スマホのWi-Fiはチャンネル変更できる?接続の設定や確認方法も解説

通信ノウハウ

Wi-Fiの周波数帯はいくつかのチャンネルに分割されています。スマホやパソコンが接続しているWi-Fiのチャンネルは自動設定される製品も多いですが、手動で変更も可能です。

通信が安定しないときは、チャンネル設定を見直すことで改善できる可能性があります。ぜひWi-Fiのチャンネルの設定方法を押さえておきましょう。

本記事では、Wi-Fiのチャンネルとは何か、チャンネルの変更方法などを解説します。

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記事サマリー

Wi-Fiのチャンネルとは

まずは、Wi-Fiのチャンネルとは何かを確認していきましょう。Wi-Fiの電波は、周波数の範囲である周波数帯で区分けされます。

Wi-Fiの通信では周波数帯ごとにデータのやり取りが行われ、いわば周波数帯がデータの通り道となっています。データのやり取りを自動車の通行に例えると、周波数帯が広いほど車線が多く、より多くの自動車が通行できるイメージです。

Wi-Fiの周波数帯は、2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の3種類があり、それぞれが一定の帯域幅を持った「チャンネル」というものに分割されます。

スマホやパソコンなど複数の機器が同じ周波数帯で通信する場合であっても、周波数が重ならないチャンネルを使うことで電波干渉なく通信ができます。

2.4GHz帯のチャンネル

2.4GHz帯の通信規格は「IEEE802.11b」「IEEE802.11g」の2つがあり、IEEE802.11bは1~13chの合計13チャンネル、IEEE802.11gは1~14chの合計14チャンネルがあります。

1~13chは5MHzずつ離れていますが、各チャンネルは22MHzの幅をもっているため、近くのチャンネル同士は干渉してしまいます。

そのため、2.4GHz帯は通常、周波数が重なり合わない「1、6、11」「2、7、12」「3、8、13」といった5チャンネルずつ離れた組み合わせで使われます。

なお、IEEE802.11bは少し離れた周波数にある14chが使用できるため、「1、6、11、14」の組み合わせで最大4個のチャンネルが干渉せずに使えます。

▼2.4GHz帯のチャンネルと周波数

チャンネル中心周波数帯域
1ch2412MHz2401~2423MHz
2ch2417MHz2406~2428MHz
3ch2422MHz2406~2428MHz
4ch2427MHz2411~2433MHz
5ch2432MHz2416~2438MHz
6ch2437MHz2421~2443MHz
7ch2442MHz2426~2488MHz
8ch2447MHz2431~2453MHz
9ch2452MHz2441~2463MHz
10ch2457MHz2446~2468MHz
11ch2462MHz2451~2473MHz
12ch2467MHz2456~2478MHz
13ch2472MHz2461~2483MHz
14ch2484MHz2473~2495MHz

5GHz帯のチャンネル

5GHz帯はW52、W53、W56のチャンネルグループに分かれています。W52とW54で4個ずつ、W56で11個のチャンネルがあり、合計19個のチャンネルがあります。

それぞれのチャンネルの周波数は重ならないため、19個のチャンネル全てが互いに干渉せずに使用可能です。

チャンネルグループチャンネル屋外での利用
W5236、40、44、48不可
W5352、56、60、64不可
W56100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140可能

6GHz帯のチャンネル

Wi-Fi 6EのWi-Fi規格では、新たに6GHz帯の周波数帯が利用できるようになりました。Wi-Fi 6Eでは技術的な仕様として最大59個のチャンネルが使用でき、日本では最大24個のチャンネルが使用可能です。

スマホでWi-Fiのチャンネルを手動で変更する方法

イメージ

最近のルーターは多くの製品で、電波の混雑状況をチェックしてチャンネルを自動選択する機能が搭載されていますが、利用者自身でチャンネルを手動設定することも可能です。

スマホやパソコンでブラウザからルーターの設定画面に入り、チャンネルの設定項目から手動でのチャンネル変更が可能です。製品ごとの設定方法は、ルーターの取扱説明書などから確認できます。

チャンネル自動選択の通信が安定しないときはルーターを再起動する

チャンネルの自動選択機能が搭載されている製品では、ルーター起動時に電波状況をチェックしてチャンネル設定が行われます。

そのため、電源起動後にしばらく期間が経つと、現状の電波状況に最適なチャンネルの選択ではなくなることがあります。

電源起動後にしばらく使用した後に通信が安定しない場合は、ルーターを再起動することで、再びチャンネルが自動選択されて通信が安定する可能性があります。Wi-Fiへの接続が安定しないときは、ルーターの再起動を試してみましょう。

Wi-Fiのチャンネルごとの電波強度をパソコン・スマホで確認する方法

Windowsのパソコンでは、Microsoft Storeでダウンロードできる「WiFi Analyzer」アプリで周囲のWi-Fiの電波強度をグラフ化して確認することが可能です。

また、スマホでもチャンネルごとの電波強度が確認できるアプリがあります。たとえば、Androidの場合は「WiFi Analyzer (farproc)」のアプリで電波強度の確認が可能です。こちらもチャンネルごとの電波強度をグラフで可視化して確認できます。

Wi-Fiの周波数帯の違いにも注目

チャンネルの変更以外にも、周波数帯の変更で通信が安定する場合があります。Wi-Fiの周波数帯で、多く利用される2.4GHz帯、5GHz帯の特徴の違いは次のとおりです。

メリットデメリット
2.4GHz帯・障害物に強い
・電波が遠くまで届く
・家電などと電波干渉することがある
5GHz帯・最大通信速度が速い
・電波干渉に強い
・遠くまで電波が届きにくい
・障害物の影響を受けやすい

障害物が多い、距離が遠いといった場合には2.4GHz帯のネットワークを利用するのが適しています。一方で、5GHz帯は最大通信速度が速く、障害物や距離の問題がないなら5GHz帯の方が快適に通信できる可能性があります。

周波数帯は自動設定される製品や設定もありますが、手動で選択できる場合は、スマホやパソコンのWi-Fi接続設定で接続先のネットワークを変更することで、周波数帯を変更できます。

自宅の通信環境を見直すなら「ドコモ光」がおすすめ

自宅の通信環境を見直すなら、チャンネル設定と合わせてインターネット回線の見直しも検討してみましょう。

「ドコモ光」では、全国エリアで利用できる最大1Gbps※1の「ドコモ光 1ギガ」のほか、一部エリアで最大10Gbps※1に対応する「ドコモ光 10ギガ※2」が利用できます。光回線による快適な通信環境を自宅に導入することが可能です。

また、セットで利用するプロバイダは、数多くのサービスからお好みで選べます。プロバイダによってはWi-Fiルーターの無料レンタルなど、独自のサービスも利用可能です。

なお、ドコモユーザーなら家族全員のスマホ料金に最大1,100円の割引※3※4が適用されます。インターネット回線に「ドコモ光」を選ぶことで、スマホ料金の節約が可能です。

「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※5
(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※6
タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※1ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※2:最大10Gbps
お申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3※4「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※5 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※6 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

スマホからWi-Fiのチャンネルを見直して通信環境を改善しよう

Wi-Fiの周波数帯は、周波数を指定するための「チャンネル」に区分けされていて、2.4GHz帯で最大14個、5GHz帯で最大19個、6GHz帯で最大24個のチャンネルがあります。

最近では多くのルーターでチャンネルの自動設定の機能がありますが、手動で設定する場合は、ルーターの設定画面から可能です。また、チャンネルの自動設定の通信が安定しないときは、再起動してチャンネルを設定し直すことで改善できる可能性があります。

ぜひWi-Fiのチャンネルを見直して、通信環境を改善していきましょう。

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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