回復ドライブとは
回復ドライブとは、パソコンでハードウェア障害などの重大な問題が生じた際に、パソコンを初期状態に戻し、Windowsを再インストールできる機能のことです。
Windows 10以降のパソコンには、それまで付属していたリカバリーディスク(初期化に使うCD-ROM)が付属しておらず、リカバリーディスクの代わりに、必要に応じてご自身で回復ドライブの作成が必要です。
回復ドライブの必要性
Windowsのパソコンには、さまざまな方法でシステムを復旧する方法が用意されており、回復ドライブがなくてもトラブルを解消できる可能性があります。
ただし、パソコンの機能自体に問題が生じている場合は、トラブルの解消に必要な機能を使えないケースがあります。
回復ドライブは外部記憶装置に作成するため、パソコンの機能が使えない場合でもWindowsを復旧できる可能性が高いです。
パソコンを使用していると、さまざまなトラブルが発生する可能性があるため、Windowsのパソコンを使うのであれば、万一に備えて回復ドライブを作成しておいたほうが良いでしょう。
回復ドライブを作成するタイミング
回復ドライブを作成するタイミングは、パソコンが起動できるときであればいつでも良いですが、一般的には初期セットアップの完了後に作成します。
また、OSをアップデートする前も回復ドライブを作成することをおすすめします。
アップデート後、正常にパソコンが起動しないことがありますが、回復ドライブを作成しておけば、万一パソコンが起動しない場合でも、アップデート直前の状態に戻すことが可能です。
なお、アップデート時に作成する回復ドライブは、初期セットアップ後に作成したものとは別に作成するようにしましょう。
回復ドライブの作成方法
回復ドライブを作成する流れは、以下のとおりです。
- 回復ドライブ用のUSBメモリを用意する
- パソコンで回復ドライブ作成の操作を行う
それぞれ詳しく解説します。
作成手順➀:回復ドライブ用のUSBメモリを用意する
回復ドライブの作成には、外部記憶装置が必要です。一般的にはUSBメモリを利用するケースが多いため、事前に32GBのUSBメモリを用意しましょう。
Microsoftの公式では、16GB以上のUSBメモリで回復ドライブを作成できる旨が記載されていますが、メモリが不足して作成できない可能性があります。
また、USBメモリは、セキュリティ機能やハードウェア暗号化機能などが付帯していない製品を選ぶことも重要です。
セキュリティ機能やハードウェア暗号化機能などが付帯しているUSBメモリでは、回復ドライブの作成ができないため、注意しましょう。
なお、回復ドライブに使用するのは32GBのため、64GB以上の大容量の製品を使うと残りの容量が無駄になってしまいます。
回復ドライブ自体は作成できますが、残りの容量にはデータの保存ができないため、大容量のUSBメモリを使うのはおすすめできません。
作成手順②:パソコンで回復ドライブ作成の操作を行う
準備したUSBメモリをパソコンに挿して、回復ドライブを作成します。回復ドライブの作成手順は、以下のとおりです。
- タスクバーの検索ボックスで「回復ドライブの作成」と入力し、検索
- 管理者パスワードの入力を行う
- ボックス内の「回復ドライブにシステム ファイルをバックアップする」にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリックする
- 「作成」を選択し、完了まで待つ
回復ドライブの作成には時間がかかる場合があります。作成中にスリープ状態やロック画面へ切り替わると、正常に回復ドライブを作成できない場合があるため、事前に時間を調整しておきましょう。
回復ドライブの作成が完了した後は、USBメモリをパソコンから取り外し、大切に保管してください。
回復ドライブを使ってパソコンを復旧する方法
回復ドライブを使ってパソコンを復旧する大まかな方法は、以下のとおりです。
- パソコンがOFFの状態で、回復ドライブを作成したUSBメモリを挿す
- 電源をONにして「オプションの選択」画面を表示する
- 「ドライブから回復する」を選択する
- 必要に応じて「回復キー」を入力し、「続行」をクリック
- 「ファイルの削除のみ行う」を選択する
- 「回復」をクリック
オプション選択画面の表示手順・名称は製品によって異なることがあるため、公式サイトで確認することをおすすめします。
また、回復キーは48桁の数字になっており、Windows で暗号化されたドライブのロックを自動的に解除できない場合に必要です。
回復キーは、一般的にMicrosoftアカウントへのログインで確認できます。Microsoftアカウントへのログインができず、回復キーの確認ができないときは、Microsoftに問い合わせてみましょう。
回復ドライブ作成時の注意点
回復ドライブの作成時は、いくつかの注意点があります。トラブルを防ぐためにも、回復ドライブを作成する前に注意点を把握しておきましょう。
以下では、回復ドライブ作成時の主な注意点を紹介します。
使わない外部機器は取り外す
回復ドライブを作成する際は、使わないUSBメモリや外部HDDなどの外部記憶装置を取り外しておきましょう。
外部記憶装置を挿したまま回復ドライブを作成すると、保存しているデータが消失する可能性があるため注意が必要です。
定期的にデータのバックアップを取っておく
回復ドライブを作成する際、誤ってすでにデータを保存しているUSBメモリなどに上書きしてしまうと、データが開けなくなります。また、回復ドライブでリカバリーする場合、パソコン内のデータも消失します。
そのため、データは定期的にバックアップを取っておくことが大切です。データのバックアップは、USBメモリと外付けのHDDの2つの機器にデータを保存しておくなど、重要度に応じて2つ以上の機器に保存しておくと良いでしょう。
日頃からデータのバックアップを取っておくことで、万一のときにデータが失われるリスクを回避できます。
万一、保存中のデータを回復ドライブで上書きした場合は?
すでにデータが保存されているUSBメモリやHDDを使って回復ドライブを作成すると、元のデータが上書きされて失われることがあります。
この場合、状況によってはデータを復元できる可能性があるため、専門業者に相談しましょう。
データの復旧などの専門知識が必要な作業は、ご自身で対応すると症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。
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回復ドライブの正しい知識を身につけて、万一に備えよう
Windows 10以降ではリカバリーディスクが廃止されたため、ご自身で回復ドライブを作成する必要があります。回復ドライブを利用するケースは少ないですが、万一に備えて作成しておくと良いでしょう。
また、回復ドライブの作成時は、誤ってデータが消失してしまう可能性があります。ご自身で対応が難しいトラブルに関しては、専門家のサポートを受けることがおすすめです。
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