5Gと6Gの違いとは?次世代移動通信技術の特徴や社会に与える影響などを解説

通信ノウハウ

移動通信技術は時代とともに進歩しており、2020年には第5世代となる5Gが登場しました。現在(2024年時点)では5Gの普及が進んでおり、5G対応のスマホを利用している方も多いのではないでしょうか。

また、すでに次世代通信技術の6Gの実用化も予定されており、2030年ごろには実用化されるといわれているため、なかには5Gとの違いや、どう進化しているかが気になっている方もいるでしょう。

本記事では、6Gの概要や5Gとの違い、6Gがもたらす社会への影響などを解説します。

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記事サマリー

6Gは5Gの次世代移動通信技術のこと

移動通信技術とは、スマホなどのデバイスが、近隣にある最も通信状態が良好な基地局と自動で接続し続けることで、移動していても途切れることなく安定した通信が可能になる技術のことです。

移動通信技術は、第1世代の1Gから第5世代の5Gまで約10年周期で世代交代が行われています。

6Gとは、2030年ごろの実用化が期待されている5Gの次世代移動通信技術のことで、「Beyond 5G」とも呼ばれています。

6Gは新たな通信インフラとして産業・社会活動の基盤となることが見込まれており、現在、世界中で実用化を競っている状況です。

6G通信が求められる背景

ビッグデータやAI技術、IoTの普及により、今後はさらなるテクノロジーの進化が予想され、技術革新がなければ情報通信ネットワークの大幅な増大が懸念されています。

このような背景のなか、日本をはじめ、世界各国で6Gの技術開発が進んでおり、2030年代の産業や社会を支えていくことが期待されています。

また、世界的に2050年カーボンニュートラル実現※1に向けた取組みが各分野で行われており、情報通信分野も例外ではありません。

通信トラフィック(一定時間にネットワーク上を流れるデータ量)は増加傾向にあり、技術革新がなければ、情報ネットワークの消費電力は将来的に激増することが予想されているため、情報通信分野での低消費電力化に向けた取組みの必要性も高まっています。

6Gは、単なる移動通信技術の進歩ではなく、社会課題や新たな産業を生み出すなどのさまざま面で期待されています。

※1 カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることです。

6Gと5Gの違い

5Gの次世代移動通信技術となる6Gは、5Gの特徴がアップグレードされているだけでなく、新たな特徴も追加されています。以下では、6Gと5Gの違いを紹介します。

通信速度

5Gは、最大通信速度10Gbpsの高速・大容量通信が特徴のひとつですが、6Gでは、5Gの10倍となる最大通信速度100Gbpsの高速・大容量通信が可能となります。

人間の脳の情報処理速度により近づくことで、単なる映像伝達ではなく、五感による体感品質の情報伝達や、雰囲気・臨場感を感じられるサービスの実現が期待されています。

たとえば、6Gを活用し、3Dホログラムの再生ができるデバイスの開発などが可能になるかもしれません。

通信遅延

6Gでは、5Gの10分の1の低遅延通信が可能になるため、よりリアルタイムでの通信が可能になります。

たとえば、リアルタイムでのAIによるリモートサービスにより、物流施設の完全自動運転化などが期待されています。

また、日常生活でも5Gより低遅延の通信が可能になることで、リアルタイムでの通信が重要になるオンラインゲームやオンライン会議などがさらに快適に利用できるでしょう。

同時接続台数

5Gの同時接続台数は、1km2(平方キロメートル)あたり100万台ですが、6Gでは10倍の数百万~1,000万台のデバイスと同時接続が可能です。

車や輸送機器、建設機器、監視カメラなどのあらゆるモノをサイバー空間と連動できるため、あんしんかつ豊かな生活が実現できます。

また、6Gの登場によって、無線通信のネットワーク自身が電波を用いてセンシングする機能を備えていくことも想定されており、誤差センチメートル以下で測定可能な機能を備えたセンサーの登場や、電波とAI技術を併用し、高精度な物体検知や物体識別、行動認知が可能になることも期待されています。

機能の数

6Gでは、5Gの特徴である「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」が進化するだけでなく、新たに以下4つの機能の実現が期待されています。

機能期待される主な内容
超安全・信頼性高セキュリティの常時確保や、ネットワークの冗長化による災害・障害からの瞬時復旧
超低消費電力デバイス比で現在の100分の1の電力消費
拡張性衛生やHAPSとのシームレスな接続により、海上や空も含めた国土を100%カバー
自律性AIを活用した最適なネットワークの構築

たとえば、6Gでは同じデバイスで5Gを利用する場合と比較して100万分の1の消費電力を目指しており、地球環境問題に配慮した持続可能な社会の実現に大きく貢献することが期待されています。

また、拡張性では、海上や空を含めた国土の100%をカバーするだけでなく、宇宙もカバーすることを目指しており、新たな産業を生み出す可能性を秘めています。

6G通信が社会に与える影響・目指す世界

イメージ

6Gでは、5Gの特徴が進化するだけでなく、新たな機能が追加されることも期待されていますが、実際にどのような影響があるのか気になる方も多いでしょう。

以下では、6Gの登場により、社会に与える影響や期待できることを紹介します。

社会課題の解決につながる

6Gは、地球環境問題などの世界規模の課題解決だけでなく、日本が抱える社会課題の解決にも期待されています。

たとえば、医療分野では地域医療格差や災害医療などに課題があります。6Gの登場によって、高精細な3D内視鏡映像や、ロボット制御の大容量データをリアルタイムで送れる遠隔ロボットの社会実装が期待されています。

実現すれば、ロボットを使った遠隔手術などがさらに身近なものになり、救命率の向上や医療レベルの向上などが期待できます。

医師の少ない地域でも首都圏の医師がロボットを操作し、遠隔で治療できるようになるため、医療格差の解決にもつながるでしょう。

日常生活がより豊かになる

6Gの超高速・大容量通信によって、五感を使って体験できるサービスの提供が期待されています。

たとえば、メガネ型デバイスのように身につけることが可能な製品が登場するかもしれません。

さらに、このようなウェアラブル製品の登場によって、複数ユーザー間でリアルタイムでの情報共有が可能になり、仮想空間上での共同作業などが可能になる可能性もあります。

また、3Dホログラムの再生が実現できるデバイスの開発も検討されており、3Dホログラムを活用した通信サービスや視聴サービスの登場に期待できます。

新たな産業の創出が期待できる

6Gはリアルタイムでの通信が可能なだけでなく、陸、海、空のほかに宇宙の通信もカバーすることが期待されています。

AIを活用してドローンによる配達や宇宙旅行、海中旅行など、未来的なユースケースへの対応も期待できるため、今までになかった新たな産業分野が登場し、雇用の創出につながる可能性もあります。

最新の通信技術を導入して生活を豊かにしよう

6Gの登場は社会に大きなメリットをもたらすことが期待されていますが、6Gはまだ開発段階のため、実用化までは時間がかかります。

現在、最新の通信技術は5Gとなっており、5Gはスマホだけでなく、ホームルーターやモバイルルーターでも使われています。

このような5G対応ルーターを導入することで、快適にインターネットを利用できるようになるため、ネット環境に不満がある方は、最新の移動通信技術を導入して生活を豊かにしてみてはいかがでしょうか。

5Gのインターネットサービスなら「home 5G」がおすすめ

5G通信でインターネットを利用したい方には、「ドコモ」の「home 5G」がおすすめです。「home 5G」は、5G対応ホームルーターを利用したインターネットサービスとなっており、工事不要ですぐにインターネット環境が整います※1。

専用ホームルーターは5G高速通信対応※2かつWi-Fi 6に対応※3しています。同時接続台数(Wi-Fi接続時64台、有線LAN2台)も多いため、家族全員のスマホやパソコン、スマート家電などの接続も可能です。

また、月々サポートにより、毎月のプラン料金から割引を受けられるため、コストを抑えながら快適にインターネットを楽しめます。

月額料金home 5Gプラン:4,950円(税込)
機種代71,280円(税込)
初期費用契約事務手数料3,850円(税込)
(オンラインショップは無料)
契約期間定期契約なし
データ容量無制限※4
購入先ドコモオンラインショップ
ドコモショップ
量販店

※1 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※2 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※3 Wi-Fi 6を使うには、Wi-Fi 6対応のクライアントが必要です。
※4 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。

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5Gの次世代規格となる6Gの知識を深めておこう

6Gは、5Gの次世代移動通信技術のことです。

5Gが登場した当時は、高速通信や低遅延、同時接続台数の多さが話題になりましたが、6Gでは5Gの3つの特徴がさらに向上するだけでなく、超安全・信頼性、超低消費電力、拡張性、自律性の4つの要素が追加される見込みです。

6Gの登場によって、今までより通信環境が大幅に向上し、社会課題の解決や日常生活の向上、新たな産業の創出など、さまざまなことが期待されています。

また、最新の通信技術を日常生活に取り入れることで、より豊かな生活が送れるようになります。現在、普及が進んでいるのは5Gのため、ネット環境に不満がある方は、5G通信の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

「ドコモ」の「home 5G」は、5G対応ホームルーターを利用したインターネットサービスです。同時接続台数が多く、Wi-Fi 6にも対応しているため、快適なインターネット環境を整えられます。

5G通信でインターネットを楽しみたい方は、この機会にぜひ「home 5G」をご検討ください。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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