海外旅行でのスマホの設定方法は?高額請求を避けるためのポイントを紹介

通信ノウハウ

海外旅行でのスマホの設定方法について気になっている方もいるのではないでしょうか。

海外旅行では、データローミング(契約中の携帯電話会社による通信)を利用するときも、利用しないときも、それぞれ適切な設定方法があります。

設定によってはデータローミングによる高額請求のリスクも少なからずあり、データローミングや設定に関する基本知識はぜひ押さえておきたいところです。

本記事では、海外旅行でのスマホの設定方法、高額請求を避けるためのポイント、海外旅行でスマホを使うための3つの通信手段などを紹介します。

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記事サマリー

海外旅行で「データローミング」がONだと高額請求の可能性がある

海外旅行中のスマホの通信で高額請求になる可能性があるのが、「データローミング」です。

データローミングは、日本で契約している携帯電話会社を介して、海外で現地の事業者のネットワークを利用してインターネットに接続できるサービスのことです。

データローミングは従量課金になるところもあり、料金の仕組みや通信の利用状況によっては高額請求になるケースも少なからずあり、注意が必要となります。

データローミングはスマホ本体の設定からOFFにできます。データローミングを利用しない場合は、データローミングをOFFに設定しておきましょう。

データローミングも含めた、各ケースでのスマホの設定方法を次項で詳しく紹介します。

なお、データローミングについては、下記の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

データローミングとは?基本的な仕組みや海外で使うための設定方法を解説

海外旅行でのスマホの使い方にあわせた設定方法

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海外旅行の際は、必要な設定のみをONにするなど適切な設定をすることで、高額請求などのリスクを軽減できます。

以下の4つのケースの設定方法について詳しく紹介していきます。

  • 海外旅行で「Wi-Fi」だけ使うときのスマホの設定方法
  • 海外旅行で「通話」だけ使うときのスマホの設定方法
  • 海外旅行で「データローミング」で通信するときの設定方法
  • カメラや時計だけを使うときの設定方法

海外旅行で「Wi-Fi」だけ使うときのスマホの設定方法

海外旅行で「Wi-Fi」だけを使うときは、データローミング、モバイルデータ通信をOFF、Wi-FiをONに設定しておきましょう。設定の手順はそれぞれ次のとおりです。

設定項目 設定の手順
データローミングをOFF iPhone:「設定」>「モバイル通信」の順に進み、設定する回線(SIM)を選択後、「データローミング」をOFFにする
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に進み、設定する回線(SIM)の歯車のマークを選択後、「ローミング」をOFFにする
モバイルデータ通信をOFF iPhone:「設定」>「モバイル通信」の順に進み、「モバイルデータ通信」をOFFにする
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に進み、設定する回線(SIM)の歯車のマークを選択後、「モバイルデータ」をOFFにする
Wi-FiをON iPhone:「設定」>「Wi-Fi」から「Wi-Fi」をONにする
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」から「Wi-Fi」をONにする

データローミング、モバイルデータ通信をOFFにすることで、データローミングや通話が利用できなくなり、通信料・通話料の発生が避けられます。

データローミングは特に変更していなければOFFになっていることが多いですが、念のためOFFになっていることを確認しておきましょう。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。 iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。 ※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

海外旅行で「通話・SMS」だけ使うときのスマホの設定方法

海外旅行で「通話・SMS」だけ使うときは、モバイルデータ通信をON、データローミング・Wi-FiはOFFを設定しておきましょう。設定の手順はそれぞれ次のとおりです。

設定項目 設定の手順
データローミングをOFF iPhone:「設定」>「モバイル通信」の順に進み、設定する回線(SIM)を選択後、「データローミング」をOFFにする
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に進み、設定する回線(SIM)の歯車のマークを選択後、「ローミング」をOFFにする
モバイルデータ通信をON iPhone:「設定」>「モバイル通信」の順に進み、「モバイルデータ通信」をONにする
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に進み、設定する回線(SIM)の歯車のマークを選択後、「モバイルデータ」をONにする
Wi-FiをOFF iPhone:「設定」>「Wi-Fi」から「Wi-Fi」をOFFにする
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」から「Wi-Fi」をOFFにする

データローミングをOFFにした場合でも、モバイルデータ通信がONであれば、通話・SMSが利用できます。

上記は通話・SMSのみ利用する場合の設定ですが、プラスしてWi-Fiを利用したい場合は、「Wi-Fi」の設定をONにしましょう。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。 iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。 ※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

海外旅行で「データローミング」で通信するときの設定方法

海外旅行で「データローミング」で通信するときは、現地に着いたときに、データローミングとモバイルデータ通信をONに設定しましょう。設定の手順はそれぞれ次のとおりです。

設定項目 設定の手順
データローミングをON iPhone:「設定」>「モバイル通信」の順に進み、設定する回線(SIM)を選択後、「データローミング」をONにする
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に進み、設定する回線(SIM)の歯車のマークを選択後、「ローミング」をONにする
モバイルデータ通信をON iPhone:「設定」>「モバイル通信」の順に進み、「モバイルデータ通信」をONにする
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に進み、設定する回線(SIM)の歯車のマークを選択後、「モバイルデータ」をONにする

また、帰国後は万が一料金が発生することがないように、「データローミング」をOFFに戻しておきましょう。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。 iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。 ※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

カメラや時計だけを使うときの設定方法

通信を利用する予定がなく、カメラや時計だけを使う場合は、機内モードをONに設定しておきましょう。機内モードは、「設定」を開き、機内モードの項目からONにできます。

機内モードをONにすることで、ワイヤレスの接続を一括して遮断することが可能です。

ただし、特にiPhoneの場合、機内モードがONのときもWi-Fiや Bluetooth🄬は個別にONに切り替えができます。

たとえば、前回機内モードをONにしたときに、Wi-FiをONにしていた場合は、その設定が引き継がれるので注意してください。

もちろん機内モードを使わずに、データローミング、モバイルデータ通信、Wi-Fi、Bluetooth🄬をひとつずつOFFにすることでも、通信を遮断できます。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。 iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。 ※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

海外旅行でスマホを使うための3つの通信手段

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海外旅行でスマホを使う方法としては、データローミングのほかに、海外Wi-Fiレンタルや海外SIMを利用する方法もあります。

海外旅行でスマホを使うときの主な通信手段は、以下の3つです。

  • データローミング
  • 海外Wi-Fiレンタル
  • 海外SIM

それぞれの特徴を以下で見ていきましょう。

データローミング

データローミングは、冒頭で紹介のとおり高額請求に注意が必要ですが、各キャリアで定額サービスの提供があり、海外での通信方法としては定番の方法のひとつです。

たとえば、「ドコモ」では「世界そのままギガ」の提供があり、通常プランの場合、24時間980円の定額で対象の国・地域でのデータローミングが利用できます。

特に海外Wi-Fiレンタルなどと比較すると、荷物を増やすことなく、いつものスマホで通信ができるのがメリットとなります。

海外Wi-Fiレンタル

海外で利用できるWi-Fiルーターをレンタルして現地で通信をする方法もあります。

海外Wi-Fiレンタルは、通常オンラインで申込み後、空港カウンターや郵送で受け取りをして、Wi-Fiルーターなどの機器一式をレンタルします。

パソコンやタブレットにも通信をシェアしやすいのがメリットです。1カ国での料金プランのほか、サービスによっては複数カ国を周遊する人向けのプランもあります。

海外SIM

海外で使えるプリペイド式のSIMカード(海外SIM)を購入する方法もあります。

手持ちのスマホには多くの場合、契約中の携帯電話会社のSIMカードがセットされています。SIMカードは、契約中の回線を利用するために必須になるものです。

海外で利用できる海外SIMを購入して、海外旅行中はSIMカードを挿し替えることで、海外でも通信が利用できます。スマホによっては、今使っているSIMカードをセットしたまま、2枚目を追加できる機種もあります。

海外SIMは、通販サイト、現地の空港や携帯ショップなどで購入が可能です。プリペイド式の買い切りで利用でき、荷物も増えないところが海外SIMの魅力となります。

「ahamo」なら海外旅行のデータローミングが30GBまでそのまま使える!

海外旅行での通信手段を探しているなら、「ahamo」のデータローミングがおすすめです。

「ahamo」では、追加料金なしでデータローミングが利用可能です。月額2,970円(税込)※1の料金内で、海外でもいつものスマホを使えます※2※3※4。

データローミングは海外91の国・地域で利用でき、日本人の渡航先約98%※5をカバーしています。料金プランの基本情報は以下のとおりです。

データ容量 30GB
基本料金 2,970円(税込)
海外データ通信 30GBまで無料
通話(日本国内の場合) 5分以内なら無料※超過後 22円/30秒(税込)
テザリング 無料

「ahamo」では、日本国内での通話は5分以内なら何度でも無料です※6。日常的な短い通話は無料通話でカバーできます。また、国内・海外問わずテザリングが無料で利用でき、パソコンやタブレットへの通信をシェアして使うことも可能です。

海外旅行にあわせてスマホの契約を見直したい方や、海外旅行に向けてデータローミング用の回線を追加しておきたい方は、ぜひ「ahamo」を検討してみてはいかがでしょうか。

※1 料金には別途機種代金が必要となります
※2 大盛りオプションをご契約の場合でも、海外でのテザリングは30GBまでとなります。
※3 15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
※4 SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
※5 当社の海外データ利用者の2019年度実績より算出
※6 5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。

「ahamo」について詳細はこちら

海外旅行での設定方法を理解してあんしんして海外でもスマホを使おう

海外旅行では、スマホの使い方にあわせた設定に変更しておきましょう。スマホの使い方ごとの設定方法はあらためて以下のとおりです。

スマホの使い方 スマホの設定
海外旅行で「Wi-Fi」だけ使うとき ・データローミングとモバイルデータ通信をOFF
・Wi-FiをON
海外旅行で「通話」だけ使うとき ・データローミングはOFFとWi-FiをOFF
・モバイルデータ通信をON
海外旅行で「データローミング」で通信するとき ・データローミングをON
・モバイルデータ通信をON
カメラや時計だけを使うとき ・機内モードをONにする

データローミングを使用しないときは、設定をOFFにしておくことで高額請求の可能性が避けられます。ぜひ海外旅行でのスマホの設定方法を知って、あんしんして旅行を楽しみましょう。

「ahamo」について詳細はこちら

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
※「Bluetooth」は、Bluetooth SIG,Inc.の登録商標であり、株式会社NTTドコモはライセンスを受けて使用しております。

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