個人情報漏洩対策の必要性
はじめに、個人情報漏洩対策の必要性について解説します。
不正アクセスなどによる個人情報漏洩が発生すると、ご自身の情報のみならず、家族や知人、会社関係者などの情報漏洩につながる可能性があります。
インターネット上に流出した情報は完全な削除がほぼ不可能なため、適切に保護することは個人のみならず、企業や組織にとっての社会的義務です。
企業が個人情報を漏洩させてしまうと、個人情報保護法違反で最大1億円の罰金が科されるなど、重い刑罰に問われる可能性もあります。
さらに、企業による情報漏洩は社会的信頼の喪失にもつながり、顧客や取引先を失うなどの大きな損失につながるケースも起こり得ます。
個人間においては個人情報保護法の適用こそされないものの、相手が被害を被ったり信頼関係が崩れたりする可能性があります。
このように、個人情報の漏洩はご自身のみの被害に留まりません。情報漏洩を未然に防ぎながら、万一の際には被害を最小限に抑えるためにも、事前・事後の情報漏洩対策の必要性は極めて高いとされています。
個人情報漏洩が起きる原因
個人情報漏洩が起きる原因は、主に以下の3つが挙げられます。
- サイバー攻撃(他者による不正アクセス)
- 不正(内部関係者による情報の持ち出しや盗難)
- ヒューマンエラー(紛失、誤廃棄など)
東京商工リサーチの調査によると、2023年の上場企業とその子会社が公表した個人情報漏洩・紛失事故は175件あり、漏洩した個人情報は4,090万8,718人分で、前年度の約593万件から約7倍にも増加しました。
原因別に見ると、ウイルス感染や不正アクセスが過半数を占め、次いで誤表示・誤送信などのヒューマンエラー、不正持出しや盗難、紛失・誤廃棄の順となります。
特に、ランサムウェアによる被害が多発しており、サイバー攻撃による被害が増加傾向にあります。
情報漏洩の媒体別にみると、社内システム・サーバーが最多の割合を占め、次いでパソコンや書類・紙媒体の紛失などが原因となっています。
また、パソコン本体の紛失に加え、メール利用時の誤送信が原因による情報漏洩も多く、メール送信時のccやbccの初歩的な誤用も多いとのことです。
※出典:株式会社東京商工リサーチ「2023年の「個人情報漏えい・紛失事故」が年間最多 件数175件、流出・紛失情報も最多の4,090万人分」
個人情報漏洩の予防策
個人情報漏洩を防ぐには、次のような予防策を講じる必要があります。
- メールの誤送信や添付ファイルのミスの可能性を考慮してメールに個人情報を記載しない
- 個人情報が記載されたものを放置しない
- セキュリティ対策ソフトを導入する
- IDとパスワードの使い回しを避ける
- パソコンやスマホのソフトウェアアップデートを定期的に行う
- 安全確認の取れていないWebサイト上で個人情報を入力しない
個人情報漏洩の予防策として、個人情報が記載されたメモや書類を放置しないこと、メール送信時は個人情報を記載しないことを徹底しましょう。
また、インターネットでのショッピングやオンラインバンキングの利用時など、個人情報を入力する際は、そのWebサイトで安全確認が取れているかを確認してください。
具体的には、個人情報の入力ページのURL欄に鍵マークが表示されていれば、常時SSL化(暗号化)されているため、個人情報漏洩の対策が施されている安全なWebサイトと考えられます。
銀行や証券会社を装った迷惑メールが多数見つかっているため、メールに記載されたURLと公式サイトのURL(ドメイン)が同一であるかを確認する癖を身につけることも大切です。
英数字や記号、大文字・小文字を組み合わせて複雑なパスワードを設定し、複数のWebサイトで同一のIDやパスワードを使い回さないようにすることも心がけましょう。
個人情報漏洩発生時の対応
個人情報の漏洩が発覚した場合は、速やかに情報漏洩への対策を講じる必要があります。
具体的には、以下のような対処法が挙げられます。
- IDやパスワードの変更
- 迷惑メール設定の見直し
- クレジットカードの利用停止
- アカウントの乗っ取り被害に遭った場合は個別に家族や知人に連絡する
それぞれの対処法を解説するので、万一の事態に備えて確認しておきましょう。
IDやパスワードの変更
個人情報の漏洩は、IDやパスワードの流出から発生する可能性が考えられます。
特に、複数のWebサイトで同一のIDやパスワードを使い回している方も少なくないため、個人情報の漏洩が発生した際は、速やかにIDやパスワードの変更を行いましょう。
独立行政法人「情報処理推進機構」では、使い回しを回避しながら不正ログインを防ぐのに効果的なパスワードの作り方を公開しています。
不正ログイン防止に役立つ効果的なパスワードの作り方
- コアパスワードの作成
- サービスごとに異なるパスワードの作成
コアパスワードとは、ご自身の趣味や興味のある内容から決めた短いフレーズを基に、任意の変換ルールを設定したパスワードのことです。
たとえば、旅行が趣味の方は「ryokougasyumi(13文字)」というフレーズを基に、一部を大文字にしたり数字に置き換えたり、記号を追記するなどして覚えやすくも複雑なパスワードを作成します。
コアパスワードが作成できたら、パスワードを設定するサービス名称やURLの一部を「識別子」としてコアパスワードの前後どちらかに組み込む形でパスワードを設定します。
上記の例に倣うと、「ABCトラベル」というサービスでパスワードを設定する場合、「abcryoKOUgaSUki」などのような形でパスワードを設定すれば、複雑で強力ながらも覚えやすいパスワードを作成可能です。
※出典:独立行政法人情報処理推進機構「不正ログイン被害の原因となるパスワードの使い回しはNG」
迷惑メール設定の見直し
個人情報の漏洩が発覚した際は、迷惑メール設定の見直しを行いましょう。
一見すると公式のダイレクトメール(DM)のように見えても、記載のURL先を確認すると、銀行や証券会社を装ったフィッシング詐欺とわかるケースもあります。
迷惑メールの設定を見直し、怪しいメールを自動的にブロックしてセキュリティの強化を心がけましょう。
迷惑メールフィルターは、携帯電話事業者やインターネットサービスプロバイダ(ISP)が提供しています。
複雑で推測されにくいメールアドレスに変更するのも、迷惑メールを防ぐための効果的な手段です。
クレジットカードの利用停止
フィッシング詐欺や不正アクセスにより、クレジットカードの情報が流出した可能性があるときは、即座にクレジットカードを利用停止し、再発行の手続きを行いましょう。
また、流出後しばらくの間は、クレジットカードの不正利用がないか、明細の小まめなチェックが大切です。
万一、クレジットカードの不正利用による請求が来た場合は、条件を満たせば補償が適用されるため、クレジットカード会社の相談窓口までお問い合わせください。
アカウントの乗っ取り被害に遭った場合は個別に家族や知人に連絡する
不正アクセスによりSNSや連絡ツールのアカウントが乗っ取られた場合、連絡先に登録している家族や知人に対して、犯人があなたになりすまして金銭の要求や悪質なWebサイトへのリンクを送信する可能性があります。
なりすまし被害に遭わないためにも、アカウントが乗っ取られた事実を早急に家族や知人に連絡し、二次被害の防止に努めましょう。
また、一度乗っ取られたアカウントを取り戻すことは極めて困難です。
アカウントを作成し直した際は、二段階認証やSMS認証など、ログイン時のセキュリティ対策を徹底してください。
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個人情報漏洩には事前対策が必要不可欠
個人情報漏洩には、以下の予防策で事前の対策を講じることが必要不可欠です。
- メールの誤送信や添付ファイルのミスの可能性を考慮してメールに個人情報を記載しない
- 個人情報が記載されたものを放置しない
- セキュリティ対策ソフトを導入する
- IDとパスワードの使い回しを避ける
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