ストレージ容量とは?
パソコンやスマホなどのデバイスで用いられる「容量」には、大きく分けると2つの意味があります。
言葉 | 意味 |
---|---|
ストレージ容量 | ・デバイス内に保存しておけるデータ容量のこと ・数値が大きいほど大量のデータを保存できる |
メモリ容量 | ・デバイスに内蔵されたコンピュータの処理性能の高さをあらわす数値 ・数値が大きいほど同時に大量のデータ処理を高速に行える |
ストレージ容量はデータを保存できる量をあらわす言葉で、引き出しの大きさや収納の広さでたとえられます。
一方、メモリ容量はデバイスに内蔵されたコンピュータの処理性能の高さをあらわします。メモリ容量が大きいほど複数の処理を同時に行えるため、作業台や机の広さでたとえられます。
パソコンやスマホのスペック表では、どちらの容量も「◯◯GB」と表記されるので混同されがちですが、両者は全くの別物なので気をつけましょう。
なお、本記事で解説するパソコンの容量は「ストレージ容量」をさします。ストレージについては、以下も併せてご覧ください。
「メモリとストレージの違いは?必要な容量の目安と増やし方もわかりやすく解説」
パソコンのストレージ容量を増設する方法
パソコンのストレージ容量を増設する方法は、大きく分けて3種類が挙げられます。
- パソコンの内蔵ストレージを増設する
- 外付けストレージ(HDD/SSD)を利用する
- NASなどのオンラインストレージを利用する
それぞれの方法について解説していきます。
パソコンの内蔵ストレージを増設する
ひとつ目の方法は、パソコンの内蔵ストレージを増設する方法です。
パソコン本体を開けて、市販品のストレージ(パーツ)を組み込む形で増設を行います。
パソコンとの相性や接続方式に合ったストレージを用意する必要があるため、一定以上の専門知識と技術が求められる方法です。
なお、内蔵ストレージの増設は、自作パソコンやBTOパソコン(Build To Order)を利用している方向けの方法です。
市販のノートパソコンなどは内蔵ストレージを増設できないケースがほとんどなので、後述する外部ストレージやオンラインストレージの活用を検討しましょう。
外付けストレージ(HDD/SSD)を利用する
2つ目の方法は、外付けストレージを利用する方法です。
内蔵ストレージが足りなくなった場合にもっとも手軽な増設方法で、市販の外付けストレージを購入して電源やケーブルを接続するだけで、外部のデバイス内にデータを保存できるようになります。
外付けストレージには、大きく分けてHDDとSSDの2種類が存在します。
種類 | 内容 |
---|---|
HDD (Hard Disk Drive) |
・高速回転する円盤に磁気でデータの読み書きを行う記憶装置の名称 ・データの読み書き速度が落ちる代わりに価格が安く、複数の外付けストレージを用意する必要がある場合などに便利 |
SSD (Solid State Drive) |
・内蔵のメモリーチップに対して電子的な方法でデータの読み書きを行う記憶装置の名称 ・データの読み書きが早い代わりに価格が高め |
HDDとSSDは、それぞれに一長一短の特徴があるため、両者の特性を理解した上で、ご自身の使い方に合った外付けストレージを選ぶのがおすすめです。
なお、どちらも基本的にはUSBケーブルで接続する必要があるため、USBの接続規格(USB3.0など)を確認する必要があります。
SDカードやUSBメモリを用いたデータ保存も外付けストレージと呼べますが、これらは構造上、長期のデータ保存には不向きとされているため、注意が必要です。
NASなどのオンラインストレージを利用する
3つ目の方法は、NASなどのオンラインストレージを利用する方法です。
NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワークでつながっている複数のデバイスでデータを共有できる記憶装置の名称です。
インターネットの接続環境さえあれば、ケーブル不要で複数のデバイスでいつでもデータを共有できます。
オンラインストレージでデバイス内のデータをオンライン上で管理しておけば、擬似的にパソコン本体の増設を行えます。
一方、初期設定や管理方法にある程度の専門知識が必要で、インターネットの通信状況によってデータの保存や読み込みに時間がかかる場合がある点には注意が必要です。
外付けストレージ(HDD/SSD)のメリット・デメリット
ここまで、パソコンの容量を増やす3つの方法について解説してきました。
本項目では、パソコン本体の内蔵ストレージと比較して、外付けストレージ(HDD/SSD)でさまざまなデータを管理するメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
パソコン本体の内蔵ストレージではなく、外付けストレージ(HDD/SSD)に保存するメリットは、以下のとおりです。
- 内蔵ストレージが足りない場合に容量を追加しやすい
- 外付けストレージごとに保存するデータを分けるなどの工夫もしやすい
- 誰でも手軽にパソコンの容量を擬似的に増やせる
- 内蔵ストレージよりもコストパフォーマンスに優れている
先述のとおり、内蔵ストレージを増設するには一定以上の専門知識と技術が必要です。
外付けストレージを活用したほうが、誰もが手軽にパソコンの容量を擬似的に増やすことができるでしょう。
デメリット
一方、外付けストレージ(HDD/SSD)にデータを保存する際のデメリットは、以下のとおりです。
- デバイスにストレージを接続する手間がかかる
- データ転送速度が遅い場合がある
- 使用中にケーブルが外れないよう配慮が必要
- 外付けストレージにバッテリーを消費される
- ソフトをインストールすると不具合の要因になる
外付けストレージを利用する際は、基本的にUSBケーブルでデバイスと外付けストレージを物理的に接続する必要があります。
ケーブルを接続する手間がかかる点に加え、外出時は荷物もかさばります。また、使用中にケーブルが外れないよう配慮も必要です。
使用するケーブルの種類やデバイスのスペックによっては、内蔵ストレージよりもデータの転送に時間がかかるケースもあります。データの読み書きに時間がかかると、その分バッテリーも消費するため、バッテリー残量に注意が必要です。
また、外付けストレージにソフトウェアをインストールすると不具合の要因になります。そのため、基本的には画像データや動画データ、テキストファイルを保存することになり、ソフトウェアは内蔵ストレージに保存することが推奨されています。
なお、外付けSSDのデメリットについては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも併せてご覧ください。
「外付けSSDのデメリットとは?HDDとの違いや選び方、故障した際の対処法を解説!」
外付けストレージの使い方
外付けストレージは、以下の手順で使用します。
- 外付けストレージを購入する
- 取扱説明書の内容に従ってUSBでデバイスと外付けストレージを接続する
- Windows 11の場合、外付けストレージを接続するとポップアップが表示される
- ポップアップを選択して、「フォルダーを開いてファイルを表示」を押す
- 外付けストレージが表示されるので、保存したいデータをコピー→貼り付けの順にクリックしてデータを保存する
外付けストレージの使用方法は簡単で、市販の外付けストレージを購入し、取扱説明書の内容に従ってUSBケーブルでデバイスと接続するだけです。
その後は画面に表示されたポップアップの内容に従って操作をすれば、誰でも簡単に外付けストレージにデータを保存できるようになります。
外付けストレージは、家電量販店やパソコンメーカー、ECサイトなどさまざまな場所で購入できます。
データの保存にかかる時間は、接続方式によって異なります。外付けストレージを購入する際は、転送速度の速い機器(USB3.0以降)を選びましょう。
なお、外付けストレージ(HDD)の使い方は、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも併せてご覧ください。
「外付けHDDの使い方は?選び方や利用時の注意点などもわかりやすく解説」
外付けストレージ使用時の注意点
外付けストレージを使用する際は、以下の注意点に気をつけましょう。
- 読み書き中に動かしたり衝撃を与えたりしない
- 純正ケーブルを使う
- USBハブを経由しない
- 取り外し時は取扱説明書の手順に従う
- デバイスが認識しない場合はフォーマットしてから利用する
外付けストレージの使用中は、絶対に動かしたり衝撃を与えたりしないように注意してください。
外付けストレージは、乱暴に扱うと物理的な障害が故障の原因となるため、丁寧に扱うことを心がけましょう。
また、外付けストレージを利用する際はUSBハブを経由しないで直接デバイスと接続し、純正のUSBケーブルを使ってデータ転送を行うようにしてください。
初回使用時に外付けストレージを接続してもデバイスが認識しない場合は、フォーマット(初期化)してから利用しましょう。なお、経年による読み取り不良でフォーマットを行う場合当然ながら中のデータが消失してしまうので注意しましょう。
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