Wi-Fiの電波強度とは?快適にネットを使うためのポイントをまとめて紹介!

通信ノウハウ

Wi-Fiの電波強度が弱くなると、動画の読み込みが遅くなる、ネットとつながりにくくなるなど、インターネットの利用に影響が出ます。

Wi-Fi利用時の通信速度が遅くなる理由には複数の原因が考えられますが、電波強度はその原因のひとつです。通信が不安定な場合は、電波強度に問題がないかも確認してみましょう。

本記事では、Wi-Fiの電波強度の基本的な仕組みを解説します。電波強度の確認方法や改善のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

Wi-Fiの電波強度とは

Wi-Fiの電波強度(RSSI、Received Signal Strength Indicator)とは、Wi-Fiルーターからの電波を、スマホやパソコンなどのデバイスでどれくらい受信できるかを示す指標です。

電波強度は、一般的にdBm(デシベルミリワット)の単位であらわされます。0 dBmから-100 dBmの範囲で表示され、0 dBmに近いほど電波が強く、-100 dBmに近づくほど弱くなる仕組みです。

スマホやパソコンのステータスで表示される「Wi-Fiマーク(扇形のマーク)」は、Wi-Fiの電波強度などを示しています。

Wi-Fiの電波強度の目安

Wi-Fiの電波強度が示す状況を、数値ごとにまとめると次のようになります。

電波強度状況
-30 dBm優良
-65 dBm良好
-70 dBm問題なし
-80 dBm不良
-90 dBmほとんど使用できない状態

Wi-Fiの電波強度が-30 dBmある場合は、とても電波状況が良い状態です。一方、-80 dBmを下回ると、「読み込みが遅くなる」「スマホの操作がしにくくなる」などの影響が出る場合があります。

ご家庭でWi-Fiを利用するときは、-65~-75dBm以上が電波強度の目安です。-75dBm未満の場合、電波が弱いことが原因で通信が不安定になる可能性が考えられます。

Wi-Fiの電波強度を確認する方法

では、Wi-Fiの電波強度を確認するにはどうしたら良いのでしょうか。主な確認方法は次の3つです。

  • デバイスのステータスを確認する
  • パソコンで調べる
  • スマホアプリで調べる

各方法の詳しい内容を紹介します。

デバイスのステータスを確認する

Wi-Fiの大まかな電波強度は、デバイスのステータスにある「Wi-Fiマーク」で確認できます。

Androidの場合は、アイコンの塗りつぶしが多いときほど電波が強い状態です。iPhoneやWindowsの電波状態は、Wi-Fiマークのバーの数で確認しましょう。

なお、Wi-Fiマークがある場所は、デバイスによって違います。

Androidの場合は、画面の右上が一般的です。 iPhoneの場合は、Face ID搭載モデルのiPhoneは画面右上、Touch ID搭載モデルのiPhoneは画面左上に表示されます。Windows 11の場合は、画面右下のタスクバーで確認可能です。

※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All rights reserved.

パソコンで調べる

電波強度の詳細は、パソコンで調べることができます。たとえばWindows 10/11の場合、次のコマンド操作で電波強度の状態を確認可能です。

  1. 画面で「windowsキー」と「R」を入力する
  2. ダイアログの検索窓に「cmd」を入力してEnterキーを押す
  3. コマンドプロンプト画面で「netsh wlan show interface」を入力してEnterキーを押す
  4. 「シグナル」の項目を確認する

「シグナル」項目では、Wi-Fiの電波状況が「%(パーセンテージ)」で表示されます。90%以上が表示されていたら、Wi-Fiの電波強度は良い状態といえるでしょう。

スマホアプリで調べる

リビングや寝室など、自宅の各部屋の電波強度を詳しく知りたいときは、スマホアプリが便利です。

近年、電波強度を測定できるスマホアプリが提供されています。アプリストアでダウンロードして、アプリ上で操作をすると、Wi-Fiの電波強度を数値で示してくれます。Wi-Fiの電波強度を調べたい場所でスマホを操作すれば、各場所での詳しい電波強度を把握可能です。

スマホアプリのなかには、自宅の間取りの取り込みにより、電波強度のヒートマップを作成できるものも提供されています。

Wi-Fiの電波強度を改善するポイント

イメージ

電波強度が弱いときは、電波環境の改善を行いましょう。具体的には、次の改善方法があります。

  • Wi-Fiルーターの置き場所を変える
  • 周波数を変更する
  • 中継機やメッシュWi-Fiを利用する
  • Wi-Fiルーターを変更する

各方法の詳細を解説します。自宅ですぐにできる方法も紹介するので、ぜひ試してみてください。

Wi-Fiルーターの置き場所を変える

Wi-Fiに限らず、電波は障害物やほかの電波の影響を受けやすい性質があります。

金属やガラス、木材や水などは電波が弱まる原因となるので、金属ラックや棚のなか、水槽など湿気を含むものの近くは避けましょう。また、電子レンジやテレビなど、電波を発する家電の近くも適していません。

Wi-Fiルーターの置き場所は、できるだけ家の中心付近で、床から1~2mの高さが理想的です。

そのほか、Wi-Fiルーターの電波が届く範囲に移動してスマホやパソコンを接続する方法もあります。

周波数を変更する

Wi-Fiの電波強度の改善に、周波数の変更が有効な場合があります。Wi-Fiの電波は主に2.4GHzと5GHzの周波数を利用していて、それぞれに特徴が違うためです。

周波数特徴
2.4GHz・障害物を回り込み遠くまで電波を届けやすい
・電波の干渉を受けやすい
5GHz・高速通信が可能で電波干渉を受けにくい
・電波が直進するので障害物の影響を受けやすい

たとえば、Wi-Fiルーターのある部屋と違う部屋でデバイスを接続する場合、2.4GHzのほうがつながりやすい場合があります。

また、電子レンジを使用するときに電波が弱くなる場合は、5GHzへの変更がおすすめです。使用環境に合わせて周波数を変更してみましょう。

なお、バンドステアリング機能のあるWi-Fiルーターを使用すると、状況に合わせて自動で周波数を調整してくれるので、とても便利です。

中継機やメッシュWi-Fiを利用する

自宅の構造上、どうしても電波が届きにくい場所があるときは、中継機やメッシュWi-Fiの利用がおすすめです。

電波は、Wi-Fiルーターと距離が離れるほどに弱まります。特に、2階や3階のある家、敷地の広い家では、部屋により電波が届かない場所もあるでしょう。

中継機やメッシュWi-Fiを活用するとWi-Fiの電波が届くエリアを拡大でき、快適なWi-Fi環境の構築に役立ちます。

Wi-Fiルーターを変更する

Wi-Fi環境の改善には、Wi-Fiルーターを新しい機種へ変更する方法も有効です。新しいWi-Fiルーターは、機種によりさまざまな機能が搭載されています。

特に、古いWi-Fiルーターを使い続けている場合は、Wi-Fi 6など新しい規格に対応する機種への買替えを検討してみましょう。性能の向上により、電波状況が改善する場合があります。

通信環境を改善するなら「ドコモ光」がおすすめ

電波強度の対処法を行っても状況が改善しない場合は、インターネット回線の乗り換えを含め、通信環境を見直してみましょう。

Wi-Fiの電波強度は、スマホやパソコンなどのデバイスとWi-Fiルーターとの間のつながりやすさを示す指標です。もし、インターネット回線を含めたそのほかの状況に問題があると、電波強度を改善しても、通信速度自体は速くならないケースもあります。

通信環境を改善したい方には、「ドコモ光」がおすすめです。「ドコモ光」では、最大通信速度1Gbps※1の「ドコモ光 1ギガ」と、一部エリアで最大通信速度10Gbps※1の「ドコモ光 10ギガ※2」を提供しています。高速回線を利用したい方に適したサービスです。

また、「ドコモ光」では回線とプロバイダをセットで提供しており、豊富なプロバイダから希望するところを選べます。

たとえば、プロバイダで「OCN インターネット(1ギガ)」を利用すると、混雑が発生しにくいIPoE方式によるインターネット接続が標準搭載されます。Wi-Fi 6※3対応のWi-Fiルーターの無償レンタルサービス※4もあり、快適なWi-Fi環境でネットを利用したい方におすすめです。

月額料金
(ドコモ光 1ギガ)※5
(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光 10ギガ)※6
タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※1ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※2:最大10Gbps
お申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 ベストエフォート値による最大通信速度
※2 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら
※3 Wi-Fi 6を使うには、Wi-Fi 6対応のクライアントが必要です。
※4 ドコモ光「1ギガ タイプA」ご利用かつ、Wi-Fiルーターレンタルサービスにお申込みされたお客さまを対象として、1契約に対し1台限りで無償レンタルいたします。
※5 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※6 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

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Wi-Fiの接続が不安定なときは電波強度も確認しよう

電波強度はデバイスで受け取る電波の強さを示す指標です。電波強度が弱まると、通信環境に影響が出るので注意しましょう。

Wi-Fiの電波強度が弱いときは、Wi-Fiルーターの設置場所の変更、周波数の切り替えなどで改善する場合があります。そのほか、中継機やメッシュWi-Fiの利用、Wi-Fiルーターの変更もおすすめの方法です。

「ドコモ光」では、高速で安定した光回線サービスを提供しています。プロバイダにより、Wi-Fi 6対応ルーターの無償レンタルサービスが利用できます。通信環境を改善したい方は、ぜひ「ドコモ光」の利用をご検討ください。

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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