ONTとONUの違いとは?パッシブ光ネットワーク(PON)の仕組みを解説!

通信ノウハウ

パッシブ光ネットワーク(PON)のことを調べていると、ONTやONUなどの似たような言葉が多く出てきます。

PONの仕組みや用語の意味を把握するためには、それぞれをきちんと区別することが大切です。

本記事では、ONTとONUの違いを説明します。併せて、PONを構成する機器の種類や役割も説明するので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

パッシブ光ネットワーク(PON)とは?

パッシブ光ネットワーク(PON)とは、光信号の分岐・合流を行うことで、一本の光ファイバーで複数の加入者に光回線サービスを提供するためのネットワークです。家庭向けの光インターネットサービスには、このPONの技術が使われています。

パッシブ光ネットワーク(PON)の仕組み

PONでは、単一の伝送ポイントから複数のユーザー・エンドポイントに対してデータが伝送されます。通信事業者にあるOLT(光回線終端装置)から光スプリッタに光信号が送られ、光信号が多重・分岐されることで、各加入者へと光信号の伝送が行われます。OLTや光スプリッタといった用語に関する説明は、以下で行います。

PONを構成する機器の種類と役割

PONは複数の機器で構成されています。PONを構成する機器の種類と役割を、以下で詳しく説明します。

OLT

OLT(光回線終端装置)は通信事業者に設置されたPONの出発点で、光信号の送受信を行います。各加入者に対して送信する光信号を、交通整理するような役割を担っています。

光スプリッタ(SPL)

光スプリッタ(SPL)は、光信号を合分波するための機器です。光スプリッタは電源を必要とせず、電気的な処理を行いません。PONが「パッシブ(受動的)」なネットワークと呼ばれるのも、これが理由のひとつです。そのおかげでメンテナンスの手間と費用を大きく削減できるので、より安価な光回線の提供を可能にしています。

ONU/ONT

ONUは加入者側の光回線終端装置で、光信号と電気信号の変換を行います。顧客からのさまざまな種類のデータを送信、集約およびグルーミングし、OLTにアップストリームで送信することが可能です。ONTと呼ばれることもあり、両者は本質的に同じものをさしますが、細部では異なる点もあります。ONUとONTの違いは、以下で説明します。

ONUとONTの違い

ONUとONTは本質的に同じものですが、ONUがIEEEの用語であるのに対して、ONTはITU-Tの用語です。IEEEは正式名称を「Institute of Electrical and Electronics Engineers」といい、アメリカに本部をおき電気や情報工学の技術標準化を行っている団体です。

一方、ITU-Tは正式名称を「International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector」といい、電気通信に関する国連の専門家組織です。どちらもネットワークに関する代表的な標準団体です。

日本語にするとONUが「光回線終端装置」であるのに対して、ONTは「光加入者線終端装置」となります。そのため、ONTは一般に顧客宅内にありますが、ONUに関しては必ずしもそうとは限りません。よりエンドユーザーに近いのがONTであり、ONTはONUにとって不可欠な部分です。

快適なインターネット環境構築には「ドコモ光」がおすすめ

PONは、家庭向けの光インターネットサービスを提供するのに不可欠な技術です。家庭で快適にインターネットを利用できるのはPONのおかげですが、快適さを追求するのであれば光回線の性能も意識するべきでしょう。快適なインターネット環境を構築したい方には、「ドコモ光」がおすすめです。「ドコモ光」のメリットは、主に以下が挙げられます。

  • 超高速の10ギガプランがある
  • 通信制限がないのであんしんして使える
  • IPoE方式のIPv6インターネット接続機能に対応している

光回線の一般的な通信速度は、1Gbpsです。これはほかのインターネット接続手段と比べると十分な速さですが、「ドコモ光」には最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」もあります。そのため、高速通信環境を構築したい方には、「ドコモ光 10ギガ」がおすすめです。

なお、「ドコモ光 10ギガ」は提供エリアが限定されているため注意しましょう。現在の提供エリアは、こちらからご確認いただけます(提供エリアは順次拡大予定)。また、「ドコモ光」はベストエフォート型サービスです。最大通信速度は技術規格上の最大値となり、お客さま宅内での実使用速度はお客さまのご利用環境・ご利用機器、回線の混雑状況などによって低下します。

光回線は通信制限がない場合が多く、「ドコモ光」も通信制限を設けていません※。そのため、動画の視聴やゲームなど大容量のデータをダウンロードしやすくなります。

IPv6は、IPv4の後継となる次世代のインターネット・プロトコルです。通信速度が安定するのはもちろんのこと、セキュリティ面でもあんしんなメリットがあるので、仕事でインターネットを利用する方にもおすすめです。なお、IPv6通信を利用する場合は、使用しているパソコンなどのデバイスがIPv6アドレスに対応している必要があります。

IPoE方式のIPv6インターネット接続を利用すると、IPv6に対応したサービス(Webサイトの閲覧や動画配信サービスの視聴など)を快適に利用しやすくなるでしょう。

快適なインターネット環境を構築したい方は、ぜひ「ドコモ光」の利用を検討してみてください。

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※混雑の原因となる大量のトラフィックを発生させているお客さまに対し、帯域を制御すること等により本サービスの速度を制限することがあります。

我々が快適にインターネットを利用するためにはPONが必要不可欠

イメージ

普段何気なくインターネットを利用していますが、その裏にはPONの技術が活用されています。本記事では、PONがOLTや光スプリッタ(SPL)、ONU/OLTなどで構成されている点や、ONU/OLTの違いを解説しました。それぞれの役割を把握しておけば、自宅にインターネット環境を構築する際にも役立ちます。

インターネット接続機器については、以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ONUは購入できる?ルーター、モデムとの違いやご自身で用意が必要な周辺機器を紹介
モデムとONUの違いとは?ルーターの無料レンタルを行っているプロバイダも紹介!

また、自宅により快適なインターネット環境を構築したいと考えている方は、高速通信が可能なエリアを順次拡大中の「ドコモ光」をご検討ください。

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