パソコンのシステムバックアップとは?保存できる機器を設定の手順とともに解説

通信ノウハウ

パソコンには、文書ファイルや写真をはじめ、複数の大切なデータが保存されています。パソコンに何らかのトラブルが起こった場合、復旧に役立つ仕組みが「システムバックアップ」です。

システムバックアップを行ったことがない方は、「どのような手順で行えば良いのだろう」「データバックアップとどう違うのか」など、不安や疑問を感じるかもしれません。

本記事では、システムバックアップの概要やデータバックアップとの違いを解説します。システムバックアップを保存する機器の例や手順も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

パソコンのシステムバックアップとは

パソコンのシステムバックアップとは、OSなどのシステムを含むドライブをまとめてバックアップする方法です。

システムバックアップでは、OSや設定、データやアプリケーションなどをシステムイメージとしてバックアップします。そのため、「イメージバックアップ」とも呼ばれます。

システムバックアップを取っておくと、災害やシステム障害などでパソコンが起動できなくなった場合に、アプリケーションや設定を含めてパソコン環境を復元できます。

復元までの時間を最小限に抑え、リスクに備えたいときにおすすめのバックアップです。

システムバックアップとデータバックアップの違い

バックアップには、システムバックアップとデータバックアップの2種類があります。

1つ目のデータバックアップは、文書ファイルやメール、写真などのデータを個別にバックアップする方法です。

フルバックアップや差分バックアップなど、保存する対象によりいくつかの種類があり、保存したいデータに応じたバックアップが可能です。

2つ目のデータバックアップを行うと、バックアップを取った個別のデータの復元が可能ですが、システムや設定などの復元はできません。

トラブル後の復旧までにかかる手間や労力を考えると、システムバックアップはメリットのある選択です。

システムバックアップを保存できる機器の例

イメージ

システムバックアップをするためには、データを保存する機器が必要です。

代表的な保存先には、次の3つが挙げられます。

  • 外付けハードディスク(HDD)やSSD
  • 光学ディスク
  • クラウドストレージ

各保存先の特徴を解説します。

外付けハードディスク(HDD)やSSD

外付けハードディスク(HDD)は、USBケーブルなどで接続する外付けのハードディスクです。接続方法が比較的簡単で初心者でも使いやすく、1TBなど大容量化が進んでいることから、データの保存先として広く利用されています。

SSD(Solid State Drive)は、HDDと同様にUSBケーブルなどでパソコンと接続できる記憶媒体です。HDDと比べるとサイズが小さく、高速な読み書きができる特徴を持っています。

HDDとSSDは大容量のデータの保存ができるため、バックアップの代表的な保存先です。

ただし、各機器の購入が必要であり、光学ディスクと比較すると高額な側面があります。

光学ディスク

光学ディスクは、レーザーで記録面にデータを保存するディスクの総称で、CDやDVD、ブルーレイディスクなどがあります。

光学ディスクへの保存は、書き込み可能な光学ディスクで行います。お持ちのパソコンに光学ドライブが搭載されていれば、比較的安価な光学ディスクの購入でバックアップが可能です。

光学ディスクの注意点は、1回のみ書き込みが可能なディスクや繰り返し書き込みが可能なディスクなど、ディスクによって書き込み可能な回数が異なる点です。

HDDやSSDと比較すると、保存可能な容量が少ないというデメリットがあります。

クラウドストレージ

クラウドストレージとは、インターネットを通じてデータを保存できるサービスです。Microsoftの「OneDrive」をはじめ、複数のクラウドストレージサービスが提供されています。

クラウドストレージはオンライン上にバックアップを保存でき、外出先からもデータにアクセスできる点がメリットです。

クラウドストレージは一定の容量までは無料で利用できる場合が多いものの、大容量のデータを保存するときは月額または年額の料金がかかります。買い切りのHDDやSSD、光学ディスクと比較すると、継続的に利用料金がかかる側面があります。

パソコンでシステムバックアップを取る手順

システム障害やサイバー攻撃などに備えるために、パソコンでシステムバックアップを取る手順を解説します。

WindowsやmacOSのケースを紹介するので、利用環境にあわせてバックアップを取りましょう。

Windows 10、Windows 11の場合

Windows 10やWindows 11でシステムバックアップを取る手順は次のとおりです。

  1. コントロールパネルを表示する
  2. バックアップと復元(Windows 7)を選択する
  3. バックアップの設定を選択する
  4. 「バックアップを保存する場所の選択」で保存先を選び、「次へ」を選択する
  5. 「自分で選択する」を選び、「次へ」を選択する
  6. バックアップする対象を選び、「次へ」を選択する
  7. 「設定を保存してバックアップを実行」を選択する
  8. 「最新のバックアップ」にバックアップした日時が表示されると完了

上記の手順を行うと、バックアップをした時点でのCドライブの状態や起動に関するデータをシステムイメージとして保存できます。

Windows バックアップを利用する場合

Windowsが搭載されたパソコンは、「Windows バックアップ」により、クラウドストレージのOneDriveにバックアップを保存できます。Windows バックアップを利用する場合の手順は次のとおりです。

  1. Microsoft アカウントにサインインする
  2. 「スタート」を選択する
  3. 検索窓に「Windows バックアップ」と入力して検索する
  4. 「Windows バックアップ」を選択する
  5. 「フォルダー」「アプリ」「設定」「資格情報」のなかからOneDriveに同期したい項目を選択する
  6. 「バックアップ」を選択する

Windows バックアップを行うと、指定されたフォルダーやアプリ、設定などがOneDrive アカウントと同期されます。同じアカウントを使用するデバイスは、インターネットを通じてアクセスできるため、とても便利です。

注意点は、無料で保存できる容量が5GBまでである点です。5GBを超える容量のバックアップを行うときは、有料プランへの加入が必要です。

macOSの場合

macOSのパソコンは、「Time Machine」を利用してバックアップが取れます。手順は次のとおりです。

  1. Apple メニューをクリックし、「システム設定」を選択する
  2. 「一般」をクリックし、「Time Machine」を選択する
  3. 保存先のストレージデバイスをクリックし、「ディスクを設定」を選択する
  4. バックアップを実行する

初回のバックアップは複数のデータや設定を保存するため、容量によっては実行に時間がかかります。初回以降は変更点のみがバックアップされることから、バックアップの実行時間は短縮されます。

パソコンでネットを利用するなら「ドコモ光」がおすすめ

サイバー攻撃やウイルス感染のリスクを考えると、大切なパソコンを守るためには、システムバックアップを含めた対策が重要です。パソコンでインターネットを利用するなら、「ドコモ光」をご検討ください。

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デジタル機器補償サービスは、ネットワークにつながった機器の故障や破損、修理に対応します。ネットトータルサポート※2は、パソコンや周辺機器の問題を専門のオペレーターがサポートするサービスです。

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「ドコモ光」の詳細は、以下の表をご確認ください。

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タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
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タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
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※2 ネットトータルサポートの訪問サポート・修理・データ復旧・買取は、ドコモが委託する協力会社による提供です。
※3 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
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システムバックアップを取ってパソコンを安全に利用しよう

ウイルス感染やハードウェアの故障などでパソコンが使えなくなると、復旧に多くの時間がかかる場合があります。システムバックアップは、データや設定を含めたパソコン環境を保存できるため、緊急時のバックアップとして便利です。

パソコンを安全に利用するなら、システムバックアップを含めた対策がおすすめです。「ドコモ光」では、「あんしんパック ホーム」をはじめとするサポートを提供しています。この機会にぜひ利用をご検討ください。

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