二世帯住宅で通信回線を共有する場合のメリット
通信回線の共有とは、親世帯と子世帯で通信回線を分けず、住宅に通信回線が1本だけ引かれた状態です。
二世帯住宅で通信回線を共有する場合のメリットは以下のとおりです。
- 通信費を削減できる
- モデムやWi-Fiルーターなどの機器を共有できる
- 配線工事が1回で済む
共有する場合のメリットを順番に解説します。
通信費を削減できる
二世帯住宅で通信回線を別々に引くと、世帯ごとに月額料金が発生するため、通信費が倍増する可能性があります。
一方で、通信回線を共有する場合は月額料金を抑えられるので、通信費の削減が可能です。
通信費は月額制なため、削減できれば長期的な節約効果を期待できます。日々の生活費を見直したい方は二世帯住宅で通信回線を共有しましょう。
モデムやWi-Fiルーターなどの機器を共有できる
二世帯住宅で通信回線を別々にした場合、それぞれの通信回線でWi-Fiルーターを用意する必要があります。Wi-Fiルーターの代金が余分にかかり、機器を設置するためのスペースも必要です。
一方で、通信回線を共有した場合は、Wi-Fiルーターは1台で済むため、ルーターを用意する費用や手間を減らせます。
配線工事が1回で済む
光回線は固定回線なので、回線導入のために次の工事が必要です。
- 電柱から光回線を引っ張る
- 引っ張ってきた光回線を住居内に引き込む
- 光コンセントとONUを光ファイバーケーブルでつなぐ
- ONUとWi-FiルーターをLANケーブルでつなぐ
- パソコンで初期設定を完了させる
二世帯住宅で通信回線を別々に設置した場合、回線工事を2回行うことになり、工程が複雑化し、工事費が嵩みます。
一方、通信回線を共有する場合は工事が1回で済むので、導入の手間やコストが抑えられ、効率的に光回線の導入を進めることが可能です。
二世帯住宅で通信回線を共有する場合のデメリット
二世帯住宅で通信回線を共有すると、別々にした場合に比べて通信費や工事の手間を削減できることがメリットです。
一方、通信回線を共有すると次のようなデメリットが発生する可能性があります。
- 利用する人数によって通信速度が遅くなる
- 回線トラブルの影響が大きくなる
- 管理や費用の分担が難しい
上記を順番に解説します。
利用する人数によって通信速度が遅くなる
二世帯住宅で通信回線を共有する場合、インターネットを利用する人数が多くなるほど通信速度が低下する可能性があります。
たとえば、家族全員が帰宅している夕方から夜にかけて、親世帯がインターネットでドラマを見て、子世帯がビデオ通話やオンラインゲームをはじめてしまうと、混雑して通信速度が遅くなりやすいです。
二世帯住宅で通信回線を共有する場合は、ライフスタイルや使い方に合った通信事業者を選びましょう。
回線トラブルの影響が大きくなる
二世帯住宅で通信回線を共有している場合、万が一回線トラブルが発生すると、両世帯が同時にインターネットを利用できません。
たとえば、親世帯が原因で機器が故障してしまい、子どもがリモートワーク中なら、自宅で仕事ができなくなってしまう可能性があります。
リモートワークが多い仕事の場合は、通信回線を共有するリスクに注意しましょう。
管理や費用の分担が難しい
二世帯住宅の場合、通信費や公共料金の管理や分担でトラブルになるケースは少なくありません。
たとえば、電気料金なら二つの世帯の電気メーターを分けておいて、それぞれの世帯での電力使用量に応じて支払う仕組みがあります。
しかし、通信費は料金プランにもよりますが月額固定制で、どちらの世帯が多く使用したか調べるのが難しいです。
そのため、二世帯住宅で通信回線を共有する場合は、代表者を誰にするか、費用を折半するかどうかを事前に決めておきましょう。
二世帯住宅で通信回線を別々にする場合のメリット
物理的に2種類の通信回線を住宅に引く、あるいは同じ事業者の回線で2つのプロバイダと契約するなどの方法で、通信回線を別々に分けることも可能です。
二世帯住宅で通信回線を別々に2回線契約する場合のメリットは以下のとおりです。
- 通信事業者やWi-Fiルーターなどを自由に選べる
- 利用者が多くても通信速度が安定する
- 回線トラブルの影響を抑えられる
メリットを順番に解説します。
通信事業者やWi-Fiルーターなどを自由に選べる
二世帯住宅で通信回線を別々にする最大のメリットは、各世帯に合った通信事業者を選べることです。
通信事業者によって月額料金や最大通信速度、利用エリア、選べるプロバイダ、サービス内容などが異なります。
通信回線を共有する場合、親世帯と子世帯の希望をすり合わせ、場合によっては譲歩する必要があるかもしれません。
一方で、通信回線を別々にした場合、親世帯と子世帯で通信事業者やWi-Fiルーターを自由に選ぶことが可能です。
特定のプロバイダを選びたい、割引サービスを利用したい、高性能なWi-Fiルーターを利用したいなどの場合は、二世帯住宅で通信回線を分けることを検討しましょう。
利用者が多くても通信速度が安定する
通信回線は利用者が多くなると混雑してしまい、通信速度が遅くなる可能性があります。
しかし、二世帯住宅で通信回線を別々にすれば、同じ時間帯にインターネットの利用者が多くても、回線が分かれているので混雑しにくいです。
通信速度が安定しやすいため、インターネットを快適に楽しめます。
回線トラブルの影響を抑えられる
二世帯住宅で通信回線を別々にしていれば、片方で回線トラブルが起きても、もう片方は影響を受けません。
たとえば、仕事用で利用していた通信回線で通信障害が発生しても、同居している家族の回線を借りて仕事を続ける方法が可能です。
リモートワークやオンライン授業でインターネットを利用する頻度が高い家庭では、回線トラブルの影響を少なくするために、通信回線を分けることも検討しましょう。
二世帯住宅で通信回線を別々にする場合のデメリット
二世帯住宅で通信回線を別々にする場合、通信事業者を自由に選ぶことができ、回線トラブルの影響を少なくするなどのメリットが得られます。
一方で、次のようなデメリットがあるので注意しましょう。
- 月額料金やWi-Fiルーターの設置コストが増える
- 配線工事の手間が増える
- Wi-Fiルーターが2台あると干渉する
上記を順番に解説します。
月額料金やWi-Fiルーターの設置コストが増える
二世帯住宅で通信回線を別々にする場合、次の費用が増加する可能性があります。
- 通信回線の月額料金
- 通信回線の工事費
- Wi-Fiルーターの設置費
- 電気料金
通信回線の管理や費用を別々にしていても、家庭全体の支出が増加してしまうので注意が必要です。
配線工事の手間が増える
二世帯住宅で通信回線を別々にする場合の方法は以下のとおりです。
- 同一回線を2回線契約する
- 異なる事業者の回線を2つ契約する
- 同じ事業者の回線で2つのプロバイダと契約する
同一回線を2回線契約する場合と、異なる事業者の回線を2つ契約する場合では、物理的に通信回線を2本引く必要があります。
つまり、配線工事の回数が2回に増えてしまい、住宅の状況にもよりますが、配線工事の手間や作業時間が増える可能性があると覚えておきましょう。
Wi-Fiルーターが2台あると干渉する
Wi-Fiルーターとは、スマホやパソコンを無線でインターネットに接続する機器です。Wi-Fiは、同じ周波数帯の電波と干渉すると接続が悪くなる可能性があります。
二世帯住宅で通信回線と一緒にWi-Fiルーターも別々に設置しているなら、設置場所によっては電波が干渉しあい、通信速度が遅くなるトラブルが発生しやすいです。
二世帯住宅でWi-Fiルーターを複数設置する場合は、設置場所やチャンネルの設定を調整しましょう。
二世帯住宅で通信回線を共有するべき?別々にするべき?
次の表は、二世帯住宅で通信回線を共有する場合と、別々にする場合のメリットやデメリットをまとめたものです。
通信回線 | メリット | デメリット |
---|---|---|
共有する場合 | ・通信費を削減できる ・モデムやWi-Fiルーターなど機器を共有できる ・配線工事が1回で済む | ・利用する人数によっては通信速度が遅くなる ・回線トラブルの影響が大きくなる ・管理や費用の分担が難しい |
別々にする場合 | ・通信事業者やWi-Fiルーターなどを自由に選べる ・利用者が多くても通信速度が安定しやすい ・回線トラブルの影響を最小限に抑えられる | ・月額料金やWi-Fiルーターの設置コストが増える ・配線工事の手間が増える ・Wi-Fiルーターが2台あると干渉する可能性がある |
二世帯住宅で通信回線を共有するか別々にするかは、各世帯のライフスタイルや方針によって決めますが、特別な理由がないなら共有するのが一般的です。
通信回線を共有するなら安定した高速通信が期待できる光回線を、別々にするなら各世帯に合った通信事業者を選びましょう。
インターネットの2回線同時使用に関しては、以下の記事もご覧ください。
「インターネットの2回線同時使用はできる?契約するメリット・デメリットを解説」
二世帯住宅で光回線を導入するなら「ドコモ光」がおすすめ
二世帯住宅で光回線を導入するなら「ドコモ光」がおすすめです。
「ドコモ光」では、最大10Gbps※1に対応する「ドコモ光 10ギガ※2」が一部エリアで利用でき、全国エリアで最大1Gbps※1の「ドコモ光 1ギガ」が利用できます。
新たな接続方式の「IPoE」を利用できるIPv6に対応しているため利用者が多くても混雑しにくく、二世帯住宅で通信回線を共有する場合でも高速通信が可能です。
なお、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。
また、「ドコモ光」はプロバイダの選択肢が豊富で、「ドコモ」が光コラボ事業者のため同時に2つのプロバイダと契約可能です。
つまり、「ドコモ光」は二世帯住宅でも通信回線を別々にできます。
さらに、ドコモユーザーはインターネット回線に「ドコモ光」を選ぶと、ドコモの家族全員のスマホ料金が最大1,100円(税込)の割引※3を受けられるので、家庭全体のスマホの通信費の節約が可能です。
「ドコモ光」は共有する場合と別々にする場合の両方に適した通信事業者で、親世帯と子世帯がドコモユーザーなら、スマホの通信費も節約ができるためおすすめです。
「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。
月額料金 (ドコモ光1ギガ)※4 | (マンション) タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※5 | タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※1 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※2:最大10Gbps |
お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※4 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※5 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
二世帯住宅では通信回線を共有するか別々にするか事前に決めておくと良い
二世帯住宅をはじめる際には、通信回線を共有するか、別々にするか事前に決めておきましょう。
通信回線を共有する場合と別々にする場合で、それぞれメリットやデメリットがあるので、ライフスタイルや方針などに合った方を選びましょう。
「ドコモ光」は通信回線を共有する場合と、別々にする場合のどちらにも対応できます。
また、最大10Gbps※6に対応する「ドコモ光 10ギガ※7」が一部エリアで利用でき、全国エリアで最大1Gbps※6の「ドコモ光 1ギガ」が利用可能です。
二世帯住宅で通信回線を新しくしたい場合は、「ドコモ光」をご検討ください。
※6 ベストエフォート値による最大通信速度
※7 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。