プロバイダ一体型の光回線のメリットとは?選択型との違いや選ぶ際の注意点を解説!

通信ノウハウ

インターネットに接続する際に必要不可欠な存在が「インターネットサービスプロバイダ(ISP)」です。

従来までは回線事業者とプロバイダの2社と契約する必要がありましたが、近年では回線事業者がプロバイダ機能をオールインワンで提供する「光コラボレーションモデル」が主流となりました。

光回線のなかには「プロバイダ一体型」と「プロバイダ選択型」の2種類があります。本記事では、プロバイダ一体型の光回線を選ぶメリットや注意点を解説します。

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記事サマリー

プロバイダとは?

プロバイダとは、インターネット接続サービスを提供する事業者のことです。

インターネットを利用する際の仕組みとして、「回線事業者」と「プロバイダ」の2社と契約する必要があります。

近年では、回線事業者がプロバイダ事業者と提携してオールインワンのサービスを提供する「プロバイダ一体型」の固定回線サービスが登場しています。

光コラボレーションモデルと呼ばれる固定回線(いわゆる"光回線サービス")の大半はプロバイダ一体型のサービスを提供中で、サービス内にプロバイダ機能が内蔵されています。

そのため、「プロバイダと契約しなくてもインターネットを利用できる」とのイメージが浸透していますが、インターネットに接続するためにはプロバイダの利用が不可欠です。

プロバイダ事業者の一例

「ドコモ光」や「コミュファ光」など、一部のサービスではご自身の好みにあわせてプロバイダを自由に選べる「プロバイダ選択型」もあります。

たとえば、「ドコモ光」では「ドコモ光 1ギガ」は21プロバイダ、「ドコモ光 10ギガ」は10プロバイダから自由に事業者を選べます。

従来の固定回線は、回線事業者とプロバイダそれぞれと別に契約する必要がありましたが、「ドコモ光」なら「ドコモ」1社と契約するのみで複数のプロバイダのなかから自由に選べます。

「ドコモ光1ギガ」対応プロバイダ「ドコモ光10ギガ」対応プロバイダ
タイプA・OCN
・GMOとくとくBB
・@nifty
・SIS
・アンドライン
・IC-NET
・hi-ho
・BIGLOBE
・BB.excite
・Tigers-net
・エディオンネット
・SYNAPSE
・楽天ブロードバンド
・DTI
・@ネスク
・TikiTiki
タイプA・OCN
・GMOとくとくBB
・@nifty
・アンドライン
・@TCOM
・IC-NET
・hi-ho
タイプB・@TCOM
・TNC
・AsahiNet
・ちゃんぷるネット
・WAKWAK
タイプB・BB.excite
・エディオンネット
・AsahiNet
※タイプAとタイプBでは「ドコモ光」の利用料金が異なります

プロバイダ一体型と選択型の違い

プロバイダ一体型とプロバイダ選択型の光回線には、それぞれに一長一短の特徴があります。

この項目では、プロバイダ一体型とプロバイダ選択型の違いを解説します。

プロバイダ一体型の特徴

プロバイダ一体型の光回線サービスの特徴は、次のとおりです。

メリットデメリット
・回線事業者がプロバイダ機能を一括提供している
・トラブル発生時は契約先の事業者1社に対して問い合わせをするだけで良い
・プロバイダ選択型よりも月額料金を安く抑えられる可能性が高い
・プロバイダを選べないことが多い

プロバイダ一体型の光回線サービスは、回線事業者がプロバイダ機能を一括提供しているサービスです。

月額料金のなかにプロバイダ利用料も含まれており、プロバイダ選択型よりも月額料金を安く抑えられる可能性があります。

インターネットの利用中になにかトラブルが発生した場合でも、契約先の事業者1社に対して問い合わせをするだけでサポートを受けられる点も特徴です。

一方、プロバイダ一体型は回線とプロバイダが固定でほかの選択肢がありません。

プロバイダによって取得可能なメールアドレス、セキュリティサービスの費用、無線LANルーターのレンタル有無など、細かな点が異なるため、ご自身が希望するサービスを利用できない可能性がある点に注意が必要です。

プロバイダ選択型の特徴

プロバイダ選択型の光回線サービスの特徴は、次のとおりです。

メリットデメリット
・ご自身の好みでプロバイダを自由に選べる
・固定回線を乗り換える際、利用中のプロバイダを継続利用できる可能性がある
・プロバイダの独自サービス(ドメイン、メールアドレス、そのほかの保証オプションなど)を継続できる
・ご自身でプロバイダと個別契約する必要があり、トラブルが発生した場合に回線側とプロバイダ側のどちらが原因か判別しづらい
・月額料金が高くなる傾向にある

プロバイダ選択型の光回線サービスは、ご自身の好みにあわせてプロバイダを自由に選べる点が最大の特徴です。

ほかの光回線へ乗り換える際も、乗り換え先が利用中のプロバイダに対応していれば、プロバイダ独自のサービスを継続したまま、光回線だけを乗り換えられます。

一方、プロバイダ選択型は、基本的に回線事業者とプロバイダそれぞれと個別に契約する必要があります。

それぞれで月額料金が発生することに加え、なにかトラブルが発生した場合に回線側とプロバイダ側のどちらに原因があるか判別しづらく、問題を解決するまでに時間がかかる可能性が考えられます。

なお、「ドコモ光」のように回線事業者が提携するプロバイダのなかなら自由にプロバイダを選ぶことが可能で、プロバイダ一体型と選択型の良いとこ取りをした光回線サービスも登場しています。

ご自身の好みにあったプロバイダを選びたい方は、回線事業者と提携するプロバイダの数が多い光回線サービスを検討するのが良いでしょう。

プロバイダ一体型がおすすめの理由

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光回線サービスを選ぶ際、プロバイダ一体型がおすすめの理由は、以下の4つです。

  • 利用料金が抑えられる
  • 契約・支払いの管理が楽
  • トラブル時の問い合わせ先を一元化できる
  • キャンペーンでおトクに使える場合がある

それぞれのおすすめ理由について深堀りしていきます。

利用料金が抑えられる

プロバイダ一体型は、光回線サービスの月額料金にプロバイダ利用料も含まれており、月額料金の相場は5,000〜6,000円程度です。

一方のプロバイダ選択型は、回線事業者とプロバイダ事業者の2社と個別契約が必要で、それぞれで月額料金が発生します。

一般的に、プロバイダ選択型の月額料金の相場は5,000〜6,000円+プロバイダ利用料500〜1,000円程度です。

通信品質は月額料金の価格差で変わるわけではないため、基本的には月額料金が安いプロバイダ一体型の光回線サービスを選ぶのがおすすめです。

契約・支払いの管理が楽

プロバイダ一体型は、回線事業者1社と契約するだけなので手続きがシンプルで簡単です。

支払先も回線事業者1社だけで済むため、毎月の支払い管理も手間がかかりません。

ただし、プロバイダ一体型の場合でも、ご自身の好みにあわせてプロバイダを選べる一部サービスは、回線事業者とプロバイダ料金が別会社から請求される場合があります。

トラブル時の問い合わせ先を一元化できる

プロバイダ選択型の場合、トラブルの発生時に回線事業者とプロバイダのどちらに原因があるか判別しづらいことが欠点です。

場合によっては、どの窓口に問い合わせるべきか判断がつきにくく、複数の窓口に確認の連絡をするケースもあり、問題を解決するまでに時間がかかる場合もあります。

一方、プロバイダ一体型ならトラブル時の問い合わせ先を一元化でき、サポート窓口を探す手間や問題解決までにかかる時間を省けることが特徴です。

キャンペーンでおトクに使える場合がある

一部の光回線では、プロバイダ一体型を選んだ場合のみ、特別なキャンペーンが適用される場合があります。

月額料金が大幅に割引されたり、ポイント還元によるキャッシュバックがもらえたり、おトクなキャンペーンを実施していることがあります。

少しでもおトクに契約するためにも、キャンペーン情報を確認しつつ、プロバイダ一体型の光回線サービスを検討することを心がけましょう。

光回線とプロバイダを選ぶ際の注意点

光回線とプロバイダを選ぶ際は、以下の注意点に気をつけましょう。

  • 住環境によっては希望する回線とプロバイダを選べない
  • プロバイダ一体型の解約時は両方同時に解約が必要

住環境によっては希望する回線とプロバイダを選べない

光回線は、地域や住んでいる建物によって選べる回線事業者とプロバイダが異なる場合があるため、光回線を検討する際は各回線のサービス提供エリアの確認が必要です。

お住まいの地域や物件が、サービス提供エリア内かどうか確認したい場合は、各回線事業者のホームページでチェックしましょう。住所や郵便番号、住居形態などの情報を入力するだけで簡単に確認できます。

解約時は両方同時に解約が必要

プロバイダ一体型の光回線を解約する場合、基本的には回線とプロバイダの両方を同時に解約することになります。

プロバイダの契約だけを残すなどの手続きはできず、プロバイダの独自サービス(メールアドレスやセキュリティサービスなど)を利用している場合は注意が必要です。

なお、フレッツ系光回線(光コラボレーション)から別のフレッツ系光回線へ乗り換える場合、「転用」や「事業者変更」でプロバイダを継続利用できる可能性があるので覚えておきましょう。

プロバイダ一体型で快適なインターネット接続を利用するなら「ドコモ光」がおすすめ

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プロバイダ一体型で快適なインターネット接続を利用したいなら、以下のメリットがある「ドコモ光」がおすすめです。

ドコモ光のメリット

  • 最大1Gbpsの高速通信に対応
  • 一部の地域限定で最大10Gbps対応の「ドコモ光 10ギガ」も提供中
  • ドコモ1社と契約するだけで回線+プロバイダ機能を利用できる
  • 複数のプロバイダからご自身の好みにあわせて事業者を選べる

「ドコモ光 1ギガ」は、最大1Gbpsの通信速度でインターネットを利用でき、プロバイダによってはIPv6 IPoE方式にも対応し、快適なインターネット接続が可能です※。

さらに、一部の地域限定で最大10Gbpsの高速通信が可能な「ドコモ光 10ギガ」も提供中なので、快適な回線速度を求めている方はぜひご検討ください。「ドコモ光 10ギガ」の現在の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。

また、「ドコモ光」はフレッツ系光回線に分類されるプロバイダ一体型のサービスです。「ドコモ光 1ギガ」は21プロバイダ、「ドコモ光 10ギガ」は10プロバイダのなかからご自身の好みにあわせて事業者を選ぶことができ、日本全国の幅広いエリアでお申込みいただけます。

なお、「ドコモ光」はベストエフォート型サービスです。最大通信速度は技術規格上の最大値となり、お客さま宅内での実使用速度はお客さまのご利用環境・ご利用機器、回線の混雑状況などによって低下する可能性がある点にはご注意ください。

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※なお、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります

プロバイダ一体型は料金を安く抑えられて手続きも簡略化できるのでおすすめ

インターネットを利用するには「プロバイダ(ISP)」が必要不可欠です。

従来までは回線事業者とプロバイダの2社と契約する必要がありましたが、近年では回線事業者がプロバイダ機能をオールインワンで提供する「光コラボレーションモデル」が主流となりました。

プロバイダ一体型の光回線なら契約先と支払先を一元化でき、トラブル発生時の問い合わせ先を一本にまとめつつ、毎月の利用料金まで節約できます。

光回線の契約を検討中の方は、プロバイダ一体型と選択型の良いとこ取りを実現した「ドコモ光」を検討されてみてはいかがでしょうか。

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