WEPとWPAの違いは?今すぐ確認したいWi-Fiのセキュリティ設定も解説

通信ノウハウ

Wi-Fiはインターネットを利用する上で欠かせない存在となっていますが、セキュリティ面に不安を感じたことはありませんか?

「WEP(ウェップ)」と「WPA(ダブリュピーエイ)」はWi-Fiのセキュリティ規格であり、「WEP」は脆弱性があるため、現在使用している方は「WPA」への移行が推奨されています。

本記事では、WEPとWPAの違いやWEPの脆弱性、Wi-Fiのセキュリティ設定の確認方法を紹介します。

安全にインターネットを利用するために、デバイスのセキュリティ設定を見直してみましょう。

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記事サマリー

WEPとは?

WEP(Wired Equivalent Privacy)は、1999年に導入された初期のWi-Fi暗号化プロトコルです。無線通信のセキュリティを強化するためにデータを暗号化する技術で、64ビットまたは128ビットの暗号化キーを使用して通信を保護します。

導入当時は画期的な技術とされていましたが、WEPはセキュリティに欠陥が見つかり、現在は使用が推奨されていません。

安全性の観点から、WPAやWPA2、WPA3などのより強力な暗号化方式への移行が推奨されています。

WEPとWPAの違い

WEPとWPAは、両者ともにWi-Fi通信を保護するための暗号化方式ですが、セキュリティ強度・暗号方式・暗号化キーの管理方式などに違いがあります。

以下に、WEPとWPAの主な違いをまとめました。

WEP WPA WPA2 WPA3
導入時期 1999年 2003年 2004年 2018年
暗号化方式 RC4 TKIP AES AES・CNSA
暗号キーの長さ 40ビット 128ビット 128ビット 128ビット 192ビット
暗号化キーの管理 静的 動的 (定期的に変更) 動的 (定期的に変更) 動的 (定期的に変更)
セキュリティ強度 中程度

WEPは古い暗号方式でセキュリティ強度が低く、比較的容易に解読されるリスクがあります。一方、WPAはより強力なセキュリティ対策が施されており、現在のインターネット環境に適した暗号化方式といえるでしょう。

セキュリティリスクを最小限に抑えるためには、WEPからWPAへの移行が不可欠です。さらに、より強固なWPA2やWPA3への更新も推奨されています。

なお、WPA2とWPA3の違いについては、以下の記事もあわせてご覧ください。

「WPA2とWPA3はどっちが良い?違いやWPA3を利用するメリット・注意点を紹介」

WEPの問題点と使用を控えるべき理由

WEPの問題点のひとつが、固定された暗号キーを使用していることで、一度解読されると長期間にわたってセキュリティが守られていない状態になる点です。

また、WEPは24ビットの短い初期化ベクトル(IV)を使用しています。初期化ベクトル(Initialization Vector)とは、暗号化アルゴリズムに使用される乱数値であり、短いために再利用されるリスクがあります。

さらに、WEPの暗号化キーはわずか5文字の半角英数字と短いため、セキュリティが脆弱です。たとえば、数字のみのWEPキーを使用している場合、わずかな時間で簡単に解読されることがあります。

上記の理由から、WEPを利用し続けることはデータの盗聴やネットワーク侵入などの危険性があり、使用を控える必要があります。

【デバイス別】Wi-Fiセキュリティ設定の確認方法

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Wi-Fiセキュリティの重要性を理解したら、次はデバイスの設定を確認する必要があります。

WEPを使用していると、個人情報の漏えいやネットワークへの不正侵入などさまざまなリスクがあるため、より安全な規格への変更が不可欠です。

以下では、パソコンとスマホのWi-Fiセキュリティ設定の確認方法を紹介します。

パソコンの場合

まずは、WindowsとMacのそれぞれの確認方法を解説していきます。適切な手順で現在の設定を確認し、必要に応じて変更しましょう。

Windows

WindowsでのWi-Fiセキュリティ設定の確認は、以下の手順で行います。

  1. タスクバーのWi-Fiアイコンをクリック
  2. 使用中のWi-Fiネットワークを選択
  3. 「プロパティ」を選択
  4. 「セキュリティ」タブを選択
  5. 「セキュリティの種類」に記載されている暗号化方式(WEP・WPA・WPA2・WPA3)を確認

Mac

MacのWi-Fiセキュリティ設定の確認方法は、以下のとおりです。

  1. Appleメニューから「システム環境設定」を選択
  2. 「ネットワーク」を選択
  3. 左側のリストからWi-Fiを選択
  4. 使用中のWi-Fiネットワークを選択
  5. 「詳細」を選択
  6. ネットワークの隣に表示されている暗号化方式を確認

スマホの場合

iPhoneとAndroidのWi-Fiセキュリティ設定の確認方法を紹介します。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

iPhone

iPhoneでのWi-Fiセキュリティ設定は、以下の手順で確認できます。

  1. 「設定」アプリを起動
  2. 「Wi-Fi」を選択
  3. 設定を確認したいネットワークに鍵マークが付いているかをチェック

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

Android

AndroidのWi-Fiセキュリティ設定の確認は、以下のステップで行います。

  1. 「設定」アプリを起動
  2. 「Wi-Fi」を選択
  3. セキュリティ設定を確認したいルーターの詳細情報をチェック

安全にインターネットを使用するなら「ドコモ光」がおすすめ

高速で安全なWi-Fi環境を実現するなら「ドコモ光」がおすすめです。

「ドコモ光」には「ドコモ光 10ギガ※1」と「ドコモ光 1ギガ」の2つのプランがあり、インターネットの利用状況に合わせて選択していただけます。

「ドコモ光」の「ネットワークセキュリティ」サービス(月額385円(税込))は、コンピューターウイルス、スパイウェア、ネット詐欺などの脅威からパソコン(Windows・Mac)を保護するサービスです。

さらに、通信につながる機器※2のサポートが受けられる「ネットトータルサポート※3」(月額550円(税込))では、オペレーターによる電話でのサポートや、必要に応じて訪問サポートなどを行っています。

また「ドコモ光」はIPoE方式のIPv6に対応しており、セキュリティを確保しつつ、快適なインターネット環境を実現しやすくなります。IPv6は、Internet Protocol Version 6の略称で、従来のIPv4に代わるインターネットプロトコルです。

なお、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。

スマホとまとめて契約すると料金が割引になる「ドコモ光セット割※4」や、新規ご契約の方に「新規工事費無料※5」などのさまざまな特典もご用意しています。

「ドコモ光」の料金やお申込み方法は、以下のとおりです。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※6
(マンション)
タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※7
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間 なし または 2年定期契約
最大通信速度※8 ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※1:最大10Gbps
お申込み方法 ①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※2 通信につながる機器とは、パソコン、パソコン周辺機器、テレビ、ルーターなど、ドコモが別途指定する機器をいいます。
※3 ネットトータルサポートの訪問サポート・修理・データ復旧・買取は、ドコモが委託する協力会社による提供です。
※4 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※5 新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。
※6 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※7 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※8 ベストエフォート値による最大通信速度

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WEPとWPAの違いを理解しWi-Fiの安全性を確保しよう

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WEPとWPAは、セキュリティ強度・暗号方式・暗号化キーの管理方式などに違いがあります。

Wi-Fiの安全性を高めるためには、WEPの使用を控え、より安全なWPA・WPA2・WPA3への移行が推奨されます。上記の新しいプロトコルを利用すると、データの盗聴や不正アクセスなどのリスクの低減が可能です。

まずはデバイスのWi-Fiセキュリティ設定を確認し、ルーターがWPA・WPA2・WPA3に対応していない場合は、アップグレードを検討しましょう。

「ドコモ光」はWPA・WPA2・WPA3に対応したルーターをレンタルできる場合があります。

さらに設定や移行に不安がある場合には「ネットトータルサポート※9」を利用すると、専門スタッフによるサポートが受けられます。

安全性を確保しつつ、安定したインターネット環境を実現するなら、「ドコモ光」の利用をぜひご検討ください。

※9 ネットトータルサポートの訪問サポート・修理・データ復旧・買取は、ドコモが委託する協力会社による提供です。

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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