているウインドウを強制終了 | Altキー+F4を押す |
アプリを選んで強制終了 | 1. Ctrlキー+Shiftキー+Escキーでタスクマネージャーを開く 2. 終了したいアプリを選んでクリック 3. 「タスクの終了」を選択 |
|
Mac | アプリを選んで強制終了 | 1. optionキー+commandキー+escキーを同時押しする 2. 「アプリケーションの強制終了」が表示されるので終了したいアプリを選択 3. 「強制終了」をクリック |
作業中のデータの保存状況を確認する
強制終了すると、作業中のデータが失われる可能性があります。特に自動保存されないソフト・アプリの場合は注意が必要です。
日頃から自動保存される設定にしておくことが望ましいですが、すでにパソコンがフリーズしており、操作ができないかもしれません。
フリーズにより保存が難しい場合は作業内容を覚えておいたり、スマホで画面を撮影して作業内容を記録したりして対応しましょう。
データの書き込み状況をチェックする
フリーズしてしまい、パソコンを強制終了すると、書き込み中のデータも失われてしまう可能性が高いでしょう。たとえば、CDやDVD、ブルーレイに書き込みを行っている場合、基本的に内容は失われます。
CD-RやDVD-Rは一度しか書き込みができないため、中止後に再度書き込みはできません。一方、CD-RWやDVD-RWだと、再書き込みが可能です。そのため、CD-RWやDVD-RWであれば、買替える必要はありません。
また、強制終了後に再起動ができない可能性や、別の不具合が発生する可能性があります。後のトラブルを防止するためにも、強制終了前にメディアを取り出しておくことが大切です。
パソコンがウイルスに感染しないための対策方法
パソコンをウイルスから守るためには、以下の対策が有効です。
- ウイルス対策ソフトやセキュリティソフトを導入する
- OSを最新の状態に保つ
- 怪しいメールやWebサイトは開かない
- 安全が確認できない外部機器を使用しない
- セキュリティが脆弱なネットワークを使用しない
パソコンを使用するなら、セキュリティソフトやウイルス対策ソフトの導入をおすすめします。パソコンには標準でセキュリティを高める仕組みが搭載されているため、OSは常に最新の状態に保ちましょう。
また、日頃から怪しいサイトへアクセスしないことや、スパムメールに添付された怪しいリンクやファイルを開かないことも大切です。感染経路はさまざまなため、安全性の低い外部機器の使用や、セキュリティ性の低いフリーWi-Fiの使用なども避けましょう。
パソコンがウイルスに感染した場合の対処法は別の記事でも紹介しています。詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
「パソコンがウイルス感染した場合の対処法とは?マルウェアの種類や事前対策を解説!」
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