USB4とは?最新規格の特徴やThunderbolt 4との違いを解説

通信ノウハウ

USBは不定期に新しい規格が登場しており、2019年にはUSB4が登場しました。USBポートはさまざまなデバイスに搭載されているため、USBに馴染みのある方も多いと思います。

しかし、「USB4って何?」「今までのUSBと何が違うの?」という方もいるのではないでしょうか。

また、USBと似ているThunderbolt というインターフェース(データをやり取りするための接続ポートや規格)もあるため、違いを理解しておくことが大切です。

本記事では、USB4の概要や特徴、Thunderbolt 4との違いを解説します。

USB4について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

USB4とは?

USB4とは、2019年に登場したUSBの新しい規格です。USBは「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」の略称で、これまでにもいくつかの規格が登場しています。

  • 1996年:USB 1.0
  • 1998年:USB 1.1
  • 2000年:USB 2.0
  • 2008年:USB 3.0
  • 2013年:USB 3.1
  • 2017年:USB 3.2

USB4は、今までのUSB規格より転送速度が大幅に改善されており、より快適にデータ転送ができるようになっています。

コネクタはUSB Type-Cに統一

USB4では、コネクタがUSB Type-Cに統一されています。USB Type-Cは、USB 3.1と一緒に登場したコネクタの新しい規格で、端子が細長い楕円形となっており、上下の向きを気にしなくても良い点が特徴です。

従来のUSBの 端子は上下で形状が異なるため、上下の向きを間違えると挿すことができませんでしたが、USB Type-Cでは上下の向きを気にせず挿せる利便性の高さから、近年はスマホやパソコンなど、多くのデバイスで採用されています。

USB4の3つの特徴

USB4の特徴は以下のとおりです。

  • 転送速度が速い
  • USB PD対応で急速充電が可能
  • 映像出力が可能

それぞれ解説します。

転送速度が速い

USBには規格があり、それぞれ最大転送速度が異なります。

規格 最大転送速度
USB4 40Gbps
USB 3.2 20Gbps
USB 3.1 10Gbps
USB 3.0 5Gbps

USB4の転送速度は最大40Gbpsとなっており、USB 3.2より2倍、USB 3.1より10倍の転送速度です。そのため、USB4であれば従来のUSB規格と比較してより高速にデータ転送を行えます。

なお、2022年には最大転送速度80GbpsのUSB4 Version 2.0も登場しています。

USB PD対応で急速充電が可能

デバイスへ供給できる最大電力は規格によって決まっています。たとえば、USB2.0は最大2.5W、USB 3.0は最大4.5Wです。

一方、USB4は、供給できる電力が最低でも7.5Wとなっており、従来のUSB規格に比べて供給できる電力が引き上げられています。

また、USB4ではコネクタがUSB Type-Cに統一されており、USB Power Delivery(PD)の対応が必須となっています。

デバイス側がUSB PDに対応している場合、USB4であれば最大で100Wの電力供給が可能になるため、従来のUSB規格より供給できる電力が大幅に向上している点が特徴です。

そのため、ノートパソコンやディスプレイのように大きな電力を必要とするデバイスでも、USB PDに対応する充電器とUSB4を利用すれば充電時間を短縮できます。

なお、USB Type-Cでは、最大240Wの電力供給が可能なUSB PD EPRという規格も登場しており、デバイス側がUSB PD EPRに対応していれば、さらに高電力の供給が可能です。

映像出力が可能

USB Type-Cのコネクタは、USB規格以外の信号を流せるオルタネートモードに対応しています。

USB4はコネクタがUSB Type-Cのため、パソコンやスマホの映像をテレビなどのモニターに流すことが可能です。

ただし、オルタネートモードを利用するには、データを出力・入力するデバイスもオルタネートモードに対応していなければなりません。

たとえば、USB4でパソコンの映像をテレビに出力するには、パソコンとテレビの両方にUSB Type-Cのポートが搭載されている必要があるので注意しましょう。

USB4に互換性はある?

イメージ

USBの規格は下位互換性があるため、USB4以前の規格に対応するデバイスでもUSB Type-Cのポートが搭載されたデバイスであれば利用できます。

ただし、転送速度はデバイスに対応する規格の速度となる点には注意が必要です。たとえば、USB3.1に対応するデバイスにUSB4のケーブルを接続しても、最大転送速度は10Gbpsとなります。

USB4とThunderbolt 4の違い

Thunderbolt(サンダーボルト)とはインテル社が開発した転送規格です。Thunderbolt 3以降の規格では、USB4と同様にUSB Type-Cのコネクタが採用されています。

2020年にThunderbolt 4が登場しており、最大転送速度40Gbpsであることや100Wの電力供給が可能なこと、映像出力ができることはUSB4と同じです。

ただし、電力の最小供給量と映像出力の可能台数に違いがあるので覚えておきましょう。

規格 USB4 Thunderbolt 4
最小電力供給量 7.5W 15W
映像出力の可能台数 1台 ・4K解像度:2台
・8K解像度:1台

なお、USB4のケーブルとThunderbolt 4のケーブルはどちらも見た目が似ていますが、端子部分を確認すれば見分けることが可能です。

USB4は端子部分に「USB4」または「40Gbpsと240W」の文字が記載されており、Thunderbolt 4は端子部分に「雷のマークと数字の4」が記載されています。

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今後の普及が見込まれるUSB4の特徴を知っておこう

USB4は、2019年に登場したUSBの新しい規格です。従来の規格に比べて転送速度や供給できる電力などが向上しており、今後、USB4に対応したデバイスが主流になると考えられます。

USB4の特徴を理解し、対応デバイスを購入する際にUSB4を活用できるように準備しましょう。

また、パソコンやスマホを自宅で利用するのであれば、インターネット環境を整えることも大切です。

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