パソコンのフリーズとは
フリーズは英語の「Freeze」に由来し、凍ることや凍結を意味する言葉です。パソコンにおけるフリーズは、パソコンがこちらからの指示に対して反応しない状態をさします。
パソコンの画面が一部分だけ動かなくなることもあれば、マウスをクリックしても、キーボードを押しても動かない場合など、フリーズの状態や程度はさまざまです。
状況に応じて対応することで、データを失わずに済む場合もあります。
パソコンが頻繁にフリーズする原因
パソコンが頻繁にフリーズする原因として、主に以下が挙げられます。
- パソコン内部が高温になっている
- メモリが不足している
- アプリケーションが不具合を引き起こしている
- ウイルスに感染している
- ハードディスクが故障している
それぞれを詳しく解説します。
パソコン内部が高温になっている
パソコンのCPUは、たくさんの動作を処理するため高温になりやすく、冷却されなければ熱暴走を引き起こします。
CPUの熱暴走を防止するために、パソコンには冷却ファンが設置されていますが、冷却ファンの故障や、ゴミ詰まりによって通気口が機能しないとCPUを冷却できず、熱暴走を引き起こし、フリーズにつながる可能性があります。
また、パソコンを使用する部屋の温度が高い場合も冷却できず、フリーズするので注意が必要です。
メモリが不足している
メモリは、パソコンが動作処理をするために一時的にデータを保存しておく場所、または領域です。メモリが不足すると、データを処理するスペースが足りなくなるため、データ処理に通常よりも時間がかかりフリーズします。
アプリケーションをたくさん起動させることや、動画や画像を編集するなどメモリを多く使用する作業をしているとフリーズしやすくなるため、パソコン本体のメモリ領域を確認し、メモリに合わせた作業量を検討することが必要です。
なお、メモリ不足によるフリーズの場合、処理スピードはかなり落ちますが、ゆっくりでも処理は進みます。そのため、待っているとフリーズが解消される場合が多いです。
アプリケーションが不具合を引き起こしている
パソコンのフリーズは、アプリケーションの不具合によっても起こります。
ひとつのアプリケーションのみがフリーズする場合もあれば、パソコン全体に影響を及ぼしパソコン全体をフリーズさせる場合もあります。
フリーズが解消した後に、パソコンを再起動するとアプリケーションの不具合も解消する場合が多いです。しかし、再起動しても特定のアプリケーションを起動するとフリーズする場合は、アプリケーションが故障しているといえるでしょう。
ウイルスに感染している
パソコンがコンピュータウイルスに感染し動作できない場合もあります。コンピュータウイルスがパソコンに侵入すると、動作を遅くさせたり、フリーズさせたりします。
パソコンへの侵入方法は、インターネットを介して行われることが多いです。メールの添付ファイルや、悪質なWebサイトにアクセスして侵入されるなど、侵入手段はたくさんあります。
ウイルスに感染した可能性がある場合、セキュリティソフトを起動しウイルスチェックを行います。コンピュータウイルスが検出された場合は、指示に従ってウイルスに対処しましょう。
ハードディスクが故障している
ハードディスク(HDD)が故障している場合も、パソコンはフリーズします。
HDDは、パソコンのデータを記憶する部品で、経年劣化や故障により、データ処理に時間がかかるようになり、フリーズする場合があります。
HDDの経年劣化の兆候は、動作が遅くなり、データへのアクセス失敗が増えるなどの特徴があります。パソコンのHDDが故障した場合は、HDDの交換、またはパソコン本体の交換の検討が必要でしょう。
パソコンがフリーズしたときの対処法
ここまでパソコンがフリーズする原因をいくつかご紹介しました。
しかし、さらに重要なのはパソコンがフリーズしたときに、どのように対処すれば良いかを知っておくことです。
以下に詳しく対処方法をご紹介します。
少し長めに待つ
パソコンがフリーズしているときに、少し長めに待つことが対処法として有効です。
なぜならパソコンの処理速度が落ちていることにより、画面が固まったように見える場合があるからです。
しかし、固まったように見えても、パソコンの内部では、多くの場合は引き続き処理を続けています。パソコンが処理をわずかでも続けている場合、しばらく待つと正常に動き出し、なかに入っているデータを破壊せずに取り出すことも可能です。
アプリケーションを終了させる
アプリケーションが原因でパソコンがフリーズしている場合、アプリケーションを終了させる必要があります。仮にアプリケーションが原因でフリーズが起きている場合には、終了させるだけでパソコンは正常に動作します。
パソコンをフリーズさせるアプリケーションを断定することが重要です。
特定方法は、ひとつひとつ順にアプリケーションを閉じていきます。特定のアプリケーションを閉じて、フリーズが解消される場合、問題を起こしているアプリケーションを断定できます。
タスクマネージャーでアプリを強制終了する
パソコンがフリーズしてアプリケーションを閉じることができない場合は、「タスクマネージャー」を活用してアプリを終了させます。タスクマネージャーの起動方法は、Windowsではキーボードの【Alt】キー+【Ctrl】キー+【Delete】キーです。
タスクマネージャーを起動させた後に、アプリケーションを終了させる場合と同様に、アプリケーションをひとつひとつ終了させます。
どのアプリケーションの不具合が原因で、パソコンがフリーズしているかを知るためです。
パソコンの再起動、シャットダウンをする
上記の方法を試してもパソコンが復旧しない場合、最終手段として再起動、シャットダウンをします。再起動、シャットダウンは、作業中のデータを失う可能性が高いので最後に試す方法です。
フリーズしているために、通常の方法でシャットダウンできない場合には、以下のキーを同時に押します。
- 【Alt】キー+【Ctrl】キー+【Delete】キー、または、【Alt】キー+【F4】キー
- 次に、表示された画面で【Tab】キーを押して「電源」アイコンに移動します。
- そして、「再起動」または「シャットダウン」を選択して【Enter】キーを押します。
再起動やシャットダウンをしても問題が解決されない場合、セーフモードで起動して最小限の作業や、トラブル解決のための診断を行うことができます。
また、Windows関連の障害が発生していないかを確認することも必要です。Windowsの障害であれば、リカバリ方法が提供されパソコンが復旧する可能性があります。
上記のような手段を試してもパソコンが復旧しない場合、専門業者への修理を検討されることをおすすめします。
パソコンが頻繁にフリーズすることを未然に防ぐ方法
ここからは、パソコンが頻繁にフリーズすることを未然に防ぐ方法をご紹介します。
フリーズの対処方法を知っていても、やはりパソコンがフリーズしないに越したことはありません。大切なことは、パソコンの扱い方にもありますので、その点を詳しく解説します。
アプリケーションを必要以上に起動しない
アプリケーションをたくさん開くと、パソコンは処理するために多くのメモリとCPUの処理能力を必要とします。
処理能力が低下するとフリーズしやすくなるので、必要なアプリのみ起動すると良いでしょう。作業が終われば、使用していたアプリケーションを閉じて、次のアプリケーションを立ち上げて作業を行うようにします。
できるだけパソコンのメモリやCPUの処理能力に負荷をかけないように、パソコンを使用します。
パソコン使用時の温度や通気性に注意する
パソコンのCPUやHDDは、処理するときに高温になります。夏場は、部屋の温度を下げることが大切です。パソコンに冷たい空気が届くようにするとフリーズ対策になります。
さらに、パソコン本体のCPUやHDDを冷やすためのファンの吸気口が、詰まらないようにこまめな清掃も必要です。
吸気口が詰まってしまうと、いくら空気を冷やしてもパソコンのなかに冷たい空気を送ることができないからです。
ストレージの空き容量を確保する
パソコンのメモリやHDDのストレージ容量を確保する必要があります。パソコンがデータ処理をするための一時的なデータ保存場所を確保するためです。
具体的には、定期的に不要なファイルが溜まらないように、整理しておくことです。
さらに、メモリの増設をし、パソコンのなかの作業スペースともいえるメモリを増やすことも有効です。
インターネット回線を見直すなら「home 5G」がおすすめ
ここまでパソコンがフリーズする原因と対処法について解説してきました。
原因がインターネット回線にある場合、インターネット回線の接続状況を確認したり、プロバイダに相談したりする必要があるかもしれません。
プロバイダに相談しても状況が改善されない場合、インターネット回線を見直す必要があります。インターネット回線を再検討するなら「home 5G」がおすすめです。
「home 5G」は、工事不要でコンセントに挿すだけで※1利用を開始できます。通信速度は、 「ドコモ」の5G対応ホームルーター(HR02)は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※2※3、5G高速通信対応※4です。さらに、Wi-Fi EasyMesh™※5に対応しており、メッシュWi-Fiを構築したい方にもおすすめです。
さらに、「home 5G」のWi-Fiは、同時接続64台、有線接続2台可能です。家族それぞれの機器を接続できます。
料金や契約期間について詳しくご紹介すると、以下のとおりです。
月額料金 | home 5Gプラン:4,950円(税込) |
機種代 | 71,280円(税込) |
初期費用 | 契約事務手数料3,850円(税込)(オンラインショップは無料) |
契約期間 | 定期契約なし |
データ容量 | 無制限※6 |
購入先 | ドコモオンラインショップ ドコモショップ 量販店 |
「home 5Gプラン」は月額4,950円(税込)となっていて、使用したデータ容量に応じた追加料金はありません。契約事務手数料は3,300円(税込)ですが、オンラインショップからのお申込みでは契約事務手数料が無料となります。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※1 ご登録いただいた設置場所住所以外ではご利用いただけません。
※2 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※3 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 Wi-Fi EasyMesh™に対応したルーター機器と接続が可能です。ただし、一部の製品では接続できない場合があります。
※6 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。
パソコン環境を整えてインターネットを快適に利用しましょう
フリーズを頻繁に起こすパソコンの原因は、本体が高温になること、メモリ不足、ウイルス感染などたくさんありました。各原因には対処方法がありますから、事前に理解を深めて対策することがおすすめです。
パソコンのフリーズ対策をしても問題が解決しない場合もあります。プロのパソコン修理業者への依頼を検討することもできるでしょう。
さらに、パソコン本体の原因ではなく、インターネット回線の速度低下や接続障害によって、動画が途切れるなどの問題が発生している場合もあります。プロバイダに相談しましょう。それでも状況が改善しない場合は、インターネット回線の見直しを検討することができます。
インターネット回線を見直す場合は、5G高速通信対応の「home 5G」がおすすめです。
パソコンとインターネット回線を整備して、快適なインターネットを楽しみましょう。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Wi-Fi」「Wi-Fi EasyMesh」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。