通信帯域とは
通信帯域とは、通信に使う電波や電気信号の周波数の範囲のことで、周波数の幅のことを帯域幅と呼びます。
通信は車と道路にたとえられ、データは車、帯域幅は道路をイメージするとわかりやすいです。
たとえば、道路(帯域幅)が狭い場合、多くの車(データ)が通過すると渋滞しますが、車線が多く道幅が広い道路では、同じ量の車が通過しても渋滞が生じにくくなります。
つまり、帯域幅が広い場合は、同時に扱えるデータ量が増えるため、データの送受信にかかる時間が短くなり、通信速度が速くなるということです。
なお、帯域幅が広い接続環境をブロードバンド、帯域幅が狭い接続環境をナローバンドと呼び、光回線やCATV回線はブロードバンド回線です。
通信帯域と通信速度の違い
通信帯域と通信速度の意味は、厳密に言うと異なります。
- 通信速度は、通信のスピードのこと
- 通信帯域は、周波数の範囲のこと
ただし、帯域幅が広い場合は扱えるデータ量が増えるため、通信速度が速くなり、帯域幅が狭い場合は扱えるデータ量が少なくなるため、通信速度が遅くなります。
このように、帯域幅と通信速度には深い関係があるため、インターネットの世界では通信帯域と通信速度は同じ意味として考えられることが多いです。
通信帯域の確認方法
通信帯域(通信速度)は、ご自身で確認できます。契約中のプロバイダに回線の最大通信速度を確認しても良いですが、おすすめは回線速度を測定できるツールを利用する方法です。
代表的なツールには、Google「インターネット速度テスト」があります。Googleの検索ウィンドウに「インターネット速度テスト」と入力するだけで表示され、誰でも使えるため、手軽に利用できて便利です。
そのほか、以下のような外部の回線速度測定サイトを利用するのも良いでしょう。
通信帯域幅が原因で通信が遅いときの対処法
通信帯域幅が原因でインターネットの通信速度が遅いときは、以下の対処法で改善できる可能性があります。
- LANケーブルを交換する
- IPoE IPv6通信を利用する
- 最新のルーターを利用する
- インターネット回線を見直す
それぞれ解説します。
LANケーブルを交換する
LANケーブルを利用して有線接続をしている場合、LANケーブルを交換することで通信速度が改善する可能性があります。
LANケーブルの種類は豊富にありますが、大きく7つのカテゴリに分けられており、最大通信速度と伝送帯域が異なります。
たとえば、「カテゴリ 5e」と「カテゴリ 6」のLANケーブルの場合、最大通信速度は同じ1Gbpsですが、伝送帯域は100MHzと250MHz です。伝送帯域が広いカテゴリ 6のLANケーブルのほうが通信の混雑を避けられるため、通信が速くなります。
LANケーブルはどれも同じように見えますが、性能が異なるため、インターネットの利用環境に合わせて最適なLANケーブルを選ぶことが大切です。
なお、一般家庭で光回線を使う場合は、カテゴリ 5e以上のLANケーブルがおすすめです。ただし、LANケーブルは、一般的に性能が高くなるほど価格も高くなるため、コストと性能を考慮して選びましょう。
IPoE IPv6通信を利用する
IPv6は、IPv4の後継となる次世代のインターネット・プロトコルのことです。IPv4では、PPPoE方式でインターネットに接続しますが、IPv6であれば新しい通信方式のIPoE方式でインターネットに接続できます。
PPPoE方式とIPoE方式による通信の違いは、以下のとおりです。
- PPPoE方式:網終端装置を経由する際に通信帯域幅が狭くなり、混雑が生じる
- IPoE方式:網終端装置を経由しないため、回線の混雑を避けられる
IPoE方式ではPPPoE方式のボトルネックを解消できるため、通信が安定し、結果的に通信速度が速くなります。
なお、IPoE IPv6通信を利用するには、 プロバイダがIPv6通信に対応していることや、使用中のデバイスがIPv6アドレスに対応していることなど、環境を整える必要があります。
IPoE IPv6通信について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
「IPoEとは?メリットやPPPoEとの違い、IPv6やIPv4との関係を解説」
最新のルーターを利用する
Wi-Fiでインターネットに接続する方は、最新のWi-Fiルーターに買替えるのも手段のひとつです。Wi-Fiには規格があり、周波数帯が異なります。
たとえば、Wi-Fi 5の後継規格となるWi-Fi 6では、2.4GHz帯と5GHz帯が利用でき、Wi-Fi 6に対応するルーターの多くは、周波数帯の切り替えが可能です。
周波数帯を切り替えることで通信の混雑を避けられるため、通信速度が改善される可能性があります。
また、6GHz帯が使用できるWi-Fi 6Eに対応したルーターも登場しています。Wi-Fi 6Eで利用できる 6GHz帯は、新たに開放された周波数帯のため、ほかの電波の干渉を受けにくく、快適にWi-Fiを利用できます。
ただし、各Wi-Fiを利用するには、ルーターだけでなく、デバイスも対応していなければならないので注意しましょう。
インターネット回線を見直す
慢性的に通信速度が遅い場合や現在の通信速度に不満がある場合は、インターネット回線に問題がある可能性も考えられるため、回線の見直しを検討するのも良いでしょう。
近年、一般家庭で利用する固定回線は光回線が主流です。光回線は、通信速度と通信の安定性に優れているため、快適なインターネット環境を整えることができます。
インターネット回線は光回線の「ドコモ光」がおすすめ
「ドコモ光」は、最大通信速度1Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」と最大通信速度10Gbps※1の「ドコモ光 10ギガ※2」があるため、利用環境に合わせて最適なプランを選択できます。
たとえば、オンライン会議やオンラインゲームなどの大容量コンテンツを頻繁に利用する方であれば、「ドコモ光 10ギガ」がおすすめです。
また、選択可能なプロバイダは複数あり、多くのプロバイダがIPv6※3に対応しています。 プロバイダによっては高性能ルーターをレンタルできる場合もあり、このようなプロバイダを選べばWi-Fiルーターの購入費用を抑えることが可能です。
月額料金 (ドコモ光1ギガ)※4 |
(マンション) タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※5 |
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※1 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※2:最大10Gbps |
お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3 IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。
※4 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※5 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

永年最大1,100円(税込)/月割引!※
・無料相談をする
※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
通信帯域は通信速度と同義になることを覚えておこう
通信帯域は、通信に使う電波や電気信号の周波数の範囲のことですが、帯域幅が広いほど扱えるデータ量が多くなり、通信速度に影響するため、一般的に通信速度と同じ意味で使われることが多いです。
通信が遅いときは、LANケーブルの交換やIPoE IPv6通信を利用するなど、いくつかの対処法があるため、状況に応じて最適な方法で改善を試みてください。
また、現在の通信速度に不満がある場合は、インターネット回線の見直しを検討するのも手段のひとつです。
「ドコモ光」は、最大通信速度が異なる2つのプランから選択でき、多くのプロバイダがIPv6に対応しています。
快適なインターネット環境を整えたい方は、この機会に「ドコモ光」をご検討ください。

永年最大1,100円(税込)/月割引!※
・無料相談をする
※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

