光電話から固定電話に戻す方法は?手続きの詳細やアナログ戻しについて解説

通信ノウハウ

光回線を利用している方のなかには、一緒に光電話を契約している方もいると思いますが、何かしらの事情で光電話から固定電話に戻したくなる場合もあるでしょう。

しかし、「固定電話に戻す方法は?」「戻すのに費用はかかるの?」など、光電話から固定電話へ戻すときの手続きや費用がわからない方は多いのではないでしょうか。

本記事では、光電話から固定電話に戻す手続きや費用を解説します。また、光電話の契約で聞くことが多い「アナログ戻し」についても説明するので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

光電話から固定電話に戻す手続きは電話番号で異なる

光電話で利用する番号には、以下の2種類があります。

  • NTT(東日本・西日本)が発番した電話番号を継続利用
  • 光電話加入時に通信事業者から番号を取得して利用

光電話から固定電話に戻す際は、利用している電話番号によって手続きが異なります。以下、それぞれの電話番号で必要な手続きを解説します。

NTT(東日本・西日本)が発行した番号の場合

NTTが発行した電話番号を、光電話でも継続して利用する場合は、NTTに連絡(局番なし「116※」)を行い、電話回線の復活手続きをすればそのままの番号を利用できます。

利用中の通信事業者への連絡はNTTが対応するため、利用者側はNTTへの連絡のみで問題ありません。ただし、光電話の付加サービスを利用している場合は、通信事業者へ解約の連絡が別途必要です。

※ NTT「116」は携帯電話からはつながりません。携帯電話から連絡する場合は、NTTのエリアによって番号が異なります。(NTT西日本:0800-2000116、NTT東日本:0120-116000)

通信事業者が発行した番号の場合

光電話を契約した際に、NTTが発行した電話番号ではなく、通信事業者から発行された新しい電話番号を利用する場合は、契約中の通信事業者に連絡をして解約手続きを行います。

以前使用していた固定電話番号を利用休止している方は、NTTへ電話して復活手続きを行えば、新しい電話番号を利用できます。

復活手続きには、利用休止手続きを行った際に届く「利用休止票」に記載される休止番号が必要なため、手元に準備しておきましょう。休止番号がわからない場合は、以前利用していた電話番号から確認もできます。

ただし、利用休止は原則、最大10年の継続期間となり、5年ごとの更新が必要です。延長は何度でも可能ですが、延長連絡を10年以上していない方は、解約になっている可能性が高いため注意しましょう。

なお、光電話移行時に電話回線を解約している方は、光電話の解約後にNTTで固定電話の新規お申込みが必要です。

インターネット回線の乗り換え時に耳にする「アナログ戻し」とは?

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インターネット回線を乗り換える際に、「アナログ戻し」という言葉を見聞きすることも多いと思います。

アナログ戻しとは、現在光電話(光回線)で利用している電話番号を、NTTの一般回線(アナログ回線)に戻すことです。アナログ戻しができる番号は、NTTのアナログ回線開通時に発行している番号のみとなります。

アナログ戻しが必要になる主なケースは以下のとおりです。

  • 光電話を解約して固定回線に戻す場合
  • インターネット回線を乗り換える際に、番号を引き継ぐ場合

アナログ戻しをすることで、他社サービスへの乗り換え後も、現在契約中の光電話で利用している電話番号を継続 (番号ポータビリティ)できます。

そのため、インターネット回線の乗り換え時に、担当者から「アナログ戻しをしてください」と案内された場合は、NTTに一度電話して確認しましょう。

現在はほとんどの場合、アナログ戻し不要となっている

アナログ戻しは番号ポータビリティをするために必要でしたが、現在では光回線を乗り換える際に、アナログ戻しが必要なケースはほとんどありません。

以前は、光コラボ事業者(NTTフレッツ光の回線設備を使って自社のサービスを提供する事業者)で発行した電話番号に関してアナログ戻しが必要でした。

しかし、2019年7月1日より「事業者変更」という制度がスタートしたことで、光コラボ事業者から発番された番号も、番号ポータビリティが可能になりました。

そのため、制度がスタートした以降に、光コラボ事業者からフレッツ光やほかの光コラボ事業者へ乗り換える場合は、事業者変更の手続きをするだけで、光回線の設備と電話番号をそのまま継続利用できます。

ただし、事業者変更であっても、一部のサービスではアナログ戻しが必要な場合があるため、事前に確認しましょう。

なお、電話番号の引き継ぎが可能なケースは、NTTから発行された番号のみです。ケーブルテレビやKDDIなどが発番している番号は、そもそも引き継ぎができないため注意しましょう。

そのほか、引越しで市外局番が変更になる場合も、電話番号の引き継ぎはできません。

アナログ戻しをする流れ

前述のとおり、最近ではアナログ戻しが必要なケースは少ないですが、もしアナログ戻しが必要な場合は工事が必要です。

主に以下の流れで工事が行われるので、確認しましょう。

  1. NTTの「116」に連絡する
  2. 工事日の予約をする
  3. 工事が実施される

まずは局番なしの「116※」に連絡をして、NTTに光電話から固定電話へ戻したい旨を伝えます。その後、工事日の日程を決定し、工事が実施されます。

なお、工事は設備状況によって、担当者が派遣される「派遣工事」と、担当者が派遣されない「無派遣工事」のどちらかになるため、連絡した際に確認すると良いでしょう。

※ NTT「116」は携帯電話からはつながりません。携帯電話から連絡する場合は、NTTのエリアによって番号が異なります。(NTT西日本:0800-2000116、NTT東日本:0120-116000)

アナログ戻しにかかる費用

アナログ戻しにかかる費用は状況によって異なりますが、一般的に3,300円(税込)~22,000円(税込)程度が目安です。

たとえば戸建の場合、アナログ戻しにかかる工事費は以下のとおりです。

区別加入電話
基本工事費派遣工事:8,250円(税込)~
無派遣工事:2,200円(税込)
交換機等工事費※1,100円(税込)
屋内配線工事費既存の配線を利用:2,310円(税込)
新規に配線を設置:12,650円(税込)
機器工事費機器により異なる

※一部加入プランによっては不要

基本工事費と交換機等工事費は、派遣工事でも無派遣工事でも基本的にかかる費用です。そのため、無派遣工事かつ、ほかの工事費が発生しないケースが、最も費用を抑えられます。

実際にどのくらいの工事費になるのかはケースバイケースですが、工事費の内訳を理解しておくと、費用が計算しやすいでしょう。

アナログ戻しにかかる期間

時期や工事の状況にもよりますが、アナログ戻しは1週間程度で完了します。ただし、派遣工事は立ち会いが必要なため、予定が空いている日を選択しましょう。

また、基本的に土日・祝日の工事には対応しておらず、平日のみ対応の場合が多いので、日程を決める際に確認したほうが良いかもしれません。

なお、手続きや問い合わせに関しては、土日、祝日関係なく9:00~17:00(年末年始を除く)まで受付をしています。

光電話から固定電話に戻すまたは解約した後のインターネット回線はどうする?

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光電話から固定電話に戻す理由は人によって異なりますが、基本的に光電話は費用面のメリットが大きいです。

そのため、「引越しが多く、その都度光回線と光電話の契約が面倒」「そもそも電話を使う頻度が少なくなった」など特別な事情がなければ、光電話から固定電話に戻したり、光電話を解約したりする方は珍しいかもしれません。

もし、上記のような理由で光電話の解約と一緒に回線の見直しをするのであれば、ホームルーターの選択肢もおすすめです。

ホームルーターとは、登録した住所で利用できる据え置き型のルーターで、工事を実施せずにすぐ利用開始できる点が特徴です。

引越し時も登録住所の変更手続きだけでそのまま継続利用できるため、引越しのたびに契約する手間がかかりません。月額料金も光回線より低い傾向があります。

光回線をそのまま利用するのも良いですが、状況に合わせてインターネット回線にホームルーターの利用も検討してはいかがでしょうか。

工事不要かつ月額料金を抑えたい方には「home 5G」がおすすめ

ホームルーターの利用を考えている方は、ぜひ「ドコモ」の「home 5G」をご検討ください。

「home 5G」はホームルーターを利用したインターネットサービスです。工事不要で、電源プラグをコンセントに挿すだけですぐにWi-Fiが利用できます。引越し時もMy docomoから簡単な手続きを行うだけで、そのまま引越し先で継続利用できるため便利です。

また、ホームルーター本体は最新のWi-Fi規格となるWi-Fi6に対応しており、Wi-Fi接続時も快適にインターネットを楽しめます。

「ドコモ」の5G対応ホームルーター(HR02)※1は、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)※2 ※3、5G高速通信対応 ※4です。

月額料金home 5Gプラン:4,950円(税込)
機種代71,280円(税込)
初期費用契約事務手数料3,850円(税込)
(オンラインショップは無料)
契約期間定期契約なし
データ容量無制限※5
購入先ドコモオンラインショップ
ドコモショップ
量販店

※1 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※2 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※3 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。

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光電話から固定電話へ戻すときはNTTへの連絡が必要

光電話から固定電話へ戻すときは、現在利用中の電話番号によって手続き内容が異なりますが、一度はNTTへの連絡が必要なことを覚えておきましょう。

また、現在は事業者変更の制度がスタートしたため、インターネット回線の乗り換え時にアナログ戻しが必要なケースはほとんどありません。ただし、アナログ戻しをしなければ電話番号の引き継ぎができない場合も一部あるので、注意しましょう。

なお、光電話から固定電話に戻す、または解約する方は、インターネット回線としてホームルーターの利用もおすすめです。

「home 5G」は、工事不要ですぐにWi-Fi環境が整います。引越し時も簡単な手続きで継続利用できるのも便利なポイントです。

インターネット回線にホームルーターの利用を考えている方は、この機会にぜひ「home 5G」をご検討ください。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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