アクセスポイント間通信をするWDS機能とは?
WDS(Wireless Distribution System)とは、複数のアクセスポイントを無線で相互通信させる機能のことです。
WDS機能を使用すれば、無線通信の距離を延長して電波の届きにくいエリアをカバーできるなどのメリットがあります。
一般的に、光回線の導入工事を行うよりも費用面や手間などのコストを削減でき、手軽にインターネット環境の拡張が可能です。
なお、WDS機能を利用するには、WDS機能を搭載した無線LANルーターを複数用意する必要があります。
機種やメーカーによって互換性の相性があるため、基本的には同一メーカーの無線LANルーターが推奨されています。
WDS機能を使用するメリット
WDS機能を使用するメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 誰でも簡単にインターネット環境を拡張できる
- 工事の手間や費用を削減できる
- 特定のアクセスポイントの過負荷を防止できる
誰でも簡単にインターネット環境を拡張できる
WDS機能を使用するには、WDS機能付きの無線LANルーターの設定を変更する必要がありますが、取扱説明書の指示に従うだけで設定が完了するため、誰でも簡単にインターネット環境を拡張できることがメリットです。
一般的な設定手順は後述しますが、使用する機種のメーカーによって設定手順が異なるため、取扱説明書の内容に従って設定を変更してください。
工事の手間や費用を削減できる
WDS機能付きの無線LANルーターは、各ネットワーク機器メーカーで販売しています。同一メーカーの製品を複数台用意することで、WDS機能を使用できます。
一般的に、新たな開通工事を行うよりも費用を削減できるケースが多く、開通工事への立ち会いの手間もかからない点がメリットです。
特定のアクセスポイントの過負荷を防止できる
一般的な無線LANルーターには、最大同時接続台数が表記されています。
最大同時接続台数の範囲内であれば安定したインターネット接続が可能ですが、基本的には複数機器を同一ネットワークで共有するため、1台あたりの利用可能な帯域幅が制限されてしまいます。
つまり、1台の無線LANルーターに接続する通信機器の数が増えるほど、通信速度の低下につながります。
一方、WDS機能を使用すればアクセスポイントを分散できるため、特定のアクセスポイントへの過負荷を防ぐことができ、結果として通信速度の改善効果が期待できます。
WDSでアクセスポイント間を接続する方法
この項目では、WDS機能の一般的な接続方法について解説します。
WDS機能を使用するには、同一メーカーが製造するWDS機能付きの無線LANルーターが複数台必要です。
無線LANルーターは、コンセントから電源を共有でき、かつ無線通信可能な距離に設置しましょう。
適切な距離に配置した後は、アクセスポイントの管理画面からWDSモードの有効化とセキュリティ設定を変更すればWDS機能を使用できます。
なお、WDS機能を使用する際は、それぞれの無線LANルーターを同一のSSIDと暗号化方式に設定する必要があるので気をつけましょう。
また、先述のとおり、メーカーや使用する機種によって設定手順は異なるため、具体的な接続方法については取扱説明書を参照してください。
WDS機能を使用する際の注意点
WDS機能を使用する際には、次の注意点に気をつけましょう。
- 帯域幅が減少し通信速度が低下する可能性がある
- 複数機器の互換性の問題でWDSが正常に動作しない場合がある
- 複数機器の配置によって信号強度が弱くなる場合がある
- トラブル発生時の原因特定に手間がかかる
WDS機能を使用してネットワーク環境を拡張したいと考えている方は、これらの注意点に必ず目を通すようにしてください。
帯域幅が減少し通信速度が低下する可能性がある
WDS機能は、同一ネットワークを複数の通信機器で共有してインターネット接続を行うため、適切な設定を行わないとデータの二重送信により、実質的な帯域幅が減少する恐れがあります。
特定のアクセスポイントへの過負荷を防げるメリットがある一方で、場合によって通信速度が低下する可能性がある点には注意しましょう。
複数機器の互換性の問題でWDSが正常に動作しない場合がある
複数機器の互換性の問題で、WDS機能が正常に動作しない場合があります。
WDS機能を使用するには、基本的に同一メーカーの同じシリーズの無線LANルーターを用意するようにしましょう。
複数機器の配置によって信号強度が弱くなる場合がある
WDS機能は無線LANルーターが相互に無線通信を行う仕様上、双方の設置場所によって信号強度が弱くなってしまう可能性があります。
使用する機種によって適切な設置範囲が異なるため、WDS機能を使用する際は必ず取扱説明書の指示に従うようにしてください。
トラブル発生時の原因特定に手間がかかる
WDS機能の使用中にトラブルが発生した場合、問題が発生している通信機器の特定に時間と手間がかかります。
特に、法人オフィスなどで大量の無線LANルーターを併用している場合には、トラブル発生時に接続中の通信機器1台1台を隅々まで確認する必要があり、多大な人的コストが発生します。
WDS機能で快適にインターネットを使用するなら「ドコモ光」がおすすめ
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WDS機能を使えば誰でも手軽にインターネット環境を拡張できる
アクセスポイント間の通信にWDS機能を使用すれば、光回線の導入箇所から遠い部屋や障害物の多い部屋でも、快適なインターネットを利用できる可能性があります。
新たに光回線や有線ケーブルを導入するより手間や費用がかからないので、通信速度が遅くて困っている方は、WDS機能を試すのがおすすめです。
なお、通信速度が遅い場合には光回線そのものの見直しも効果的な方法です。
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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。