パソコンのメモリ不足を解消する方法は?原因や対処法を解説

通信ノウハウ

パソコンやスマホを利用していて動作が重い場合は、デバイスのメモリ不足が原因の可能性があります。

メモリ不足は主に4つの原因があるとされ、それらを解消することができれば、パソコンやスマホを買替えずに動作を軽くすることができます。

本記事では、メモリ不足の原因と解消方法についてわかりやすく解説するので、メモリ不足と思われる不調でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

メモリ不足とは?

「メモリ(RAM)」とは、コンピュータの記憶領域をさす言葉です。

パソコンを構成する要素として「CPU」「メモリ(RAM)」「ストレージ(ROM)」などの言葉が挙げられますが、それぞれで役割が異なります。

  • CPU:人間でいうところの「脳」にあたる箇所
  • メモリ(RAM):作業を行うためのスペース。作業台や机のイメージ
  • ストレージ(ROM):データを保存するためのスペース。収納箱や棚などのイメージ

たとえば、作業台や机の上で何かの作業を行う際、空白のスペースがなければ新しい物を置くことができません。

その状態で何か物を置こうとする場合は、机の上を整理して空白のスペースを生み出す必要があります。

それと同様に、パソコンやスマホを操作する際はメモリ(RAM)に余白が残っていなければなりません。

同時にいくつものアプリやソフトウェアを起動するとメモリの空白が埋め尽くされてしまい、新しいアプリやソフトウェアを立ち上げようとしても、メモリを整理して空白を生み出すために時間がかかってしまいます。

つまり、パソコンやスマホがメモリ不足に陥ると、動作が重くなったり、アプリやファイル、プログラムが立ち上がらなかったりなどのトラブルが発生します。

また、ファイルの展開や動作完了までに多くの時間がかかるようになり、場合によってはシステムエラーで落ちてしまうこともあります。

突然フリーズしてしまうケースや、起動するまでに数十分も待たされるケースも起こり得ます。

そのため、パソコンやスマホなどを操作する場合は、常にメモリに余白を残しておく必要があります。

メモリとストレージの違い

先述のとおり、パソコンやスマホを構成する要素として「メモリ(RAM)」と「ストレージ(ROM)」の2つがあります。

これらはどちらも「GB(ギガバイト)」であらわされることが多く、混同されやすい言葉なので、ここでメモリとストレージの違いについて理解しておきましょう。

メモリは「RAM(作業領域)」、ストレージは「ROM(記憶領域)」と表記されます。

メモリは通信機器によって異なりますが、スマホの場合は概ね4GB〜12GBの間であらわされるケースが一般的です。

一方のストレージは、スマホの場合は64GB〜512GB、1TBなどであらわされます。

どちらも数が大きいほど性能が高くなり、より多くのデータを保存できるようになりますが、スペックの向上に伴い、販売価格も非常に高額になります。

簡単にいえば、メモリ(RAM)は「作業をするための机の広さ」、ストレージ(ROM)は「データを保存するための収納の多さ」と理解しておきましょう。

使用中のメモリの確認方法

使用中のメモリは、使用しているパソコンから確認ができます。

Windowsの場合は「タスクマネージャー」、Macの場合は「アクティビティモニタ」で使用中のメモリを確認可能です。

数値が高いほど多くのメモリを使用している状況で、100%に近付くにつれメモリ不足に陥る可能性が高くなります。

メモリを確認して数値が非常に高い場合は、メモリを消費しているアプリやソフトウェアを終了するなどの対策が必要です。

メモリ不足の原因

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パソコンやスマホがメモリ不足に陥る原因は、主に次の4つが挙げられます。

  • 同時に多くのソフトウェアを起動している
  • そもそものメモリ数が不足している
  • HDDやSSDの空き容量が不足している
  • プリンタなどの接続機器が干渉している

本章では、これら4つの原因について解説します。

次の項目でメモリ不足に陥った場合の対処法を解説するので、あわせてご覧ください。

同時に多くのソフトウェアを起動している

先述のとおり、パソコンやスマホにおけるメモリは「作業をするための机の広さ」を意味します。

同時に複数のソフトウェアを起動するとメモリを圧迫する要因となり、メモリ不足を引き起こす可能性が高くなってしまいます。

そもそものメモリ数が不足している

パソコンやスマホがスペック不足の場合にも、メモリ不足に陥る危険性があります。

たとえば、デバイスへの負荷の大きい3D CADや動画編集ソフト、FPSなどのオンラインゲームをプレイする場合に起こり得るトラブルです。

スペック不足が原因の場合、アプリやソフトウェアの使用を諦めるか、新しいデバイスへの買替えを検討する必要があります。

HDDやSSDの空き容量が不足している

意外なところでデバイス本体のHDDやSSD、ストレージ容量が不足することでもメモリ不足に影響します。

特に、長期にわたって使用し続けているデバイスの場合、データの保存を繰り返すことでデー座の残骸が蓄積し、ストレージを圧迫する要因となります。

パソコンやスマホのストレージ容量が埋まるほど多くのデータを保存している場合は、不要なデータやアプリを削除する必要があります。

プリンタなどの接続機器が干渉している

プリンタやマウス、そのほかの周辺機器を接続することでもメモリが消費されます。

使っていない周辺機器は電源をOFFにした上で、接続そのものを切断しておくのが良いでしょう。

メモリ不足の解消方法

ここまで、メモリ不足に陥る4つの原因について解説してきました。

本章では、メモリ不足を解消するための具体的な方法について解説していきます。

  • 使っていないアプリやバッググラウンドで動作中のソフトウェアを終了させる
  • 不要なアプリの削除、ソフトウェアのアンインストールを行う
  • 不要なデータやファイルを削除する
  • デフラグを実行する
  • メモリを増設する

メモリ不足を解消する方法には、今すぐ実践可能なものもあれば、事前準備が必要な方法もあります。

メモリ不足でお困りの方は、それぞれの対処法に目を通し、今すぐに実践可能な解消方法からお試しください。

使っていないアプリやバッググラウンドで動作中のソフトウェアを終了させる

同時に複数のソフトウェアやアプリを起動している場合は、使っていないものを終了させることでメモリの消費を抑えられます。

また、インターネットブラウザ(ChromeやSafari、Firefoxなど)でも同様で、近年のWebページは広告再生などにより、バッググラウンドでメモリを消費している可能性があります。

日頃からタブを開きすぎないことや不要なページは閉じることを心がけましょう。

不要なアプリの削除、ソフトウェアのアンインストールを行う

ストレージ容量いっぱいのデータが保存されている場合は、HDDやSSD内に格納される不要なアプリやソフトウェアを削除し、ストレージを開放する必要があります。

ただし、本当に必要なソフトウェアまで削除すると、最悪の場合はパソコンが起動しなくなるなどのトラブルが起きてしまうかもしれません。

基本的には動画や写真データ、個別にインストールしたアプリやソフトウェアを削除するに留め、内容がわからないファイルやデータは削除しないように注意しましょう。

不要なデータやファイルを削除する

パソコン内にある不要なデータやファイルは常に削除することを心がけましょう。

Windowsの場合は「ディスククリーンアップツール」が標準搭載されているケースも少なくありません。

市販のクリーンアップツールを用いることでも不要なデータや残骸の削除ができるので、ぜひ調べてみましょう。

デフラグを実行する

デフラグメンテーション(通称「デフラグ」)とは、パソコン内部のストレージやメモリを最適化する処理のことです。

長年使い続けているデバイスは、デフラグを行ってHDDやSSDの容量を軽くする必要があります。

基本的にはパソコンに標準搭載されているデフラグツールを使用することになりますが、起動方法や操作方法が複雑なケースも珍しくありません。

詳細については、使用中のパソコンの取扱説明書やメーカーサイトでご確認ください。

メモリを増設する

自作パソコンなどを使用している場合は、ご自身でメモリの増設を行うことで問題が解消される可能性があります。

基本的な流れとしては、ご自身でメモリを購入し、適切な設置場所にご自身でメモリを取り付けることでメモリの増設が可能です。

正しい場所に挿入しないとパソコンの故障の原因にもなるため、慎重に下調べをした上で行いましょう。慣れていない場合は専門店で業者に依頼するのも選択肢です。

解消できない場合の対処法

ここまで、メモリ不足の解消方法を5つ紹介してきました。

ご紹介した解消方法を実践してもメモリ不足が解決できない場合は、パソコンが故障している可能性を考慮して、メーカーまで修理に出すことも検討できます。

また、パソコンやスマホなどの精密機器は熱に弱く、使い続けているとデバイスが熱を持って性能低下につながります。

使用する際は適宜休憩を設ける、直射日光の当たらない場所で使用する、涼しい場所で使用するなどの工夫も必要です。

「そもそものメモリが不足している」の項目で解説したように、パソコンやスマホがスペック不足の場合は、デバイスの買替えもご検討ください。

パソコンの動作が重い原因が回線速度にあるなら「ドコモ光」への乗り換えがおすすめ

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パソコンやスマホで快適にインターネットを利用できない場合、メモリ不足以外の原因として「利用中のインターネット回線に問題が生じている可能性」も考えられます。

インターネット回線に問題がある場合は、ほかの固定回線への乗り換えを検討するのもひとつの手段です。

最近では数多くの事業者が固定回線を提供していますが、その中でも特におすすめのサービスは「ドコモ光」です。

「ドコモ光」のメリットは、次のとおりです。

  • 最大1Gbpsの通信速度でインターネットが利用できる
  • IPv6対応で快適なインターネット接続を実現可能
  • 一部の地域では最大10Gbpsの高速通信「ドコモ光 10ギガ」も提供中

「ドコモ光」は、光コラボレーションと呼ばれる光回線のうちのひとつです。

最大1Gbpsの通信速度※1でインターネットを利用でき、IPoE方式のIPv6インターネット接続機能に対応しています。

IPv6は、IPv4の後継となる次世代のインターネット・プロトコルです。通信速度が安定するのはもちろんのこと、セキュリティ面でもあんしんなメリットがあるので、仕事でインターネットを利用する方にもおすすめです※2。

ほかの光コラボレーションを利用中の方なら「転用」や「事業者変更」などの手続きで、工事費用を大幅に節約した上で「ドコモ光」へ乗り換えることも可能です。

さらに、一部の地域限定ではあるものの、最大10Gbpsの高速通信※1が利用可能な「ドコモ光 10ギガ」も提供しています。「ドコモ光 10ギガ」の現在の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。

ご利用中のパソコンやスマホに異常がない場合は、インターネット回線がボトルネックとなっている可能性が高いので、これを機に快適な回線速度でインターネットを利用できる「ドコモ光」へのお乗り換えを検討されてみてはいかがでしょうか。

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※1ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※2IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。

メモリ不足を解消するには不要なアプリやソフトウェアの削除が必要

パソコンやスマホの動作が重くなるメモリ不足は、基本的にデバイス内の不要なアプリやソフトウェア、データの削除で解決するケースが大半です。

一方、インターネットの接続が重い場合は、メモリ不足の原因以外に利用中のインターネット回線に問題があることも考えられます。

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