Teamsの音声が途切れる主な原因
Teamsの音声が途切れる状態を改善するためには、まず原因の見極めが大切です。Teamsの音声が途切れる主な原因は、大きく以下の3つが考えられます。
- イヤホン・マイクが原因で音声トラブルが生じている
- デバイスのスペック不足が原因で処理速度が低下している
- インターネットの通信状態が原因で音声が上手く届かない
以下、それぞれの原因を詳しく解説します。
イヤホン・マイクが原因で音声トラブルが生じている
Teamsを利用するときに使っているイヤホン・マイクが原因で音声トラブルが生じる場合があります。
特にワイヤレスのイヤホン・マイクを使っている場合は注意が必要です。ワイヤレスのイヤホン・マイクでは、無線通信にBluetooth®を利用しているため、Wi-Fiやほかの電化製品から発せられる電波の干渉を受けることがあります。
また、イヤホン・マイクが古い場合は、スペック自体が劣っていたり、故障していたりする可能性も考えられます。
デバイスのスペック不足が原因で処理速度が低下している
TeamsでWeb会議を行うときは、音声・映像を送受信するためにパソコンやスマホなどのデバイス内で多くの処理を行っています。
そのため、パソコンやスマホなどのスペックが不足していると処理に時間がかかり、音声が途切れる原因になります。
Teamsの主なハードウェア(スペック)要件は、以下のとおりです。
ハードウェア | Windows パソコン | Mac |
プロセッサー | 最小速度1.1GHz 、2コア | インテル® Core Duo プロセッサー |
メモリ | 4GB | 4GB |
ハードディスク | 3GBの空きディスク容量 | 1.5GBの空きディスク容量 |
OS | ・Windows 11 ・Windows 10※ ・ARM 版の Windows 10 ・Windows 8.1 ・Windows Server 2019 ・Windows Server 2016 ・Windows Server 2012 R2 | MacOSの3つの最新バージョンのいずれか |
※Windows 10 LTSC for Teams デスクトップ アプリを除く
特に、メモリやハードディスクに関しては、十分な容量があることを確認しましょう。また、スマホとタブレットのハードウェア(スペック)要件は、以下のとおりです。
- Android:最新4つのメジャーバージョン
- iPhone・iPad・iPod:iOSの最新2つのメジャーバージョン
※ Apple、Appleのロゴ、iPhoneは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※TM and ©2023 Apple Inc. All・rights reserved.
インターネットの通信状態が原因で音声が上手く届かない
Teamsを利用しているときの音声や映像はデータとして送受信されるため、インターネットの通信状態が悪いと、動作が不安定になり音声が途切れる原因になり得ます。
Teamsの利用に必要な帯域幅(通信速度の上限)要件は、以下のとおりです。
項目 | 1対1(Kbps) | 会議(Kbps) |
音声 | ・最小:上り下り10 ・推奨:上り下り58 ・最高:上り下り76 | ・最小:上り下り10 ・推奨:上り下り58 ・最高:上り下り76 |
ビデオ | ・最小:上り下り150 ・推奨:上り下り1,500 ・最高:上り下り4,000 | ・最小:上り150、下り200 ・推奨:上り2,500、下り4,000 ・最高:上り下り4,000 |
Teamsのビデオ会議では、上り2.5Mbps(2,500Kbps)以上、下り4Mbps(4,000Kbps)以上の速度が推奨されています。安定した音声・映像で会議をするためには、推奨値以上の通信速度があることを確認しましょう。
なお、通信速度はご自身でも確認が可能です。代表的なツールには、通信速度・Ping値の測定ができるGoogle「インターネット速度テスト」があります。
Googleで「インターネット速度テスト」と検索すれば、すぐに表示されるので、Teamsを利用する前に、ご自身の通信状況を確認することをおすすめします。
そのほか、以下のような回線速度測定サイトを利用する方法もあります。
Teamsの音声が途切れる状態を改善する7つの対処法
Teamsの音声が途切れる原因によっては、ご自身で改善できる可能性があります。以下、状況を改善するための対処法を紹介します。
イヤホン・マイクを高性能な製品に買替える
イヤホン・マイクの音声トラブルが原因の場合は、高性能の製品に買替えることで改善する可能性があります。
Web会議の利用を考慮して買替えるのであれば、「ノイズキャンセリング機能」に注目しましょう。この機能が搭載されていると、遮音性が高く音を聞きやすいです。
また、マイクは「ノイズリダクション(タイピング音や紙をめくる音を小さくする)」「エコーキャンセリング(ハウリングを抑える)」など、周囲の音を拾わない機能が搭載されている製品がおすすめです。
ただし、イヤホン・マイクは、基本的に性能が高くなるほど価格も高くなるため、利用環境や予算を考えて、適した製品を選ぶことが大切です。
なお、イヤホン・マイクはワイヤレスと有線接続の両方に対応している製品もあります。このような製品であれば、状況に合わせて接続方法を使い分けできて便利です。
使っていないアプリやブラウザを閉じる
パソコンなどのデバイスは、ほかのアプリやブラウザが開いていると、その分メモリを圧迫して処理が遅くなります。
Teamsの音声が途切れる場合は、使っていないアプリやブラウザを閉じましょう。すると、メモリに余裕が生まれるため、音声が途切れる状態が改善する可能性があります。
また、必要のないアプリやファイルを削除して、ストレージの容量を確保することも重要です。今後利用しないアプリやファイルがデバイスに残っている場合は削除すると良いでしょう。
キャッシュを削除する
キャッシュとは、過去にブラウザで表示した画像やページの一部を、ハードディスクに保存することで、次回以降スムーズに読み込める機能です。
便利な機能である一方、キャッシュはどんどん蓄積されるため、その分ブラウザ利用時の負担が大きくなります。
Teamsの音声が途切れる場合は、キャッシュによってブラウザに負荷がかかっている可能性があるため、キャッシュを削除しましょう。
なお、音声が途切れる状態が改善した後でも、キャッシュは定期的に削除することをおすすめします。インターネットの利用状況によって異なりますが、月に1回程度を目安にキャッシュを削除すると良いでしょう。
パソコンのOS・Teamsアプリのバージョンを確認する
パソコンやスマホなどのOSのバージョンが古いまたは、Teamsアプリのバージョンが最新版でない場合は、Teamsの使用に影響が出る可能性があります。
Teamsの調子が悪いなら、パソコンやスマホの更新プログラムと、Teamsアプリのバージョンを一度確認して、古いようならアップデートしましょう。
Wi-Fiルーターの周波数帯を切り替える
Wi-Fiの周波数帯には、主に2.4GHzと5GHzがあり、特徴が異なります。
周波数帯 | メリット | デメリット |
2.4GHz | ・電波の届く範囲が広い ・障害物の影響を受けづらい ・対応するデバイス多い | ・電波の干渉を受けやすい ・5GHzより通信速度が遅い |
5GHz | ・通信速度が速い ・電波干渉が生じづらい | ・障害物の影響を受けやすい ・電波の届く範囲が狭い |
Wi-FiをつないでTeamsを利用する場合は、状況に合わせて2.4GHzと5GHzを切り替えることで通信状態が良くなり、音声が途切れる状態が改善できる可能性があります。
たとえば、1階にWi-Fiルーターがあり、2階のパソコンでTeamsを利用する場合のように、ルーターとデバイスの距離が離れているときは、電波の届く範囲が広い2.4GHzが向いています。
Teamsを利用するときは有線で接続する
Wi-FiをつないでTeamsを利用している場合は、有線接続に変更するのも効果的です。
有線接続ではLANケーブルを使ってインターネットに接続するので、基本的にWi-Fiより通信が安定します。そのため、音声が途切れる原因が通信状態と考えられる場合は、有線接続にすることで状況が改善する可能性があります。
普段はWi-Fiをつなげて、Teamsを使うときは有線接続にするなど、状況に合わせて接続方法を使い分けると良いでしょう。
ファイアウォールの設定を確認する
デバイスにインストールしているセキュリティソフトのファイアウォールが原因で音声が途切れることもあります。
なお、ファイアウォールとは、外部のネットワークからの攻撃や不正なアクセスを防ぐために、ネットワーク通信を許可する、または拒否する仕組みです。
デバイスのスペックや通信状態などを確認しても改善しない場合は、一度ファイアウォールを無効にしてから、再度有効にすると改善することがあるため、試しましょう。
TeamsのWeb会議利用前にはテスト通話で確認することをおすすめ
Teamsには、イヤホン・マイクが正常に認識・動作するかを確認できるテスト通話機能が搭載されています。Teamsの音声トラブルが不安な場合は、事前にテスト通話を活用して、Teamsが正常に動くことを確認すると良いでしょう。
テスト通話の手順は、以下のとおりです。
- Teamsアプリの設定をクリックする
- デバイスを選択する
- 使用するイヤホン・マイクが選択されていることを確認する
- 「テスト通話を開始」をクリックする
なお、テスト通話は、コマンドの入力ボックスに、[/testcall] を入力することでも利用できます。検索履歴からすぐにテスト通話を開始できるため、Teamsを頻繁に利用する方は、こちらの方法が便利です。
状況に応じて回線の見直しを検討するのも重要
TeamsのWeb会議を使うときには通信状態が大きく影響するため、インターネット回線の状態も重要です。以下のような状況に困っている場合は、インターネット回線の見直しを検討するのも良いでしょう。
- 頻繁に通話が途切れる
- そもそも帯域幅を確保できていない
- 日頃から通信速度が遅い
なお、インターネット回線の選択肢としては、「光回線」「ホームルーター」「モバイルWi-Fi」の大きく3つがあります。それぞれ特徴が異なるので、ご自身に最適な回線を選びましょう。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
回線の種類 | 特徴 |
光回線 | ・光ファイバーを利用した固定回線で、通信速度・安定性に優れている点が大きなメリット ・ただし、導入には工事が必要なため、利用できるまで一定の期間が必要 |
ホームルーター | ・登録した住所で利用できる据え置き型ルーター ・光回線に比べると通信の安定性はやや劣りますが、工事不要ですぐに快適なインターネット環境を整えられる |
モバイルWi-Fi | ・携帯ができる小型のWi-Fiルーター ・主に外出先でTeamsやインターネットを利用する方に向いている |
自宅でTeamsやインターネットを利用する方であれば、光回線またはホームルーターがおすすめです。なかでも、通信速度と安定性を重視する方は光回線が良いでしょう。
また、引越しが多い方や、マンションで光回線の導入が難しい方、すぐにインターネットを利用したい方は、ホームルーターをご検討ください。
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
インターネット回線を見直すなら「home 5G」がおすすめ
Teamsの利用時に音声が途切れるなど、通信環境を改善すべく、インターネット回線の見直しをするなら、ぜひ「ドコモ」のホームルーター「home 5G」をご検討ください。
「home 5G」は、「ドコモ」の5G対応ホームルーター(HR02)※1を利用したインターネットサービスです。工事不要で、コンセントに挿すだけでインターネットを利用できるため、すぐに乗り換えができます。
最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※2 ※3、5G高速通信対応※4のほか、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi6にも対応しているため、Wi-Fi利用時も快適です。
また、ホームルーターにはLANポートが2つ付いているため、有線接続も可能です。そのため、普段はWi-Fi、Teams利用時は有線接続のように、状況に合わせた使い分けができます。
月額料金 | home 5Gプラン:4,950円(税込) |
機種代 | 71,280円(税込) |
初期費用 | 契約事務手数料3,850円(税込) (オンラインショップは無料) |
契約期間 | 定期契約なし |
データ容量 | 無制限※5 |
購入先 | ドコモオンラインショップ ドコモショップ 量販店 |
※1 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※2 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※3 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 データ利用料が特に多い場合は、通信制限や通信が中断されることがあります。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
Teamsの音声が途切れる状態は適切に対処すれば改善できる
Teamsの音声が途切れる場合は、何かしらの原因があります。Teams側の問題でない限りは、ご自身で対処できることが多いため、適切な対処法で改善を試みてください。
また、Teamsの音声が途切れる原因が通信環境の場合は、状況に合わせてインターネット回線の乗り換えを検討するのもおすすめです。
「home 5G」は最大受信速度4.2Gbps、5G高速通信対応のため、Teamsを含めたインターネット通信を快適に行いやすくなっています。Wi-Fiだけでなく有線接続にも対応しているため、状況に合わせた使い方が可能です。
快適な通信環境を整えたい方は、この機会にぜひ「home 5G」をご検討ください。
※「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Bluetooth」は、Bluetooth SIG,Inc.の登録商標であり、株式会社NTTドコモはライセンスを受けて使用しております。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。