1ギガとは?
1ギガの「ギガ(GB)」とは、情報量を示す単位のひとつです。
スマホでWebサイトを閲覧したり、動画を視聴したりすると、スマホはデータ通信を行います。データ通信を行った量は「Byte(バイト)」で示され、その単位のうち、1ギガは1GB(ギガバイト)のデータ通信量を示しています。
データ通信量を示す単位の一覧
データ通信量を示す単位の一覧は以下のとおりです。
単位 | 内容 |
1KB(キロバイト) | 1,024B(バイト) |
1MB(メガバイト) | 1,024KB |
1GB(ギガバイト) | 1,024MB |
1TB(テラバイト) | 1,024GB |
表を見ると、単位が1つあがるごとに1,024倍となっていることがわかります。1ギガ(1GB)は1MBの1,024倍のデータ通信量を示す単位です。
近年、「1ギガ」が良く使われる理由は、情報通信技術の発達で大容量のデータ通信が可能となったからです。3G世代など、以前のスマホでは4G/LTEや5Gと比較すると時間当たりのデータ通信量は少なく、KBやMBなどの単位が用いられていました。
4G/LTEや5Gではより多くのデータ通信が可能なため、1ギガの単位がよく用いられています。将来的にはさらに情報通信技術が発達し、TBが主流となる時代もくるかもしれません。
データ通信量の「1ギガ」と間違いやすい通信速度の「1ギガ」
通信速度は「bps(ビーピーエスまたはビット毎秒)」であらわされ、速さにより次のように区分されます。
単位 | 内容 |
1Kbps (キロビーピーエス) | 1,000bps (ビーピーエス) |
1 Mbps (メガビーピーエス) | 1,000Kbps |
1Gbps (ギガビーピーエス) | 1,000Mbps |
1Tbps (テラビーピーエス) | 1,000Gbps |
通信速度の1ギガ(Gbps)は、1秒間で1ギガビットのデータ通信ができる速度です。
「1GB」と「1Gbps」はどちらも「G(ギガ)」の接頭辞がつけられているので間違いやすいですが、「通信量」と「通信速度」とまったく違う単位を示しているので注意しましょう。
1ギガでできること
それでは、1ギガ(GB)のデータ通信量があると、どれくらいインターネットを使えるのでしょうか。スマホの料金プランによっては月間のデータ通信量に上限があるので、上記の点は気になるところです。
以下では、Web閲覧、SNSや動画配信サービス、音楽配信サービスに分けて、1ギガでできることを紹介します。
Webサイト閲覧
Webサイトやニュース記事のサイトでは、コンテンツの内容や通信環境により違いはありますが、一般的に1ギガで約3,300ページを閲覧できます。1か月30日で計算すると、1日に約110ページを閲覧できる計算です。
Webサイトには通販サイトも含まれるため、日々のニュースの確認や情報の検索、ネットショッピングなどでほぼ問題なく利用できるデータ通信量と言えるでしょう。ただし、画像や動画が多い場合は、使用するデータ通信量も多くなります。
SNS
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス、Social Networking Service)は、気軽に情報発信やユーザーとのコミュニケーションが図れ、近年では多くの方に利用されているサービスです。LINEやInstagram、X(旧Twitter)などがSNSの代表例となっています。
LINEを例にした1ギガでコンテンツを利用できる目安は以下のとおりです。
名称 | 目安 |
音声通話 | 約55.5時間 |
ビデオ通話 | 約3.25時間 |
トーク | 約50万回 |
スタンプ | 約20~40万回 |
通信環境で違いはあるものの、1ギガ約55.5時間の音声通話を行えます。また、トークやスタンプで使用されるデータ通信量は少ないため、1ギガあれば多くのLINEでのやりとりを楽しめるでしょう。
動画配信サービス
動画は文字コンテンツと比較すると、多くのデータ通信量が必要となります。また、画質によっても使用するデータ通信量が異なるので注意しましょう。
たとえば、1ギガで視聴できるYouTubeの動画を画質別にまとめると、以下となります。
画質 | 1時間あたりの通信量 | 1ギガで視聴できる時間 |
360p | 約0.3GB | 約3時間 |
480p | 約0.5GB | 約2時間 |
720p | 約1.1GB | 約1時間 |
1080p | 約2.3GB | 約30分 |
上記のように、360pの低画質であれば、1ギガで約3時間の視聴が可能です。しかし、1080pの高画質の場合は、約30分で1ギガのデータ通信を行ってしまいます。
音楽配信サービス
音楽は、動画と比較するとデータ通信量の使用はあまり多くありません。音楽配信サービス「Spotify」を例に、1曲を5分とした場合の1ギガで再生できる曲数の目安は以下のとおりです。
音質 | 1曲(5分)あたりの通信量 | 1ギガで視聴できる曲数 |
低音質(24kbps) | 約1MB | 約1,000曲 |
標準音質(96kbps) | 約4MB | 約250曲 |
高音質(160kbps) | 約6MB | 約160曲 |
標準音質の音楽を1ギガで聴ける曲数は約250曲で、1か月30日で計算すると1日約8曲を聴くことができます。低音質にすれば、さらに多くの曲を楽しめます。
なお、音楽配信サービスにより、各音質で必要な通信量には違いがある点にも注意しましょう。
スマホでデータ通信量を気にせず利用できる方法
1ギガのデータ通信量があると、多くのWebサイトを閲覧したり、SNSでメッセージをやりとりしたりできます。1ギガでできることは意外と多いと思った方もいるのではないでしょうか。
一方で、動画の視聴は1ギガで約1~3時間とあまり多くはありません。データ通信量を気にせず動画などの大容量コンテンツを楽しみたい場合は、以下の方法を検討してみましょう。
Wi-Fi環境下でスマホを利用する
スマホをWi-Fiと接続して通信すると、モバイルデータ通信を使用しません。スマホの料金プランとかかわりのあるデータ通信を使用しないため、データ通信量を気にせずコンテンツを楽しめます。
たとえば、自宅にWi-Fiがある場合は、常にスマホをWi-Fiと接続しておくとデータ通信量を大幅に節約できます。外出先でも、店舗や商業施設などが提供するフリーWi-Fiを活用すると、データ通信量の節約に役立ちます。
スマホの大容量プランを利用する
データ通信量を気にせずスマホを使いたいときは、大容量プランの利用もおすすめです。通信会社のなかには、20GB~の大容量プランを提供しているところもあります。
特に、動画や高画質の画像の閲覧などギガをすぐに使い切ってしまう方は、料金プランの見直しも検討してみましょう。
おトクに大容量プランを利用するなら「ahamo」がおすすめ
「ahamo」は月額2,970円(税込)の料金で、20GBの料金プランを提供しています。1ギガの20倍のデータ通信量を、3,000円以下のお手頃な価格で利用できる点が特徴です。
また、dポイントクラブ会員なら「d Wi-Fi」※のサービスを利用できます。カフェやコンビニ、ファストフードなどでWi-Fiを無料利用できるため、外出先でデータ通信量が気になるときにとても便利です。
そのほか、「ahamo」は国内通話なら5分まで無料です(5分経過後は22円(税込)/30秒)。スマホのデータ通信量を気にすることなく、ちょっとした連絡を気軽にできるメリットがあります。
※「dアカウント発行」および「dポイントカード利用登録」が必要です。
「ahamo大盛り」ならデータ通信量が100GBに!
「ahamo」は大盛りオプション(1,980円/税込)を追加すると、月額4,950円(税込)※1で100GBまで利用できます。
100GBあれば、動画配信サービスなら約85時間/月※2の視聴ができ、音楽配信サービスなら約2万曲/月※3のダウンロードが可能です。データ通信量を気にせずスマホを楽しみたい方は「ahamo」を検討してみてはいかがでしょうか。
※1 月額4,950円(税込)は、20GB(2,970円/月)に80GBの大盛りオプション(1,980円/月)を追加した料金です。
※2 dアニメストアで動画を高画質で視聴した場合です。
※3 dヒッツで音楽を通常音質(128kbps)で聴いた場合です。
1ギガの意味や目安を知ってスマホの利用に役立てよう
1ギガ(GB)は情報量を示す単位です。利用環境により違いはありますが、1ギガでLINEの音声通話なら約55.5時間、動画視聴なら約1~3時間を利用できます。
4G/LTEや5Gが普及するなどスマホの通信システムは年々進化していて、大容量のコンテンツを気軽に楽しめるようになりました。ただし、送受信するデータ通信量が増えると、それに合わせた適切な通信回線が必要となります。
「ahamo」では、基本プランで20GB、「ahamo大盛り」で100GBのデータ通信量を利用できます。ご自身の利用スタイルに合わせ、適した料金プランのあるサービスを選択しましょう。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。