IP電話と光電話(ひかり電話)の違いとは?共通点や向いている方の特徴も紹介

通信ノウハウ

IP電話とひかり電話は、どちらもインターネットを利用した通信・通話の手段ですが、特徴に違いがあります。IP電話やひかり電話に興味のある方は、どちらがご自身の用途に合うのか気になるのではないでしょうか。

IP電話やひかり電話を導入するのであれば、それぞれの特徴を理解することが大切です。

本記事では、IP電話とひかり電話の違いを解説するほか、共通点やそれぞれに向いている人の特徴も紹介します。

IP電話やひかり電話に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

IP電話と光電話(ひかり電話)の基本情報

IP電話とは、インターネットを利用して通信と通話を行う電話のことです。VoIP(Voice over Internet Protocol)技術によって音声をIPパケットに変換し、電話回線を経由せずにインターネットを経由して、音声通話を行う仕組みになっています。

一方、ひかり電話(光電話)とは、光ファイバー(光回線)を利用して通信と通話を行う電話のことです。インターネットを利用した電話サービスのため、IP電話の一種になります。

光ファイバーを利用した電話サービスは「ひかり電話」や「光電話」と記載されますが、これは各事業者が提供するサービス名称の違いによるもので、基本的な仕組みや考え方は同じです。

  • ひかり電話:NTT東日本・西日本が提供するサービス
  • 光電話:「ひかり電話」以外の、光ファイバーを利用した電話サービスの総称

たとえば「ドコモ」では、「ドコモの光回線(ドコモ光/ahamo光)」を利用した固定回線サービスとして「ドコモ光電話」を提供しています。

なお、本記事では、光ファイバーを利用した電話サービス全般のことを「ひかり電話」として解説します。

IP電話とひかり電話の4つの違い

IP電話には、0AB-J型IP電話と050型IP電話の2種類があり、ひかり電話は、代表的な0AB-J型IP電話です。

ここからは、IP電話とひかり電話の区別をわかりやすくするために、050型IP電話をIP電話として、IP電話とひかり電話の違いを4つ紹介します。

回線の提供元の違い

IP電話とひかり電話の違いのひとつは、回線を提供する事業者です。

  • IP電話:主にプロバイダ
  • ひかり電話:光回線を提供する回線事業者

IP電話は、主にADSL回線などのブロードバンド回線が利用されているため、提供元はプロバイダになります。

一方、ひかり電話は、光ファイバー(光回線)を利用しているため、提供元は光回線を提供する回線事業者です。

付与される電話番号の違い

IP電話は、050から始まる電話番号が付与されます。

一方、ひかり電話は、電話回線を使った従来の固定電話と同様の0AB-J番号が用いられ、03や06などの市外局番で始まるのが特徴です。

また、状況にもよりますが、光電話には以下のようなメリットもあります。

  • 現在の電話番号を引き継ぐことができる
  • FAXが利用できる
  • 信頼性が高いと考える方も多い

緊急番号やフリーダイヤルへの発信制限の違い

IP電話はほとんどの場合、緊急番号(110、119など)やフリーダイヤルに発信できませんが、ひかり電話なら緊急番号やフリーダイヤルにも発信が可能です。

そのため、事業など特定の目的で利用する固定電話であればIP電話でも問題ありませんが、一般家庭でメイン電話として利用するのであればひかり電話のほうが良いかもしれません。

通信品質やオプションサービスの違い

IP電話は、主にADSL回線を利用しているため、外部からのノイズの影響を受けやすく、通信の安定性に欠けていたり、通信速度が遅かったりする傾向があります。

一方、ひかり電話は、光回線を利用しているため、通信速度が速く安定性も高いのが特徴です。そのため、通信品質の面ではひかり電話のほうが高いといえるでしょう。

また、ひかり電話はオプションサービスも充実しています。たとえば「ドコモ光電話」では、以下のようなオプションサービスにお申込みが可能です。

  • 通話中着信
  • 転送でんわ
  • 発信者番号表示
  • ナンバー・リクエスト
  • 迷惑電話ストップサービス
  • 着信お知らせメール
  • ダブルチャネル
  • 追加番号

利用状況に合わせてオプションサービスを選択できる点は、ひかり電話の大きなメリットです。

IP電話とひかり電話の共通点

イメージ

IP電話とひかり電話には、共通点もあります。主な共通点は以下の3点です。

  • 通話・通信にインターネットを利用する
  • 通話料金が安い
  • 停電時は使用できない

IP電話とひかり電話は、利用する回線に違いはあるものの、電話回線ではなくインターネットを利用して通話と通信を行う仕組みという点では共通しています。

また、IP電話とひかり電話の通信料は、固定電話に比べて安いのも特徴です。NTTの固定電話の場合、距離に応じて3分8.5円~80円(区域内~100km超)の通話料がかかります※。

一方、IP電話とひかり電話なら、着信先によって違いはありますが、固定電話への電話であれば一律3分8円で通話が可能です。

ただし、IP電話とひかり電話には、停電すると使用できないという共通のデメリットがあることには注意が必要でしょう。

※2024年1月1日以降は全国一律の料金へと変更になります。

IP電話とひかり電話のどちらが向いている?

IP電話とひかり電話は、それぞれ特徴が異なるため、どちらに向いているのか悩む方もいると思います。ここでは、IP電話が向いている方とひかり電話が向いている方の特徴を紹介するので、参考にしてください。

IP電話が向いている方の特徴

IP電話は、同一プロバイダであれば通信料が無料になる特徴があります。そのため、取引先の多くが同一プロバイダのIP電話を契約しているなど、「主な連絡先が同じプロバイダと契約している方」には、IP電話がおすすめです。

また、IP電話は、利用場所が変わっても電話番号の変更がないため、引っ越しが多い方にも向いています。

固定電話の場合は、住んでいる地域が変わると電話番号も変更になりますが、IP電話の番号には市外局番が含まれないため、全国どこでも同じ番号が利用可能です。

ひかり電話が向いている方の特徴

ひかり電話は通信品質が高く、固定電話より通話料が安いのが特徴です。従来の固定電話同様の通信品質でありながら、通信料を抑えることができるため、「長距離電話をよくする方」に向いています。

なお、ひかり電話自体の導入は、光回線のオプションサービスで加入できるため、そこまで費用はかかりません。

ただし、ひかり電話を利用するためには、光回線の導入が必須となるため、回線を引き込むための工事が必要です。

光回線をすでに導入している方であれば工事料をかけずにひかり電話を導入できるため、「すでに光回線を使っている方」にも、ひかり電話は向いています。

光回線を利用した電話サービスなら「ドコモ光」がおすすめ

光回線を利用した電話サービスを検討している方は、「ドコモ光」のお申込みを検討してはいかがでしょうか。

「ドコモ光電話」は、「ドコモ光」の月額料金にプラス550円(税込)/月で利用できます。

NTT東日本/西日本の「加入電話(アナログ電話)」や「フレッツ光」の「ひかり電話」から切り替えの方であれば、電話番号や電話機をそのまま使用することも可能です。

「フレッツ光」の「ひかり電話」以外をご利用中の場合は、継続してお使いになれるかをお申込み時にお調べするため、ご相談ください。

また、「ドコモ光電話」はオプションサービスも豊富です。月額1,650円(税込)の「ドコモ光電話バリュー」に加入すれば、便利な6つの付加サービスに加えて、528円(税込)分の無料通話がついているため、おトクに利用できます。

さらに、新規で「ドコモ光」にお申込みの方なら工事料が無料になる特典※1もあるため、初期費用を抑えることも可能です。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※2
(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※3
タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※4ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※5:最大10Gbps
お申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。
※1 特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。
※2 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※3 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※4 ベストエフォート値による最大通信速度
※5 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

IP電話とひかり電話の違いを把握して最適な通話・通信手段を選択しよう

IP電話は主にADSL回線を利用して通信・通話を行う電話で、ひかり電話は光回線を利用して通信・通話を行う電話です。

どちらもインターネットを利用する仕組みや、通信料が安いという点では同じですが、提供元や付与される電話番号、通信品質などに違いがあるので、覚えておきましょう。

IP電話とひかり電話の特徴をよく理解して、最適な通話・通信手段を導入してください。

また、「ドコモ」でも、「ドコモの光回線」を利用した固定電話サービス「ドコモ光電話」を提供しています。「ドコモ光電話」なら、「ドコモ光」の月額料金にプラス550円(税込)で利用でき、オプションサービスも豊富です。

光回線を利用した電話サービスの導入を考えている方は、この機会にぜひ「ドコモ光」をご検討ください。

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