Wi-Fiの接続に欠かせないアンテナとは?種類の違いや最適な設置場所も解説

通信ノウハウ

現代では欠かせなくなったWi-Fiは、自宅や会社などの至る所で利用されています。そんなWi-Fiの通信速度を維持してくれる機器が「アンテナ」です。

アンテナは無線LANルーターに搭載されていますが、どれがアンテナなのかわからない方や、見たことがない方もいるでしょう。

そんな方に向けて本記事では、Wi-Fiアンテナの基本情報や種類による違いなどを解説します。理想的な設置場所にも触れるので、ぜひご一読ください。

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記事サマリー

Wi-Fiアンテナの基本情報

Wi-Fiアンテナは電波の送受信を行う機器であり、Wi-Fiにつなぐ上で必要となるものです。「ストリーム」や「空中線」と呼ばれることもあります。

スマホやパソコンにはアンテナが搭載されているため、Wi-Fiを使えます。インターネットが普及した現代で重要性が増しているWi-Fiアンテナですが、その種類はさまざまです。

以下のポイントをおさえれば、Wi-Fiアンテナを購入する際に役立つでしょう。

  • 内蔵・外付けがある
  • 指向性・無指向性について
  • 本数の違い

それぞれ解説します。

内蔵・外付けがある

Wi-Fiアンテナには「内蔵タイプ」と「外付けタイプ」があります。

内蔵タイプは、Wi-Fiアンテナが機器の内部に搭載された機器です。電波は、Wi-Fiアンテナを基盤に球状に飛ぶといわれています。

内蔵タイプの特徴は、アンテナ部分が突起していないがゆえに物理的に安全なところです。たとえば、子どもやペットが走り回った際、アンテナにぶつかる可能性がありますが、内蔵タイプはアンテナが突起していないため比較的あんしんして利用できます。

加えて、アンテナが内蔵されている分、機器がコンパクトのため設置場所に悩みづらいでしょう。

外付けタイプは、Wi-Fiアンテナが機器の外部に搭載された機器であり、アンテナがさす方向に電波が飛びます。

アンテナの向きを決められた可動範囲で自由に調整できるため、Wi-Fiの通信速度を維持しやすいです。Wi-Fiを利用する場所にアンテナを向けるだけで、快適な通信環境を作れる可能性があります。

しかし、突起があることから子どもやペットがいる場合には物理的な配慮が必要となり、内蔵タイプよりも広い設置スペースを確保する必要もあるでしょう。

なお、内蔵タイプと外付けタイプ、いずれも電波自体の強弱に差はありません。

指向性・無指向性について

Wi-Fiアンテナには「指向性」と「無指向性」による違いもあります。

指向性とは、アンテナの向きにより電波の送信強度が異なる機器です。一定の方向に電波を強く飛ばすことができます。

無指向性は、360度均一に電波を送信する機器です。アンテナの向きを調整せずに、全方向と通信が行えます。

本数の違い

Wi-Fiアンテナの本数は製品によって異なり、カタログやパッケージに「2×2(2本)」や「3×3(3本)」などと表記されています。

本数の差による大きな違いは通信速度です。アンテナの本数が多いほど電波の送受信速度が速くなります。

具体的には以下のとおり、Wi-Fiの規格ごとに最大通信速度に違いがあります。

アンテナの本数Wi-Fiの規格:11acWi-Fiの規格:11n
1本433Mbps150Mbps
2本866Mbps300Mbps
3本1,299Mbps450Mbps
4本1,733Mbps600Mbps

ただし、電波の送受信速度を機器が持つ性能の最大限にまで近づけるには、Wi-Fiアンテナと接続するデバイス、いずれも同じ本数に対応したものを利用する必要があります。その理由は、通信速度は本数の少ないほうのデバイスに合わせられるためです。

たとえば、「3×3」のWi-Fiアンテナと「2×2」に対応した機器を接続する場合、「2×2」の通信速度に合わせられるため「3×3」の通信速度は出ません。

そのため、とりあえず本数が多いものを購入するのではなく、接続する機器の対応範囲に合わせて製品を選ぶことが大切です。

なお、Wi-Fiアンテナの本数は1~8本まであります。

Wi-Fiアンテナの電波に影響するもの

イメージ

Wi-Fiアンテナの電波は、以下の要素によって弱くなるケースがあります。

  • 障害物の有無
  • 同じ周波数での同時通信
  • 設置場所

Wi-Fiの電波は目に見えませんが、障害物を挟んで通信すると速度が弱まるケースがあります。特に、金属やコンクリート、断熱材などを挟んで通信すると速度が落ちやすいです。

また、周波数もWi-Fiアンテナの電波に影響する要素です。Wi-Fiには大きく「2.4GHz」「5GHz」の周波数がありますが、同じ周波数を利用すると電波同士が干渉して通信速度が遅くなることもあり、これを通称「電波干渉」と呼びます。

電波干渉が発生しやすい周波数は2.4GHzです。電子レンジやBluetoothイヤホンなどをはじめ、多くの電子製品が2.4GHzの周波数を利用しているため、必然と2.4GHzは電波干渉が起きやすくなります。

実際、電子レンジを利用している最中にBluetoothイヤホンから音が途切れて聞こえた経験をしたことのある人もいるかもしれません。これは、電子レンジとイヤホンが同じ周波数を利用しており、電波干渉が生じたことによる現象です。

なお、利用しているWi-Fiが2.4GHzと5GHzに対応している場合、切り替えて利用できます。通信速度が遅ければ2.4GHz→5GHzのように周波数を変更すると、電波干渉による通信速度の低下を避けやすくなります。

そのほか、自宅のWi-Fiの通信速度が遅い場合は、Wi-Fiアンテナの設置場所が悪い可能性もあるでしょう。

Wi-Fiアンテナの最適な設置方法

前述のとおり、Wi-Fiアンテナの電波はさまざまな要素に影響を受けるものであり、Wi-Fiアンテナの設置場所も重要なポイントのひとつです。

以下の2点を意識してWi-Fiアンテナを設置すれば、通信速度を維持しやすくなるでしょう。

  • アンテナの向き
  • 設置場所

それぞれ解説します。

アンテナの向き

アンテナの向きによって通信速度の安定性が変わります。安定した通信速度を維持するために、以下のポイントを意識してアンテナの向きを調整しましょう。

  • アンテナを立てた状態で扇形に開くと、横に電波を飛ばしやすくなる
  • アンテナを寝かせて扇形に開くと、上下に電波を飛ばしやすくなる

マンションなどの自宅内で階数が別れていない場所では、アンテナを立てた状態で扇形に開くのが無難です。家中に均一に電波が飛ぶため、快適な通信環境を維持しやすくなります。

一方で3階建の一軒家など、自宅内で階数が別れた場所ではアンテナを寝かせて扇形に開くのがおすすめです。1~3階まで均一に電波が届きやすくなります。

設置場所

Wi-Fiアンテナは、以下の場所を避けて設置することで通信速度を維持しやすくなります。

  • 水回り(湿気の多い場所も含む)
  • 金属類の近く
  • 家電の近く
  • 部屋の隅や窓際

Wi-Fiは水や金属類に吸収されやすい性質を持っているため、これらの近くにWi-Fiアンテナを設置しても、利用するデバイスまで電波が上手く飛ばない可能性があります。

また、家電の近くにWi-Fiアンテナを設置すると電波干渉が発生する可能性が高くなります。

加えて、Wi-Fiはアンテナを中心に飛ぶ性質もあるため、部屋の隅にWi-Fiアンテナを設置した場合、正反対の場所まで電波が上手く届かないかもしれません。Wi-Fiの性質を活かすには、アンテナを部屋の真ん中に設置することをおすすめします。

快適なインターネット環境を求めるなら「ドコモ光」がおすすめ

ここまでお伝えしたとおり、Wi-Fi アンテナの向きや設置場所を意識すれば通信速度が維持しやすくなります。

しかし、これらを意識しても満足する通信速度が出ないこともあります。そんなときに考えられるのは、契約しているWi-Fiの通信速度が遅いケースです。この場合、Wi-Fiアンテナの向きや設置場所を最適にしても満足できる通信速度は発揮できないかもしれません。

通信速度にお悩みの方は、契約先の回線として「ドコモ光」を検討してはいかがでしょうか。「ドコモ光」は通信速度や安定性に優れた光回線であり、最大通信速度1Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」と、最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」をご用意しています。

オンラインゲームや家族との同時通信でも、快適にインターネットを利用しやすいところがメリットです。用途に合わせて契約するプランを選ぶと、満足できる通信環境を作りやすくなるでしょう。

「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※1
(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※2
タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※3ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps
お申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

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Wi-Fiアンテナは向きと設置場所で通信速度が異なる

Wi-Fiアンテナは電波を受発信する機器であり、内蔵タイプ・外付けタイプなどの種類によって違いがあります。

通信速度を維持するには、Wi-Fiアンテナの向きと設置場所を意識することが大切です。

しかし、Wi-Fiアンテナの設置方法に気を配っても、機器本体の回線速度が遅ければ満足いく通信はできないかもしれません。安定したWi-Fi環境で通信したい方には「ドコモ光」がおすすめです。

「ドコモ光」では、動画視聴やオンラインゲームなど、日常で利用する上で不満なく通信が行えるよう、最大通信速度が異なる2つのプランをご用意しています。

Wi-Fiの用途に応じて、ご自身に合ったプランを選びましょう。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
※「Bluetooth」は、Bluetooth SIG,Inc.の登録商標であり、株式会社NTTドコモはライセンスを受けて使用しております。

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