Wi-Fiの電波の特性
Wi-Fiは、電波でデータの送受信を行う無線通信技術のことです。そのため、電波の特性を理解しておくと、Wi-Fiが弱いときの対処もしやすくなります。
Wi-Fiの電波の特性は以下のとおりです。
- Wi-Fiルーターを中心に球状に広がる
- ルーターから離れるほど弱くなる
- 金属に反射する
Wi-Fiの電波は、Wi-Fiルーターを中心に球状に広がっており、Wi-Fiルーターからの距離が遠くなるほど電波も弱くなります。
また、Wi-Fiに限らず、電波は紙や木、ガラスを通り抜けますが、金属には反射する性質があり、反射を繰り返すと電波が徐々に弱くなります。
アルミを使ってWi-Fiの電波を強くする方法
Wi-Fiの電波は、Wi-Fiルーターを中心に球状に広がり、金属に反射する性質があるため、この性質をうまく利用すればアルミを使ってWi-Fiを強くすることが可能です。
具体的には、Wi-Fiを飛ばしたい方向と反対側にアルミで作った反射板を設置します。反射板によって電波を反射させることで、反射板の逆方向に飛ぶWi-Fiの電波が強くなる可能性があります。
これは、Wi-Fiルーターに備わっているビームフォーミングと同様の原理です。ビームフォーミングとは、Wi-Fiルーターがデバイスの位置を自動で判断し、電波を最適に届ける機能です。
アルミで作った反射板を設置することで、ビームフォーミングと同様の働きが期待できます。
ただし、反射板はある程度のサイズが必要になるため、作成の手間がかかります。また、電波が必ず強くなるわけではないため、労力に見合った効果を得られない可能性もあります。
アルミをアンテナに巻くのは逆効果
Wi-Fiルーターのアンテナにアルミを巻き、アンテナを長くすれば電波が強くなると考える方もいるかもしれませんが、逆効果になってしまうので注意しましょう。
電波は金属に反射するため、アルミでアンテナを巻いてしまうと、電波を遮断しているのと同じです。そのため、電波が弱くなることはあっても、強くなることはありません。
Wi-Fiの電波が弱いときに試したい対処法
アルミを使ってWi-Fiを強くできる可能性はありますが、反射板を作る手間がありますし、必ず効果を得られるわけでもありません。
そのため、Wi-Fiの電波が弱いときは、そもそもの原因を把握し、改善することが大切です。以下では、Wi-Fiの電波が弱いときにご自身でもできる対処法を紹介します。
Wi-Fiルーターの設置場所を変える
Wi-Fiの電波が弱いときは、Wi-Fiルーターの設置場所を変えることで通信状況を改善できる可能性があります。
以下の場所は、Wi-Fiルーターの設置場所として好ましくないため、該当する場合はWi-Fiルーターを移動してみましょう。
- 障害物が多い
- 水槽や花瓶などの近く
- 家電(電子レンジなど)の近く
- 金属製の棚
なお、Wi-Fiルーターの理想的な設置場所は、家の中心かつ床から1~2mの高さです。Wi-Fiルーターの設置場所を移動するときは、できるだけ理想の設置場所に近い環境を整えることがおすすめです。
周波数帯を切り替える
Wi-Fiは、主に2.4GHzと5GHzの周波数帯が使われており、Wi-Fiルーターによっては、周波数帯を切り替えられる場合があります。
周波数帯 | 特徴 |
---|---|
2.4GHz | ・電波の届く範囲が広い ・障害物に強い ・電波干渉を受けやすい |
5GHz | ・電波干渉を受けにくい ・電波の届く範囲が短い ・障害物に弱い |
Wi-Fiの利用環境に合わせてWi-Fiルーターの周波数帯を切り替えることで、通信状態が改善する可能性があります。
たとえば、2.4GHzは電子レンジやBluetooth®などでも使われている周波数帯のため、電波の影響を受けやすいです。そのため、電波干渉が疑われる場合は、5GHzに切り替えます。
一方、5GHzは、Wi-Fiルーターと比較的近い距離でデバイスと接続する場合に有効ですが、離れた場所では電波が弱くなる傾向があります。そのため、Wi-Fiルーターとデバイスの距離が遠い場合は、2.4GHzに切り替えてみましょう。
中継器やメッシュWi-Fiの導入を検討する
Wi-Fiの電波が弱いときは、中継器やメッシュWi-Fiの導入も検討しましょう。
方法 | 特徴 |
---|---|
中継器 | Wi-Fiルーター(親機)の電波を中継する機器のこと |
メッシュWi-F | メインルーターと複数のサテライトルーター(子機)を使って、網目状のネットワークを構築する技術のこと |
メッシュWi-Fiは、サテライトルーターがメインルーターの分身となるため、常にメインルーターの近くでWi-Fiを利用する状態を作ることが可能です。そのため、中継器より通信が安定する傾向があります。
ただし、費用が高額になる傾向があるため、予算を考慮して導入を検討すると良いでしょう。
高性能ルーターに買替える
同じWi-Fiルーターを長期間使っている方は、Wi-Fiルーターの買替えを検討するのもおすすめです。近年は高性能ルーターも多数登場しており、Wi-Fiルーターを買替えるだけで快適なWi-Fi環境を整えられる可能性があります。
Wi-Fiルーターを買替えるときは、以下の機能を確認しましょう。
機能 | 特徴 |
---|---|
バンドステアリング | 2.4GHzと5GHzのつながりやすい周波数を自動で切り替えてくれる機能 |
ビームフォーミング | Wi-Fiルーターがデバイスの位置を自動で判断し、電波を最適に届けてくれる機能 |
MU-MIMO | アンテナの数を増やすことで複数のデバイスが同時に電波を受信できるようにし、通信速度の低下を防ぐ機能 |
通信速度はインターネット回線が大切
Wi-Fiの電波が弱いときがあるかもしれませんが、そもそも電波と通信速度は別のものです。そのため、Wi-Fiの電波が強くなったからといって、通信速度が速くなるわけではありません。
通信速度は大本となるインターネット回線が大切なため、現在の通信速度に不満がある場合は、インターネット回線の見直しも視野に入れましょう。
インターネット回線を見直すのであれば、通信速度と通信の安定性に優れた光回線がおすすめです。
光回線は最大通信速度1Gbpsが多く、光回線で利用される光ファイバーは外部の電波の影響を受けないため、安定した通信が可能です。
「ドコモ光」なら高性能ルーターをレンタルできるプロバイダも
「ドコモ光」は、高速通信かつ通信の安定性も高い光回線です。最大通信速度1Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」と最大通信速度10Gbps※1の「ドコモ光 10ギガ※2」の2つのプランから選択できるため、最適なインターネット環境が整います。
また、プロバイダは複数社から選択可能で、プロバイダによっては高性能ルーターの無料レンタルサービスを提供している場合もあります。
最新のWi-Fi規格に対応しており、ビームフォーミングやMU-MIMOなどの機能も搭載されているため、Wi-Fi利用時もストレスなくインターネットを楽しめるでしょう。
月額料金 (ドコモ光1ギガ)※3 |
(マンション) タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建) タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金 (ドコモ光10ギガ)※4 |
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込) タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※1 | ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※2:最大10Gbps |
お申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能) |
※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※4 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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アルミを使ってWi-Fiの電波を強くできる可能性がある
Wi-Fiの電波が弱いときは、アルミを使って電波を強くする方法があります。ただし、必ず電波が強くなるわけではないため、そもそもの原因の改善が大切です。
記事内で紹介した対処法はご自身でもできるため、まずはできることから取り組んでみましょう。
なお、Wi-Fiの電波状況と通信速度は別のものであるため、通信速度が気になる場合は、インターネット回線の見直しを検討するのもおすすめです。
「ドコモ光」は、通信速度が速く、安定性にも優れた光回線です。プロバイダによっては高性能ルーターをレンタルできる場合もあります。
快適なインターネット環境を整えたい方は、この機会に「ドコモ光」をご検討ください。

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※ 「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
※ 「Bluetooth」は、Bluetooth SIG,Inc.の登録商標であり、株式会社NTTドコモはライセンスを受けて使用しております。

