バックアップとは
バックアップとは、スマホやパソコンに保存されたデータを、別の場所に複製して保存する作業をさします。
スマホやパソコンなどのデバイスの故障や、誤ってデータを削除した場合でも、バックアップを行っていれば、データが復元可能です。
特に、大切な写真や連絡先などの情報は、消失すると取り返しがつかなくなる可能性があるため、定期的なバックアップをおすすめします。
なお、バックアップは2つ以上の場所へのデータの複製・保存であり、1か所にしか保存していなければバックアップとはいえません。
バックアップを行うメリット
バックアップを行うメリットは、故障や破損などでデータが消失するリスクを回避できることです。
たとえば、スマホやパソコンが壊れた場合でも、バックアップを取っていれば大切な写真やファイルを復元できます。
また、バックアップしたデータは機種変更後のデバイスにデータを移行できるため、デバイスを買替えても以前のデータを引き継げます。
バックアップの種類
バックアップには、大きくわけて「ローカルバックアップ」と「クラウドバックアップ」の2種類があります。
それぞれに特徴やメリットが異なるため、ご自身に合った適切な方法を選ぶことが大切です。
以下では、2つのバックアップ方法の特徴やメリット、注意点などを紹介します。
ローカルバックアップ
ローカルバックアップは、データをパソコンや外部ストレージに保存する方法です。
外部ストレージとは、外付けハードディスク・SDカード・USBメモリなどの記憶装置をさします。
ローカルバックアップのメリットは、インターネット接続なしでデータにアクセスできる点や、大容量のデータを保存しやすい点です。
また、外部ストレージの種類によっては、比較的低価格で入手できるのも利点です。
一方、ローカルバックアップは、外部ストレージが故障・破損した場合、データが失われるリスクがあります。
クラウドバックアップ
クラウドバックアップは、インターネット上のサーバーにデータを複製し、保存する方法です。代表的なサービスには、iCloud、Googleドライブなどがあります。
クラウドバックアップのメリットは、場所を問わずデータにアクセスできることです。
たとえば、万が一デバイスを紛失しても、ほかのデバイスからインターネットにアクセスしてデータを復元でき、災害時にもデータを安全に保護できる可能性があります。
また、自動バックアップ機能により作業の手間がかからないことや、高度なセキュリティ対策によりウイルス感染やデータの消失の危険性を回避できます。
一方、インターネット環境がないとデータが復元できないことや、ストレージ容量を圧迫する可能性があることがデメリットに挙げられます。
また、インターネット環境によっては、ファイルの送受信に時間がかかる場合があることも、注意点のひとつです。
【保存先別】スマホのバックアップ方法
バックアップの概要やメリットを理解できたら、次はスマホのバックアップ方法を見ていきましょう。
スマホのバックアップは、以下の3つの保存先によって方法が異なります。
- パソコンへバックアップするとき
- クラウドサービスを利用したバックアップを行うとき
- 外部ストレージへバックアップするとき
以下で詳しく紹介するので、ご自身に最適な方法で大切なデータを守りましょう。
パソコンへバックアップするとき
スマホのデータをパソコンへ保存する方法は、インターネット接続がなくてもアクセス可能で、データの復元も比較的短時間で行える場合があります。
したがって、大容量のデータを手軽に保管しやすい傾向にあります。
以下では、iPhone・iPadとAndroidごとのパソコンへのデータのバックアップ方法を解説します。
※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。 iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.
iPhone・iPadの場合
iPhone・iPadのデータをパソコンに保存する方法は、以下の手順で行いましょう。
【Windowsの場合】
- iTunesを開く
- デバイスとパソコンを接続する
- パスコードを入力、または「このコンピュータを信頼しますか?」の警告の承認
- iTunesでデバイスを選択
- 「概要」を選択
- 「今すぐバックアップを作成」をクリック
【Macの場合】
- Finderを開く
- デバイスとパソコンを接続する
- パスコードの入力、または「このコンピュータを信頼しますか?」の警告の承認
- Finder でデバイスを選択
- 「今すぐバックアップを作成」をクリック
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Androidの場合
Androidのデータをパソコンにバックアップする際は、以下の手順で行います。
【Windowsの場合】
- デバイスとパソコンを接続する
- 「このデバイスをUSBで充電中」
- 「ファイル転送/Android Auto」
- パソコン側でバックアップしたいデータをコピーする
なお、Macにデータを保存するには、専用のアプリをダウンロードすると、ファイルを転送できる場合があります。
クラウドサービスを利用したバックアップを行うとき
クラウドサービスを利用したバックアップは、インターネット経由でデータを自動的に保存できます。
デバイスの紛失や故障の際にもデータを復元できるため、大切な情報を保護するのに効果的です。
次からは、iPhone・iPadやAndroidのデータのクラウドバックアップの手順を紹介します。
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iPhone・iPadの場合
iPhone・iPadでクラウドバックアップを行う際に利用するのは、iCloudです。iCloudに保存する方法には、自動と手動の2種類があります。
手動バックアップと自動バックアップの方法は、次のとおりです。
【手動バックアップの方法】
- 「設定」を開く
- 画面上部の「ユーザ名」をタップ
- 「iCloud」を選択
- 「iCloud バックアップ」を選択
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
【自動バックアップの方法】
- 「設定」を開く
- 画面上部の「ユーザ名」をタップ
- 「iCloud」を選択
- 「iCloud バックアップ」を選択
- 「このiPhone、もしくはiPadをバックアップ」をONにする
- Wi-Fiに接続する
なお、iCloudの無料プランで利用できる容量の上限は5GBで、容量が不足するとメッセージが表示されます。
容量が足りなくなった場合には、プランのアップグレードの検討、もしくはiCloud内のデータの整理を行いましょう。
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Androidの場合
Androidの場合、Googleアカウントを使用してクラウドにデータをバックアップする方法が一般的です。Googleアカウントへのバックアップは、次の手順で行います。
【手動バックアップの方法】
- 「設定」を開く
- 「Googleアカウント」を選択
- 「バックアップ」を選択
- 「今すぐバックアップ」をタップ
【自動バックアップの方法】
- 「設定」を開く
- 「システム」をタップ
- 「バックアップ」を選択
- 「Google ドライブへのバックアップ」をONにする
なお、Googleアカウントの無料のストレージ容量は15GBとなっています。
保存容量を超えると画像やファイルをアップロードできなくなるため、必要に応じてプランのアップグレードや、不要なデータの削除を行いましょう。
外部ストレージへバックアップするとき
外部ストレージへのバックアップは、データをSDカードや外付けハードディスクなどの記憶媒体に保存する方法です。
上記の手段は、パソコンに保存する場合と同様に、インターネット接続なしでデータにアクセスできます。以下で、デバイス別のバックアップ方法を紹介します。
iPhone・iPadの場合
iPhone・iPadを外部ストレージにバックアップする場合には、まずはiPhoneやiPadに接続できる記憶媒体を準備しましょう。
外部ストレージの準備ができたら、以下の手順でバックアップを行ってください。
- 外部ストレージとデバイスを接続する
- 「ファイル」を開き、外部ストレージが表示されていることを確認する
- バックアップするファイルやフォルダーを選択し、「共有」をタップ
- 「ファイルに保存」をタップ
- 保存先として、接続した外部ストレージを選択
- 「保存」をタップ
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Androidの場合
Androidスマホのなかには、SDカードスロットを搭載した機種があります。以下では、スマホにSDカードを挿入して、データを保存する手順を紹介します。
- Google Playストアから「Files by Google」アプリをダウンロードしてインストールする
- SDカードをAndroidに挿入する
- 「Files by Google」アプリの起動
- 「内部ストレージ」をタップ
- バックアップしたいデータを選択
- 右端の3つの・マークをタップし「コピー」を選択
- 保存先として、SDカードを選択
- 「ここにコピー」をタップ
【OS別】パソコンのバックアップ方法
パソコンのデータのバックアップ方法は、使用するOSによって異なります。以下では、WindowsとMacのバックアップ手順を紹介します。
Windowsの場合
Windowsの場合、Microsoftが提供するクラウドサービスである「OneDrive」を利用すると、5GBまで無料でデータを保存できます。
パソコンのデータをOneDriveに保存する場合は、以下のステップで行います。
- タスク バーのエクスプローラー アイコンをクリック
- エクスプローラーの左側のナビゲーションバーに表示される保存されたデータを確認する
- 「OneDrive」のフォルダーに残したいデータを保存する
上記の作業により、自動的にクラウド上のOneDriveとの同期が完了します。
Macの場合
Macのデータをクラウドサービスの「iCloud」に保存する手順は、次のとおりです。
- 「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択
- 「iCloud」をクリック
- Apple IDとパスワードを入力してサインイン
- 保存したい項目を選択
- 「完了」をクリック
バックアップの注意点
バックアップを行う際には、以下の点に注意が必要です。
- 複数のバックアップ先を用意する
- 定期的にバックアップを行う
- バックアップ先の容量が十分あるかどうかチェックする
- インターネット接続が正常かを確認する
バックアップは、複数の場所に保存することが大切です。
たとえば、クラウドサービスと外部ストレージの両方に保存すると、いずれかにアクセスできなくなった場合でもデータの喪失を回避できる可能性があります。
また、バックアップ途中でインターネット接続が途切れた場合、正常にデータを保存できないケースがあるため、ネットワークに異常がないかも確認が必要です。
そしてバックアップはインターネット接続が安定した環境での実施を心がけ、外出先で行うのは避けるようにしましょう。
上記のポイントに注意すると、より効果的にデータを保護し、万が一に備えられます。
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バックアップのやり方を把握し大切なデータを保存しよう
バックアップは、スマホやパソコン内の大切なデータを保護するために欠かせません。
バックアップには、物理的にデータを保存するローカルバックアップ、インターネットを通じてサーバーに保存するクラウドバックアップの2つがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
バックアップの特徴を把握した上で、ご自身の利用するデバイスに合った方法を正しい手順で行うことが大切です。デバイスの故障やデータの誤削除などの万が一のトラブルに備えて、定期的なバックアップを実施しましょう。
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