ブロードバンドとは? Wi-Fiとの違いや回線の種類と選び方を解説

通信ノウハウ

インターネット関連の用語としてよく見聞きする言葉のひとつに「ブロードバンド」がありますが、「ブロードバンドって何?」「Wi-Fiと何が違うの?」などの疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。

インターネットを利用するのであれば、ブロードバンドのことを理解しておくことが大切です。

本記事ではブロードバンドの概要やWi-Fiとの違い、ブロードバンドの種類などを紹介します。

インターネット環境を整えたい方は、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

ブロードバンドとは?

ブロードバンドとは、「Broad(広い)」と「Band(帯域)」を組み合わせた言葉で、直訳は「広帯域」です。

通信帯域が広い場合、一度に多くのデータの送受信が可能なため、通信速度が速くなります。そのため、ブロードバンドは、一般的に高速または超高速インターネット回線の総称として用いられます。

通信帯域とデータの関係は、道路と車の関係を考えるとわかりやすいです。たとえば、1車線のみの狭い道路(通信帯域)と3車線の広い道路の場合、3車線の道路のほうが一度に多くの車(データ)が通過できます。

つまり、通信帯域を広くするほど多くのデータを送受信できることになり、混雑も回避できるということです。

ブロードバンドには、光回線やケーブルテレビ回線(CATV回線)のような固定回線のほか、3G以降の携帯電話の回線なども含まれ、現在のインターネット回線はブロードバンドが主流です。

総務省「令和5年通信利用動向調査の結果(概要)」によると、インターネットを利用している世帯のうち、93.2%がブロードバンドを利用しています。

以下では、現在の主流となるブロードバンドの主な特徴を紹介します。

高速通信による利便性の向上

過去にはダイヤルアップ接続が主流でしたが、ブロードバンドはダイヤルアップ接続に比べて通信速度が格段に速いため、インターネットの利便性が向上します。

たとえば、従来では音楽や動画を視聴する際、一度ダウンロードしてからデバイスに保存する必要がありましたが、ブロードバンドが普及した現在では、音楽や動画をダウンロードしながら視聴できるストリーミング再生が主流です。

このように、ブロードバンドの普及によって、インターネットを利用する幅広いコンテンツを快適に楽しめるようになりました。

インターネットの接続作業が不要

ダイヤルアップ接続では、インターネットを利用する際にその都度接続する必要がありましたが、ブロードバンドは常時接続のため、インターネットの接続作業が不要です。そのため、使いたいときにいつでも簡単にインターネットを楽しめます。

定額料金制で気軽にインターネットを楽しめる

ダイヤルアップ接続の時代は、使用した分だけ料金が発生する従量課金制が主流でしたが、ブロードバンドの普及に伴い、現在では毎月固定の料金となる定額料金制に転換されています。

ブロードバンドでは高額な料金を請求される心配がなくなり、誰でも気軽にインターネットを楽しむことが可能です。

ブロードバンドとWi-Fiやルーターとの違い

インターネットに関する用語として、Wi-Fiやルーターもよく見聞きするのではないでしょうか。インターネットを利用するのであれば、関連用語の意味を理解しておくことも大切です。

以下では、ブロードバンドとWi-Fiやルーターとの違いを紹介します。

Wi-Fiとの違い

Wi-Fiとは、無線通信でデータの送受信を行う通信技術のことで、業界団体の「Wi-Fi Alliance」によって第4世代の無線通信規格から定められた名称です。

ブロードバンドはインターネット回線のことをさしますが、Wi-Fiは無線通信規格のことをさします。そのため、インターネットの利用にはブロードバンドが必要ですが、Wi-Fiはなくても問題ありません。

ただし、Wi-Fiには以下のようなメリットがあるため、より快適にインターネットを利用するのであれば、Wi-Fi環境を整えるほうが良いでしょう。

  • インターネットに接続できる範囲が広くなる
  • スマホ代の節約につながる

Wi-Fiを利用すればケーブル不要でインターネットへの接続が可能になるため、ONU(モデム)から離れた場所でもデバイスでインターネットを楽しめます。

また、自宅にWi-Fi環境が整っていれば、スマホのデータ通信量を使わずにインターネットを利用できるため、スマホ代の節約にもつながります。

なお、Wi-Fiは新しい規格ほど最大通信速度が速くなり、ブロードバンドを利用するならWi-Fi 5以上の利用がおすすめです。

通信規格 最大通信速度
Wi-Fi 6 9.6Gbps
Wi-Fi 5 6.9Gbps
Wi-Fi 4 600Mbps

ルーターとの違い

ルーターとは、複数のデバイスをインターネットに接続するための機器です。

通常、ひとつのインターネット回線に接続できるのは1台のデバイスのみですが、ルーターにはデータを正しい宛先に届ける役割があり、複数のデバイスで同時にインターネットを利用できます。

Wi-Fiと同様に、ルーターがなくてもインターネットの接続自体は可能ですが、複数台のデバイスで同時にインターネットを利用するにはルーターが必要です。

ルーターの主な種類は以下のとおりです。

  • 無線LANルーター(Wi-Fiルーター)
  • 有線LANルーター
  • ホームルーター
  • モバイルルーター

なお、Wi-Fiを利用するには、Wi-Fi機能が備わったルーターが必要です。

ブロードバンド(固定回線)の種類

イメージ

自宅で利用する固定系ブロードバンドの種類は、「光回線」「ケーブルテレビ回線(CATV回線)」「ADSL」の3種類です。

ただし、ADSLは2025年にサービスが完全に終了となり、2024年時点では新規の受付も行っていません。そのため、将来的には光回線とCATV回線のどちらかになります。

以下では、光回線とCATV回線の概要やメリット・デメリットを紹介します。

光回線のメリット・デメリット

光回線は、光ファイバーを利用した固定回線です。光回線では、光の屈折を利用してデータの送受信を行います。光回線のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット デメリット
・通信速度が速い
・通信の安定性に優れている
・上りと下りの速度が同じ
・コストが高くなる傾向がある

光回線は、最大通信速度1Gbpsが多く、事業者によっては10Gbpsの光回線を提供していることもあります。

また、光ファイバーは外部からの電波の影響を受けず、基地局から離れた場所でも通信が安定します。上りと下りの速度も同じため、データの送受信がスムーズに行えることも大きなメリットでしょう。

一方、デメリットは、CATV回線に比べてコストが高くなる傾向があることです。

ケーブルテレビ回線(CATV回線)のメリット・デメリット

CATV回線は、ケーブルテレビ事業者が提供するテレビ回線の一部を利用したインターネット回線です。CATV回線のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット デメリット
・ケーブルテレビ放送とインターネット回線の両方を利用できる
・光回線に比べてコストが低い傾向がある
・光回線より通信速度、安定性が劣る傾向がある

CATV回線は、ケーブルテレビ放送を楽しみながらインターネット環境を整えられることが大きなメリットです。

また、CATV回線ではケーブルテレビとインターネット回線のセット契約で割引を受けられる場合が多く、光回線に比べてコストを抑えられる傾向があります。

一方、CATV回線のデメリットは、メインのサービスがケーブルテレビ放送となるため、光回線より通信速度、安定性が劣る傾向があることです。

ブロードバンドの選び方

ブロードバンドを提供する事業者は複数あるため、お申込みの際に迷ってしまう方もいるでしょう。以下では、ブロードバンドを選ぶときのポイントを紹介します。

最大通信速度

人によってインターネットの利用目的は異なるため、用途に合わせた通信速度の回線を選ぶことが大切です。

たとえば、光回線の場合、事業者によっては最大通信速度10Gbpsの超高速通信が可能な回線を提供していることがあるため、動画やオンラインゲームなどの大容量コンテンツをよく利用する方であれば、このような回線を選ぶと良いでしょう。

最大通信速度がいくつか用意されている事業者であれば、用途に応じた最適な回線を選べるためおすすめです。

利用にかかる費用

ブロードバンドは定額料金制のため、毎月一定の利用料金がかかります。事業者によって月額料金は異なるため、数社を比較しておくと良いでしょう。

また、光回線やCATV回線の導入には、宅内に回線を引き込むための工事が必要なため、初期費用もかかります。そのため、事業者を選ぶときは月額料金だけでなく、初期費用も考慮することが大切です。

事業者によっては工事料が無料になる特典がある場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。

スマホとのセット割の有無

事業者によっては、インターネット回線とスマホとの契約で、スマホ料金の割引を受けられるセット割を提供していることがあります。

家族内で同じ通信会社を利用している場合、大幅にスマホ代を節約できる可能性があるため、ブロードバンドを利用するのであれば、スマホとのセット割の有無も確認しておくと良いでしょう。

ブロードバンドなら光回線の「ドコモ光」がおすすめ

「ドコモ光」は、ブロードバンドでも主流となる光回線です。「ドコモ光 1ギガ」と「ドコモ光 10ギガ※1」の最大通信速度が異なる2つのプランから利用環境に応じた最適なプランを選択できます。

また、選択可能なプロバイダは複数あり、なかには高性能のWi-Fiルーターをレンタルできる場合もあります。このようなプロバイダを選べばWi-Fiルーターの購入費用を抑えられるでしょう。

さらに、対象プランをご契約中のドコモユーザーは、「ドコモ」のスマホとのセット契約で、毎月のスマホ代から永年1,100円(税込)が割引される「ドコモ光 セット割」が適用されます※2。

新規の方であれば通常工事料が無料※3になる特典もあるため、費用を抑えながらインターネット環境を整えることが可能です。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※4
(マンション)
タイプA・C:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA・C:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※5
タイプA・C:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間 なし または 2年定期契約
最大通信速度※6 ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※1:最大10Gbps
お申込み方法 ①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※2 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※3 新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。 特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。
※4 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※5 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※6 ベストエフォート値による最大通信速度

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

ブロードバンドで快適なインターネット環境を整えよう

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ブロードバンドは、高速または超高速のインターネット回線の総称です。固定回線のブロードバンドは、光回線とCATV回線の2種類があり、それぞれ特徴が異なるため、事前にメリットとデメリットを把握した上で導入を検討しましょう。

また、ブロードバンド回線を選ぶときは、最大通信速度や費用、セット割りの有無を考慮することがおすすめです。

「ドコモ光」は、ブロードバンドの主流となる光回線で、異なる最大通信速度のプランから利用環境に合わせた最適なプランを選択できます。

スマホとのセット割や新規の方であれば通常工事料が無料※2になる特典もあるため、費用を抑えながらインターネット環境を整えることが可能です。

快適なインターネット環境を整えたい方は、この機会に「ドコモ光」をご検討ください。

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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