「識別されていないネットワーク」が表示される原因と対処法を解説【有線/無線】

ネットワークアイコンに「識別されていないネットワーク」が表示される状態とは？

「識別されていないネットワーク」は、タスクバーに表示されるネットワークアイコンや、コントロールパネルにある「ネットワークと共有センター」などに表示されるメッセージです。

「識別されていないネットワーク」が表示された場合は、何かしらの原因でインターネットに接続できない状態であることを意味します。

「識別されていないネットワーク」が表示される原因

「識別されていないネットワーク」が表示される原因はさまざまです。主な原因として挙げられるのは、以下のとおりです。

• インターネットの接続状況に問題が生じている
• インターネット周辺機器に問題が生じている
• インターネットやWi-Fiの設定が間違っている
• ネットワークアダプターに問題が生じている
• IPアドレス・DNSサーバーに問題がある
• セキュリティソフトが干渉している

原因によって対処法は異なりますが、インターネットに接続できないときの対処法で改善するケースが多いです。

「識別されていないネットワーク」が表示されたときの対処法

「識別されていないネットワーク」が表示されたときは、適切に対処すれば改善できる可能性があります。

以下で、「識別されていないネットワーク」が表示されたときの具体的な対処法を紹介するので、参考にしてください。

①接続方法に応じてインターネット接続をやり直す

インターネットの接続状況が原因で「識別されていないネットワーク」が表示されることがあります。そのため、まずは現在の接続状況を確認することが大切です。

有線接続と無線接続によって確認するポイントが異なるので、それぞれ解説します。

有線接続の場合

LANケーブルで有線接続をしている場合は、ONU(光回線終端装置)とルーター、ルーターとデバイス、それぞれのLANケーブルの配線を見直し、ケーブルの破損や抜け、差し込みの緩みなどを確認しましょう。

また、LANケーブル内で断線していることもあるため、新しいLANケーブルがあれば交換後に接続してみるのもおすすめです。

無線接続の場合

Wi-Fiでインターネットにつないでいる場合は、一度有線接続に切り替え、インターネットにつながるか確認しましょう。

有線接続でインターネットにつながるのであれば、Wi-Fiに問題がある可能性が高いため、一度、現在接続中のWi-Fiを削除してから再設定します。

ルーターやパソコンによって設定手順は異なるため、詳細は取扱説明書などでご確認ください。

また、LANケーブルを持っていないなど、有線接続での対処が難しい場合は、ほかの対処法を試してみましょう。

②ONUやルーター、パソコンを再起動して対処する

ONUやルーター、パソコンに不具合が生じていることが原因で「識別されていないネットワーク」が表示されることがあります。

ONUやルーター、パソコンは電子機器のため、長期間使用すると電気が機器内に溜まり、不具合を起こす場合があります。電子機器の不具合は、基本的に再起動で改善するケースが多いので、機器ごとに再起動を試しましょう。

再起動の流れは、パソコン、ルーター、ONUの順番に電源をOFFにして、数十秒～30秒程度時間をおいてから、逆の順番で電源をONにします。

なお、電源をOFFにするときは、電源プラグもコンセントから抜きましょう。

③Windowsのトラブルシューティングを利用する

Windowsのパソコンには、システムの問題を診断して自動的に修復を行うトラブルシューティング機能が付いています。原因によっては、トラブルシューティングで解消する可能性があるので、一度試してみましょう。

トラブルシューティングのアクセス方法は、OSによって異なりますが、Windows 10の場合は、以下の手順でトラブルシューティングを利用できます。

1. スタートをクリックする
2. 設定を選択する
3. 更新とセキュリティを選択する
4. トラブルシューティングを選択する
5. ネットワークアダプターを選択して実行する

④インターネットの設定で「無効」「有効」を切り替える

「識別されていないネットワーク」が表示されるときは、パソコンをネットワークに接続するための部品であるネットワークアダプターに、一時的な不具合が生じている可能性も考えられます。

ネットワークアダプターが原因の場合は、インターネットの設定で一度「無効」にしてから「有効」にすると、改善することがあります。

また、有効にしていたつもりでも、何かしらの原因で無効になっている場合もあるので、一度確認しましょう。

ネットワークアダプターの無効、有効の確認・切り替え手順は、以下のとおりです。

1. コントロールパネルを開く
2. インターネットと共有センターをクリックする
3. アダプターの設定の変更を選択する
4. 使用しているネットワークの上で右クリックする
5. 無効または有効に切り替える

OSによって若干手順は異なりますが、基本的な流れは同じです。

⑤ネットワークドライバーの再インストールを試す

ネットワークアダプターの設定を切り替えても改善しない場合には、ネットワークドライバー(ソフトウェア)に問題が生じているのかもしれません。

この場合は、ネットワークドライバーを再インストールすることで改善する可能性があります。

ただし、ネットワークドライバーの再インストールは、ある程度パソコンの知識がある方向けの対処法になるため、不安な方は避けたほうが良いかもしれません。

なお、もしドライバーの再インストールを試す場合には、インターネットに接続できる状態で行ってください。

⑥IPアドレスの再取得や自動取得を設定する

IPアドレスが取得できておらず、「識別されていないネットワーク」が表示される場合もあります。

IPアドレスとは、インターネットに接続するときに割り当てられる識別番号で、インターネット上の住所のようなものです。

IPアドレスが原因の場合は、コマンドプロンプト(Windowsに命令を出せるツール)を管理者権限で起動し、IPアドレスの解放・再取得を試すと、改善する可能性があります。

また、IPアドレスの取得方法には自動と固定があり、基本的には自動が設定されていますが、固定になっている場合は、自動に変えることで改善するケースもあるので、確認しましょう。

なお、こちらもある程度パソコンの知識がある方向けの対処法となるので、不安な方は無理に実行しないことをおすすめします。

⑦セキュリティソフトを無効にする

セキュリティソフトのファイアウォールが通信を妨害していることが原因で「識別されていないネットワーク」が表示されることもあります。

なお、ファイアウォールとは、外部のネットワークからの攻撃や不正なアクセスを防ぐために、ネットワーク通信を許可する、または拒否する仕組みです。

特に、メーカー推奨のセキュリティソフト以外を使用している場合に生じやすい傾向があるので、覚えておきましょう。

セキュリティソフトが原因の場合は、一時的にソフトを無効にすることで、改善される可能性があります。

なお、セキュリティソフトを無効にしたままだと、ウイルス感染などのリスクが高まるため、改善後は必ず有効に戻しましょう。

それでも「原因がわからない」「改善しない」ときはどうする？

「識別されていないネットワーク」が表示される原因がわからない、対処法を試しても改善しない場合は、専門業者に依頼するのも選択肢です。パソコンに関するさまざまな悩みのサポートを行う事業者があります。

また、状況が変わらない場合には、そもそもパソコンが故障している可能性も考えられます。この場合もご自身での対処が難しいため、専門業者に依頼しましょう。

以下で、ご自身で対処できないときの解決策を具体的に紹介します。

訪問サービスを利用する

「識別されていないネットワーク」の問題をご自身で解決できない場合は、専門業者の訪問サポートを利用するのも手段のひとつです。

訪問サポートでは、インターネットの初期設定や突然利用できなくなった場合など、幅広い内容に対処してくれます。また、全国対応で即日訪問が可能な事業者もあります。

また、回線事業者やプロバイダでも訪問サポートを実施している場合があるため、契約中の事業者に確認すると良いでしょう。

メーカーや購入した店舗に連絡する

パソコンの故障が疑われる場合は、メーカーや購入した店舗に連絡をしましょう。メーカーや購入先の保証期間内であれば、基本的に無料、または割引価格での修理が可能です。

ただし、保証の期間内でも適用条件があるため、保証対象かどうか、事前確認をおすすめします。

また、保証期間が切れている場合は、修理費用が高額になることもあるため、状況に合わせてパソコンの買替えも検討しましょう。

サポート体制が充実している「ドコモ光」がおすすめ

ネットワークアイコンに「識別されていないネットワーク」が表示される際の対処法を行っても改善しない場合は、専門業者の訪問サービスや、メーカーや購入店舗への連絡を検討しましょう。

また、回線事業者やプロバイダのサービスとして、訪問サービスができる場合もあります。

もし、訪問サービスが利用できない場合やメーカーや購入先の保証対象外だった場合は、サービスが含まれているインターネット回線やプロバイダをご検討いただけるとあんしんです。

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※3 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
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「識別されていないネットワーク」の原因はさまざま！落ち着いて対処しよう

「識別されていないネットワーク」が表示される原因はさまざまですが、簡単に解決できることもあるため、まずはご自身ができそうなことから実践しましょう。

ただし、原因によっては、ある程度パソコンの知識がないと難しい対処法もあるほか、そもそもパソコンが故障している可能性も考えられます。

そのため、状況に応じてメーカーや購入した店舗への連絡や、専門業者の訪問サポートを利用するのもおすすめです。

なお、「ドコモ光」は、サポート体制・オプションサービスが充実しています。訪問サポートやパソコンが故障したときの補償を受けられるサービスもあるため、もしもの際に備えたい方は、この機会にぜひ「ドコモ光」をご検討ください。

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