子どものインターネット利用を制限する方法は?おすすめフィルタリングサービスも紹介

通信ノウハウ

子どもにスマホを持たせたものの、インターネットの利用に制限をかけるべきか迷っている保護者も多いのではないでしょうか。

インターネットは勉強にも使える反面、危険な情報や個人情報が流出するリスクもあり、トラブルを起こす原因にもなりかねません。

本記事では子どものインターネット利用を制限する方法や、制限すると決めた保護者向けのフィルタリングサービスの内容を解説します。

インターネットのリスクから子どもを守りたいと考えている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

子どものインターネット利用で制限できることとは?

子どものインターネット利用で制限できることは、主に以下の4つです。

  • 閲覧できるサイトの制限
  • インストールできるアプリの制限
  • スマホを操作できる時間の制限
  • 課金の上限額の設定

たとえば、アダルトサイトの閲覧禁止やSNSアプリをインストールできない設定が可能です。

子どものインターネット利用の制限は、子どもの安全のために機能を限定するものだと覚えておきましょう。

子どものインターネット利用を制限しないときのリスク

子どものインターネット利用を制限しないときのリスクは以下の4つです。

  • 有害情報に触れやすい
  • SNSでトラブルに巻き込まれる
  • 個人情報の流出
  • スマホ依存症になる

有害情報に触れやすい

子どもがインターネットを利用すると、有害情報に触れてしまうリスクが考えられます。

インターネット上には子どもが見るには危険な情報があふれており、成長に悪影響をおよぼす可能性も考えられます。

たとえば、暴力的なコンテンツや性的なコンテンツは、子どもに見せたくない保護者も多いでしょう。

インターネット利用を制限しないと、有害なコンテンツに子どもが触れてしまうかもしれません。

SNSでトラブルに巻き込まれる

SNSでは、投稿内容や返信コメントでトラブルになる可能性があります。

SNSでのやり取りは保護者では監視できないことが多く、見知らぬ人物と仲良くなり、事件に巻き込まれるかもしれません。

たとえば、SNSに投稿した写真から学校や自宅を特定されてしまい、脅迫行為を受けることもあります。ほかにも、SNSが原因でいじめに発展する可能性も考えられます。

個人情報の流出

子どもが制限なくインターネットを使えると、個人情報が流出するリスクがあります。

SNSや掲示板サイトでは、個人情報を記載してしまうと、発信した情報がすぐに広まる可能性があります。

個人情報の重要性を理解しきれていない子どもたちの間では、住所や学校名を不特定多数に発信してしまうかもしれません。

スマホ依存症になる

子どものスマホの利用をある程度制限しないと、スマホ依存症になるリスクがあります。

インターネット上にはさまざまなコンテンツがあるため、いつの間にか使用時間が長くなりがちです。

自制心が育ちきっていない子どものうちは、勉強よりもスマホの操作を優先してしまうことも考えられます。いつの間にかスマホ依存症になると、勉強や学校生活に支障をきたすこともあるでしょう。

子どものインターネット利用を制限する方法

子どものインターネット利用を制限する方法は以下の4つです。

  • OSやデバイスの機能を使う
  • 専用アプリをインストールする
  • 通信キャリアのサービスを利用する
  • 子どもと相談してルールを決める

それぞれの方法を詳しく解説します。

OSやデバイスの機能を使う

iPhoneやAndroidに搭載されている機能を使って子どものインターネット利用を制限できます。

たとえば、アプリの利用時間の制限、ダウンロードできるアプリの制限や位置情報の確認などがあります。これによって、ゲームアプリの利用は1日1時間までとすることも可能です。

使用しているスマホによって制限できる内容が異なるため、事前に確認しておきましょう。

なお、OSやデバイスの機能では、子どもの年齢に合わせて設定内容を変更できます。子どもの成長に合わせて調整できるため、使いやすいと感じる方も多いでしょう。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

専用アプリをインストールする

App StoreやGoogle Playで公開されているフィルタリングアプリを使って、インターネット利用を制限できます。

インストールするアプリによって制限できる内容が異なりますが、以下の制限ができることが多いです。

  • スマホの利用状況の確認
  • 有害サイトの閲覧制限
  • ゲームアプリのプレイ時間の制限

OSに搭載されているフィルタリング機能よりも細かい設定ができることも多いため、ご自身で制限を決めたい際におすすめです。

通信キャリアのサービスを利用する

契約しているキャリアが提供しているフィルタリングサービスを使って、子どものインターネット利用を制限できます。

たとえば、「ドコモ」では出会い系サイトへのアクセス制限や、保護者が個別にアクセスを許可するサイトを設定できるサービスがあります。

契約しているキャリアによって設定できる内容が異なるため、事前に確認しておきましょう。

子どもと相談してルールを決める

子どもと相談してお互いに納得できるルールを決めることも大切です。

保護者が一方的にフィルタリングサービスを導入すると、子どもが反発して家族仲が悪化するかもしれません。

インターネットを制限したい理由を伝えることで、子どもが受け入れてくれる可能性も高まります。

また、子どもにルールを決めさせることで、自主性や規律性を育てることにもつながります。

ただし、子どもがルールを破ってしまう可能性もあるため、ルールを破ったときどうするのかを決めておく方が良いでしょう。

スマホで子どものインターネット利用を制限する設定方法

スマホで子どものインターネットやアプリの利用を制限する設定方法を、以下の2つに分けて解説します。

  • iPhoneの場合
  • Androidの場合

お使いのスマホによって設定方法は異なるため、ご自身がお使いのスマホの手順をご覧ください。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

iPhoneの場合

iPhoneでは、スクリーンタイムを使って子どものインターネット利用を制限できます。

スクリーンタイムでインターネット利用を制限する設定手順は以下のとおりです。

  1. 設定アプリを開く
  2. スクリーンタイムをタップする
  3. 「ファミリー」で子どもの名前をタップする
  4. 画面の手順に従って年齢に応じたコンテンツとプライバシーの制限設定を行い完了

スクリーンタイムの設定は、iPhoneの設定アプリから簡単に行えるため、一度確認しておきましょう。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

Androidの場合

Androidでは「Google Play ストア」と「ファミリー リンク」の2つで子どものインターネット利用の制限、子どもの現在位置の把握ができます。

それぞれの設定方法は以下のとおりです。

制限する方法手順
Google Play ストアで設定する方法1. Google Play Storeを開く
2. 右上のプロフィールをタップする
3. 設定内のファミリーをタップする
4. 保護者による使用制限をタップする
5. 保護者による使用制限をONにする
6. 子どもが知らないPINを作成する
7. 制限するコンテンツの種類を選ぶ
アクセス制限の方法を選んで完了
ファミリー リンクで利用時間の上限を設定する方法1. 保護者のデバイスでファミリー リンクアプリを起動する
2. 子どものデバイスを選ぶ
3. 画面下部の中央にある管理アイコンを選ぶ
4. 1日の利用上限の設定を選ぶ
5. 利用時間の上限を設定して完了
ファミリー リンクでアプリの許可・ブロックを設定する方法1. 保護者のデバイスでファミリー リンクアプリを起動する
2. 子どものデバイスを選ぶ
3. 管理内のアプリの利用制限を選ぶ
4. 許可またはブロックするアプリを選ぶ
5. ブロックアイコンをタップする
6. 完了をタップする
ファミリー リンクで子どもの現在地を確認する設定方法1. 保護者のデバイスでファミリーリンクアプリを起動する
2. 位置情報を選ぶ
3. 設定を選ぶ
4. 子どものデバイスを選ぶ
5. 「ONにする」を選んで完了

ファミリー リンクでインターネット利用を制限する場合、制限する内容によって手順が異なるため注意しましょう。

子どものインターネット利用を制限する際の注意点

イメージ

子どものインターネット利用を制限する際の注意点は以下の3つです。

  • 制限が強すぎると子どもが反発する可能性がある
  • インターネットを使えるメリットが活かせない
  • 子どもが制限を回避していたちごっこになることがある

注意点をひとつずつ解説します。

制限が強すぎると子どもが反発する可能性がある

子どものインターネット利用を制限しすぎると、子どもが反発する可能性があります。また、反発するだけでなく、制限されたコンテンツに対する興味が増すこともあります。

そのため、インターネット利用を制限する際は、事前に子どもと会話して確認と了解を得てから制限しましょう。

インターネットを使えるメリットが活かせない

子どものインターネット利用の制限が強い場合、インターネットのメリットが活かせないことがあります。

インターネットには便利なサービスが多数あり、効率よく情報収集ができるメリットがあります。

しかし、インターネット利用を制限すると、こうしたメリットを活かせなくなるかもしれません。

子どもが制限を回避していたちごっこになることがある

子どものインターネット利用を制限しても、いつの間にか解除されてしまうことがあります。

解除の方法がわかってしまうと、再設定してもすぐに解除されるため、制限と解除を繰り返す状況に陥ってしまう可能性があります。

単に制限を強化するだけでなく、なぜ制限が必要なのか、子どもと話し合い、理解を深めることが大切です。

「ドコモ」のあんしんウェブフィルターは簡単に有害サイトへのアクセスを制限できる

子どものインターネット利用を制限する際には、「ドコモ」のあんしんウェブフィルターの利用がおすすめです。

「ドコモ」のあんしんウェブフィルターは、無料のフィルタリングサービスで、以下の有害サイトへのアクセスを制限できます※1。

  • 不法
  • 主張
  • 出会い
  • グロテスク
  • セキュリティ
  • ギャンブル
  • コミュニケーション
  • 成人嗜好
  • オカルト

上記に加えてあんしんウェブフィルターカスタマイズに追加お申込みすると、保護者が個別にアクセス可能なサイトを設定できます。

※1 ネットスター株式会社より提供されたURLデータベースに登録されているURL情報に基づきサイトへのアクセスを制限するものであり、サイトの内容を個別に確認しアクセスを制限するものではありません。また全ての有害サイトを適切に制限することを保証するものではありません。

フィルタリングを見直すなら「ahamo」への乗り換えがおすすめ

子どものインターネット利用を見直すならドコモのオンライン手続きプラン「ahamo」への乗り換えがおすすめです。

「ahamo」は月額2,970円(税込) ※2で30GBのデータが利用可能で、「ドコモ」のあんしんウェブフィルターを無料で利用できます。また、5分以内の通話は、オプションなしで何度でも無料です※3。

あんしんして子どもにスマホを持たせられる機能が豊富なため、子どものインターネット利用を制限したい方は、「ahamo」を検討してみてはいかがでしょうか。

「ahamo」について詳細はこちら

※2 機種代金が別途かかります。
※3 5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。
「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。

子どものインターネット利用を適切に制限しよう

子どもが制限なくインターネットを利用すると、有害情報に触れやすい、SNSでトラブルに巻き込まれる、個人情報の流出、スマホ依存症になるリスクがあります。

事前に子どものインターネット利用を制限して、リスクを最小限に抑えることが大切です。子どもと会話して納得した上で、インターネット利用を制限したスマホを持たせましょう。

また、保護者の方も子どものお手本となるよう心がけて、家族でスマホを使わない時間を設定することもおすすめです。

いずれにしても、子どもの成長に合わせて、適切にインターネットの利用を制限し、正しいインターネットの使い方を家族みんなで学んでいくと良いでしょう。

「ahamo」について詳細はこちら

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