パソコンを使用せずに放置するとどうなる?
パソコンを起動したまま放置していると、設定にもよりますがスリープモードや休止モードへ移行します。
スリープモードは低消費電力で待機する状態で、休止モードは作業中のデータをハードディスクに保存して電源を切るモードです。
上記のモードに切り替わったら、電源ボタンやキーボード操作で解除できます。
一方で、パソコンを長期間起動せずに放置すると、次の理由から故障やトラブルが起きる可能性があるので注意しましょう。
- ホコリや湿気で劣化する
- バッテリーが充電できなくなる
- OSのバージョンが古くなる
- アップデートに時間がかかる
上記を順番に解説します。
ホコリや湿気で劣化する
パソコンには熱を排出するためのスリットが設けられており、外部からホコリや湿気が入り込む可能性があります。
日常的にパソコンを使用していれば、ホコリや湿気がファンの回転によってある程度は排出されますが、長期間使用していない場合は溜まってしまうかもしれません。
ホコリや湿気は内部の電子部品を劣化させる恐れがあるため、放置しているとパソコンが起動しない、あるいは起動しても動作が重い、不安定になる可能性があります。
バッテリーが充電できなくなる
ノートパソコンの場合、長期間使用せずに放置すると、内蔵バッテリーが少しずつ放電し、過放電の状態に陥る可能性が高いです。
機種によっては過放電の状態を防ぐための保護機能があり、作動するとバッテリーの機能が停止します。
バッテリーの機能が停止すると、ノートパソコンを電源に接続しても充電されません。バッテリー駆動ができなくなるので、バッテリーパックの交換が必要です。
OSのバージョンが古くなる
パソコンのOSやセキュリティソフトは定期的にアップデートを行い、新しいバグの修正やウイルス対策が強化されています。
しかし、長期間使用していないパソコンはOSやセキュリティソフトのバージョンが古く、バグやウイルスへの対策がされていません。
バージョンが古いままインターネットに接続してファイルをダウンロードすると、脆弱性を悪用したウイルスに感染し、サイバー攻撃を受けるリスクがあります。
アップデートに時間がかかる
長期間放置していたパソコンを起動すると、未実施のアップデートファイルが大量に溜まっている可能性があります。
OSやセキュリティソフト、ドライバーなど、多くのソフトウェアやプログラムが最新バージョンへの更新を要求するため、アップデートが完了するまでの時間が長くなりがちです。
長期間放置したパソコンが起動しない場合の対処法
長期間放置していたパソコンはホコリや湿気が溜まり、バッテリーの保護機能が働き、OSのバージョンが古いなどの理由で正常に起動しない可能性があります。
そのため、パソコンが起動しない場合は次の対処法を試してみましょう。
- 内部を清掃する
- パソコンを放電させる
- パーツを交換する
上記を順番に解説します。
内部を清掃する
パソコン内部に溜まっているホコリや湿気が原因で起動しない可能性がある場合は、内部を清掃しましょう。
掃除に必要な道具は以下のとおりです。
- 除電ブラシ
- マイクロファイバークロス
- ピンセット
- エアダスター
- 掃除機またはハンドクリーナー
- 静電気防止手袋
- マスク
パソコンを掃除する手順は以下のとおりです。
- 電源を切る
- コードや周辺機器を取り外す
- 外側のホコリを掃除機で吸う
- 除電ブラシやマイクロファイバークロスで細かい部分を掃除する
- ケースを開ける
- エアダスターでホコリを吹き飛ばす
- ファンや冷却部分を清掃する
- 内部を確認してケースを閉じる
デスクトップパソコンは分解して清掃が可能なので、長期間放置していたパソコンを起動する際には掃除をしましょう。
ただし、分解できない機種の場合は、外側だけの清掃に留める必要があります。
また、バッテリーを外せないタイプのノートパソコンはACアダプターを外して、可燃性のあるエアダスターの使用は控えましょう。
パソコンを放電させる
パソコンが帯電していると、電源ボタンを押しても起動しない場合があります。帯電とは、パソコン内部に余分な電気が溜まる状態をさし、特にノートパソコンで見られる現象です。
パソコンが帯電して起動できないと考えられる場合は、次の手順を試してみましょう。
- パソコンを完全に終了する
- パソコンの電源ケーブルや周辺機器のケーブルを全て抜く
- バッテリーが外れるノートパソコンの場合はバッテリーも取り外す
- 電源ボタンを10秒~15秒長押しする
- そのままの状態で1時間以上放置する
- 電源ケーブルを接続して電源ボタンを押す
上記手順で放電しても起動しない場合は、パーツが故障している可能性があります。
パーツを交換する
パソコン内部のホコリや湿気を取り除き、放電を行っても起動しない場合は、次の主要パーツが故障している可能性が考えられます。
- マザーボード
- メモリ
- HDDやSSD
- CPUやGPU
パーツの寿命は通常3年~5年程度とされていますが、ホコリや湿気によって劣化が進むことがあります。
特に、マザーボードはパソコン全体を管理する基板で、故障すると動作が完全に停止する可能性が高いです。
そのため、長期間放置していたパソコンが起動しない場合は、パーツの交換を検討しましょう。
ただし、パーツ交換はある程度の知識と技術が必要なので、難しいと感じたらメーカーまたは修理業者に依頼すると良いです。
長期間放置したパソコンが起動した場合の対処法
長期間放置していたパソコンを掃除し、放電やパーツの交換などを行って起動するようになったら、次の対処法を実行しましょう。
- セキュリティソフトをアップデートする
- OSをアップデートする
- 大切なデータのバックアップを行う
- ドライブのチェックを実行する
上記を順番に解説します。
セキュリティソフトをアップデートする
長期間放置していたパソコンでは、セキュリティソフトのバージョンが古く、最新のウイルスに対応できない可能性があります。
古いバージョンのままだと、新たな脅威に対して十分な保護がされず、ウイルスへの感染やサイバー攻撃のリスクが高いです。
また、セキュリティソフトの有効期限が切れている可能性もあります。
長期間放置していたパソコンが起動したら、まずはセキュリティソフトの有効期限の確認やアップデートを行いましょう。
OSをアップデートする
セキュリティソフトのアップデートが終わったら、次はOSのアップデートを行います。
OSのアップデートはシステム全体のセキュリティを強化し、最新の機能や改善を適用するために欠かせません。
WindowsとMacのアップデートの手順は以下のとおりです。
OSの種類 | 手順 |
---|---|
Windows | 1. 「Start」をクリックする 2. 「Setting」をクリックする 3. 「Windows Update」をクリックする 4. 「Windows 更新プログラムの確認」をクリックする 5. 利用可能な更新プログラムをインストールする |
Mac | 1. メニューバーにある「Spotlight」から「ソフトウェアアップデート」を検索する 2. 利用可能な新しいソフトウェアが表示されたらアップデートを開始する |
なお、アップデートファイルが多い場合、再起動を繰り返す可能性があるので、アップデートが完了するまでは別の作業を行わないようにしましょう。
大切なデータのバックアップを行う
セキュリティソフトとOSのアップデートが終了したら、大切なデータのバックアップを行います。
パソコンの状態にもよりますが、長期間放置していたことで動作が不安定になっている可能性があるため、急に動かなくなる可能性を否定できません。
突然起動しなくなる場合に備えて、別のHDDやSSD、クラウドサービスに家族や友人との写真、動画、仕事の資料などを保存しておきましょう。
ドライブのチェックを実行する
長期間放置していたパソコンはパーツが劣化している可能性があるため、状態を確認するためにもドライブのエラーチェックやディスクユーティリティを実行しましょう。
WindowsとMacでドライブのチェックを行う手順は以下のとおりです。
OSの種類 | 手順 |
---|---|
Windows | 1. 「Start」を右クリックする 2. 「エクスプローラー」をクリックする 3. ナビゲーションウィンドの「PC」をクリックする 4. チェックしたいドライブを右クリックする 5. 「プロパティ」をクリックする 6. 「ツール」をクリックする 7. 「エラーチェック」の「チェック」ボタンをクリックする 8. 画面の指示に従って操作して「ドライブのスキャン」を実行する |
Mac | 1. 「アプリケーション」の「ユーティリティ」フォルダにあるディスクユーティリティを開く 2. 確認したいディスクを選択する 3. ツールバーの「情報ボタン」をクリックする |
ドライブのチェックを行って問題が確認されたら、画面の指示に従って修復を実行しましょう。
長期間放置したパソコンが故障した場合の対処法
長期間放置したパソコンが故障した場合は、再起動やシステムの復元を試してみましょう。
システムの復元とは、パソコンに問題が発生した場合にシステムを過去の正常な状態に戻すための機能です。あらかじめ作成された復元ポイントやバックアップデータまで戻ります。
システムの復元の手順は以下のとおりです。
OSの種類 | 手順 |
---|---|
Windows | 1. 「Start」を右クリックする 2. 「システム」をクリックする 3. 「関連リンク」内にある「システムの保護」をクリックする 4. 「システムの復元」をクリックする 5. 画面の指示に従って復元ポイントを選ぶ 6. システムの復元が終了するまで待つ |
Mac | 1. パソコンをmacOS復旧で起動する 2. 「復旧」ウインドウの「macOS Sonomaを再インストール」を選択する 3. 「Time Machineバックアップから転送」を選択してから、「続ける」をクリックする 4. 画面の表示に従って操作する |
上記の方法で復元する場合、Windowsでは復元ポイントを、MacではTime Machineバックアップを事前に作成しておく必要があります。
なお、再起動やシステムの復元を実行しても正常に動作しない場合は、ハードウェアが故障している可能性が高いです。
内部パーツの交換や修理で直る可能性がありますが、ご自身で行うのが難しい場合はメーカーへ修理を依頼しましょう。
「ドコモ光」にはトラブルが起きたときに備える補償がある
通信事業者によっては、パソコンでトラブルが起きたときにサポートしてもらえます。
たとえば、「ドコモ光」なら「ネットトータルサポート」を月額使用料550円(税込)で利用可能です※1※2。
パソコンやルーター、テレビ、周辺機器などの通信につながる機器のさまざまな悩みをサポートしており、月2回まで無料で訪問サポートを受けられます※3。
長期間放置していたパソコンが起動しない場合や、起動しても動作が不安定な場合でも、加入すればトラブルに対応してもらえるので、パソコンやインターネットに詳しくない方でもあんしんです。
また、「ドコモ光」は最大10Gbps※4に対応する「ドコモ光 10ギガ※5」が一部エリアで利用でき、最大1Gbps※4の「ドコモ光 1ギガ」が全国エリアで利用できます。
プロバイダの選択肢が豊富で、高速通信に対応したWi-Fiルーターを無料でレンタルできるプロバイダもあるので、快適な通信環境を構築可能です。
さらに、ドコモユーザーはインターネット回線に「ドコモ光」を選ぶと、「ドコモ」の家族全員のスマホ料金が最大1,100円(税込)の割引を※6受けられるので、家庭全体のスマホの通信費を節約できます。
「ドコモ光」はパソコンやインターネットでトラブルが起きたときに対応可能な「ネットトータルサポート」1※2があり、高速通信が利用できるため、おすすめの光回線です。
「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。
月額料金 (ドコモ光1ギガ)※7 |
(マンション) タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※8 |
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※4 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※5:最大10Gbps |
お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 「ネットトータルサポート」の初回申込みから31日間無料となります(「ドコモ光」または「ドコモ光/ahamo光」とペア回線を設定されているお客さまはドコモ光の工事完了日から無料期間が適用になります。それ以外の場合は申込日から適用となります)。
※2 ネットトータルサポートの訪問サポート・修理・データ復旧・買取は、ドコモが委託する協力会社による提供です。
※3 訪問サポート、修理、データ復旧、買取にて、基本訪問料金および機器回収料金に関して、合計月2回まで無料となります。合計月3回目以降は都度、基本訪問料金は6,600円(税込)、機器回収料金は実費請求となります。
※4 ベストエフォート値による最大通信速度
※5 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※6 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※7 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※8 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

永年最大1,100円(税込)/月割引!※
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
長期間放置したパソコンを起動する際は注意する
長期間放置したパソコンを起動する際はトラブルが起きやすいです。電源ボタンを押しても起動しない、あるいは起動しても快適に動かない可能性があります。
ホコリや湿気、帯電などが原因なら時間をかければ問題が解決するケースもありますが、パーツの故障では修理や交換が必要です。
パソコンの知識がない方は、「ドコモ光」の「ネットトータルサポート」のようなトラブルをサポートするサービスを活用すると良いでしょう。

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