2人暮らしに必要な電気のアンペア数は?料金の仕組みや目安、選び方を紹介

通信ノウハウ

アンペア(A)は電気の流れる量(電流)を示す単位で、一般的な料金プランでは電気料金とも関係しています。2人暮らしの生活費を考えるときに知っておきたい部分です。

本記事では、アンペアと電気料金の関係や2人暮らしのアンペア数の目安、適切なアンペア数の選び方を解説します。アンペア数を変更する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

電気料金の基本的な仕組み

電気の料金プランにはいくつかの種類がありますが、スタンダードな「従量電灯プラン」では「基本料金」と「電力量料金」で料金が決定します。基本料金は電気の使用にかかわらずかかる料金で、電力量料金は使用した電気の量で変動する料金です。

上記のうち、基本料金にはアンペア制と最低料金制があり、アンペア制は契約アンペア数で基本料金が変化します。たとえば、東京電力の従量電灯Bにおけるアンペア制の料金は以下のとおりです(2023年11月時点)。

契約アンペア数基本料金
10A295円24銭
15A442円86銭
20A590円48銭
30A885円72銭
40A1,180円96銭
50A1,476円20銭
60A1,771円44銭

仮に10A(295円24銭)と60A(1,771円44銭)で契約したケースを比較すると、1か月で1,476円20銭、1年で17,714円40銭の違いとなってあらわれます。

2人暮らしのアンペア数の目安とは

2人暮らしのアンペア数は、一般的に30A前後が目安といわれています。「電気料金を節約するなら、アンペア数が低いほうが良いのでは」と感じてしまいますが、一概にそうはいえません。

理由は、契約アンペア数が低すぎると、家電製品を同時に使った場合にブレーカーが落ちてしまう可能性があるからです。

そのため、2人暮らしで利用する家電製品を考え、ブレーカーが落ちる心配のない範囲で、適切なアンペア数を契約することが重要です。

2人暮らしのアンペアの選び方

2人暮らしで適切なアンペア数を選ぶには、「2人で同時にどれくらいの家電製品を使うか」がポイントです。

以下では、家電製品のアンペア数の目安や必要なアンペア数の計算方法を紹介します。

家電製品の基本的なアンペア数

主な家電製品のアンペア数の目安は以下のとおりです。

家電製品の種類アンペア数の目安
インバータエアコン冷房5.8A
暖房6.6A
冷蔵庫2.5A
電子レンジ15A
炊飯器13A
ドライヤー12A
テレビ2.1A(液晶)

たとえば、冷蔵庫は容量でアンペア数は変わりますし、家電製品の性能でも変化します。

より詳しくアンペア数を知りたい場合は、各家電製品の取扱説明書などをチェックしましょう。

必要なアンペア数の計算方法

必要なアンペア数を計算したい場合は、同時に利用する家電製品のアンペア数を足して計算します。

たとえば、エアコン(冷房)と電子レンジ、冷蔵庫を同時使用する場合、先述の目安を例にすると、5.8A+15A+2.5A=23.3Aです。

上記のケースでは、契約アンペア数が20Aであるとブレーカーが落ちる可能性があるので、30A以上の契約アンペア数が必要となります。

ブレーカーが落ちやすいシーン

契約アンペア数は通常1年単位で契約されるので、季節ごとに頻繁に変えることはできません。そのため、必要なアンペア数を計算するときは、1年で最も電力を使うタイミングに合わせて選択すると良いでしょう。

たとえば、電力の消費が増えやすく、プレーカーが落ちやすいシーンには以下が挙げられます。

  • エアコンやこたつなど、暖房機器を複数使う冬の時期
  • エアコンを常時使用する夏の時期
  • 夕食や入浴で2人同時にアンペア数の高い家電製品を使う夕方以降

特に、エアコンやこたつ、ファンヒーターなどの暖房機器を使用する冬は電力を多く消費する時期です。

冬の夕食時をイメージして2人で使用する家電製品のアンペア数を計算すると、1年間を通じてブレーカー落ちを心配することも少なくなります。

なお、アンペア数の目安をシミュレーションできるサービスを提供している電力会社もあります。必要なアンペア数の計算で困ったときは、電力会社の公式サイトでシミュレーションしてみましょう。

アンペアは後からでも変更できる

イメージ

契約アンペア数は変更が可能です。変更の大まかな流れは以下となります。

  1. 現在の契約アンペア数を確認する
  2. 電力会社へ連絡する
  3. 電力会社でアンペア数の変更が行われる

現在のアンペア数と適切なアンペア数を比較し、差がある場合にはアンペア数の変更を検討してみましょう。また、ブレーカーがたびたび切れてしまう場合も、アンペア数の変更は有効です。

1.現在の契約アンペア数を確認する

現在の契約アンペア数を確認する方法は以下のとおりです。

  • 分電盤を確認する
  • 検針票を確認する

分電盤のある場所はご家庭で違いがありますが、洗面所や玄関、キッチンなどが一般的です。また、電力会社から定期的に届く検針票(電気ご使用量のお知らせ)にも記載されています。

2.電力会社へ連絡する

契約アンペア数は、各電力会社のカスタマーセンターへ連絡するか、Webサイトの手続きで変更します。通常、10A~60Aの範囲で変更が可能です。検針票などに記載されている「お客さま番号」を事前に確認しておくと、手続きの際に便利です。

なお、アパートやマンションでは大家さんや管理会社の承諾が必要な場合もあるので、連絡した際に確認しておくと良いでしょう。

3.電力会社でアンペア数の変更が行われる

契約アンペア数の申込みが終わると、電力会社でアンペア数の変更が行われます。ご自宅の設備状況により、リモートでの変更(スマートメーターの場合)やアンペアブレーカーの取り外し工事が実施されます。

なお、アンペア数変更の費用は基本的に無料です。ただし、契約内容や設備状況によって、別途配線工事の費用がかかる場合もあります。

あわせて検討したいインターネット回線

2人暮らしでは、料理や洗濯、休息などさまざまな活動を行います。電気を使う以外にも、スマホやパソコンなどでインターネットを利用する方も多いでしょう。

YouTubeやSNS、動画視聴やリモートワークなどを快適に行いたいときには、ご自宅にインターネット回線を導入するのもおすすめです。

たとえば、「home 5G」は、工事不要でインターネットを導入できます。「home 5G」は5G高速通信対応※1のホームルーターのサービスで、プランの契約とホームルーター(HR02)※2の購入でWi-Fiを利用できるためとても便利です。

「home 5G」には、「ドコモのスマホ」ならご家族全員のスマホ料金から永年最大1,100円(税込)/月割引される「home 5G セット割」※3※4や、機種代に相当する金額が毎月の利用料金から割引される「月々サポート」など、豊富な割引制度も用意されています。

将来的に引っ越しをする場合にも、引っ越しの手続きを行えば継続して利用できる手軽さも特徴です。

また、最大4.2Gbps(ベストエフォート形式)※5※6の通信速度、Wi-Fi 6※7、Wi-Fi EasyMesh™※8の最新規格に対応しているなど、スペック面の高さも魅力です。快適なインターネット環境の構築におすすめのサービスとなっています。

月額料金home 5Gプラン:4,950円(税込)
機種代71,280円(税込)
初期費用契約事務手数料3,850円(税込)
(オンラインショップは無料)
契約期間定期契約なし
データ容量無制限※9
購入先ドコモオンラインショップ
ドコモショップ
量販店

※1 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※2 ご登録いただいた住所以外ではお使いになれません。
※3 「home 5G」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※4」「irumo(0.5GBを除く)」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※4 「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」も対象となります。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円(税込)/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。
※5 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※6 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps(いずれも技術規格上の最大値)。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※7 Wi-Fi 6を使うには、Wi-Fi 6対応のクライアントが必要です。
※8 Wi-Fi EasyMesh™に対応したルーター機器と接続が可能です。ただし、一部の製品では接続できない場合があります。
※9 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。

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※2 「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」も対象となります。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円(税込)/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。

2人暮らしの生活に合ったアンペア数の電気契約をしよう

結婚や同棲、ルームシェアや家族との同居など、さまざまなケースで2人暮らしをする方もいると思います。

適切なアンペア数で電気を契約すると、電気料金の節約につながるほか、ブレーカーが落ちる心配も軽減できます。2人で同時に使用する家電製品を基準に、必要なアンペア数を契約しましょう。

また、2人暮らしの生活にインターネット環境があれば、動画視聴やSNSの閲覧などネットコンテンツの利用に便利です。この機会にぜひ「home 5G」の利用もご検討ください。

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※2 「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」も対象となります。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円(税込)/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。

※「Wi-Fi」「Wi-Fi EasyMesh」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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