Wi-Fiルーターの選び方を解説!一人暮らしなど居住環境に合わせたコツも紹介

通信ノウハウ

自宅でWi-Fiを利用する際、Wi-Fiルーターが必要となります。快適にインターネットを利用するためには、環境に合ったWi-Fiルーターを選択しなくてはなりません。

しかし、どのような性能のWi-Fiルーターがご自身の環境に合っているのか、選び方がわからない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、Wi-Fiルーターの選び方を解説し、居住環境に適したWi-Fiルーターの特徴も紹介します。

Wi-Fiの利用を考えている方や、Wi-Fiルーターの買替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

Wi-Fiルーターの選び方5つのポイント

Wi-Fiルーターは、ご自身の環境に合わせて適切な性能が備わったものを選ぶのが理想です。以下では、Wi-Fiルーターを選ぶ際の主なポイントを5つ紹介します。

➀Wi-Fiの規格

Wi-Fiルーターを利用する際、対応している通信規格は重要なポイントとなります。

というのも、通信規格によって最大通信速度や周波数帯域が異なるため、適切ではない規格のWi-Fiルーターを利用すると、快適なインターネット環境を構築できない可能性があるからです。

Wi-Fi通信では、主に6つの規格(2023年8月時点)が利用されており、それぞれ以下の特徴があります。

規格名最大通信速度周波数
IEEE 802.11ax9.6Gbps2.4GHz帯/5GHz帯
IEEE 802.11ac6.9Gbps5GHz帯
IEEE 802.11n600Mbps2.4GHz帯/5GHz帯
IEEE 802.11g54Mbps2.4GHz帯
IEEE 802.11a54Mbps5GHz帯
IEEE 802.11b11Mbps2.4GHz帯

なお、Wi-Fiルーターと接続するデバイスが同一規格であれば問題ありませんが、異なる通信規格のデバイスを接続する場合は以下の点に注意してください。

  • 周波数帯域の異なるデバイスはWi-Fiがつながらない
  • 通信は遅いほうの速度になる

たとえば、Wi-Fiルーターが「IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)」に対応していても、デバイスが「IEEE 802.11a」にしか対応していない場合、最大通信速度は古い規格のほうが適用されます。そのため、Wi-Fiルーターを選ぶ際は、デバイスが対応している通信規格も確認したほうが良いでしょう。

ちなみに、近年は「Wi-Fi Alliance」という団体によって、新旧の通信規格がわかりやすく設定されています。通信規格の名称が覚えづらい方は参考にしてください。

「Wi-Fi Alliance」による通信規格の新名称は以下のとおりです。

Wi-Fiの世代通信規格新名称
第6世代IEEE 802.11axWi-Fi 6
第5世代IEEE 802.11acWi-Fi 5
第4世代IEEE 802.11nWi-Fi 4
第3世代以前IEEE 802.11g以前-

簡単にいうと、最新規格の「IEEE 802.11ax」がWi-Fi 6、ひとつ前がWi-Fi 5のように、世代の続き番号で通信規格の新しさがわかるようになっています。

なお、新名称はWi-Fi 4から示されたため、それ以前の規格に新名称はありません。

➁周波数帯域

Wi-Fiルーターは電波を送受信することで、離れた場所にあるデバイスとの通信を可能にします。

Wi-Fiで利用される主な周波数帯域には、2.4GHz帯と5GHz帯の2つがあり、それぞれ特徴が異なります。両者の特徴や違いを把握すると、Wi-Fiルーター選びに役立つでしょう。

周波数メリットデメリット
2.4GHz・電波の届く距離が長い
・障害物に強い
・対応しているデバイスが多い
・電波の干渉を受けやすい
5GHz・干渉源が少ない
・通信速度が速い
・古いデバイスでは対応していない
・障害物に弱い
・電波の届く距離が短い

Wi-Fiルーターを選ぶときは、利用する環境がどちらの周波数帯域に適しているかを確認しておくと、ストレスのないインターネット環境を構築できる可能性が高くなります。

なお、Wi-Fiルーターの種類によっては、2.4GHzと5GHzの両方を使えるモデルもあるため、このようなWi-Fiルーターを選ぶのもおすすめです。

➂接続台数

Wi-Fiルーターによって、同時に接続可能な台数の上限が決まっています。接続台数を超えると、Wi-Fiにつながらなかったり、通信が遅くなったりする可能性があるため、注意してください。

Wi-Fiルーターを選ぶときは、家族構成や接続するデバイスの台数も考慮しましょう。

➃セキュリティ

Wi-Fiを利用するにあたって、インターネット犯罪の被害に遭うリスクを抑えるためにも、セキュリティ対策は重要です。

セキュリティが設定されていないオープンネットワークだと、第3者によるただ乗りや不正アクセスの被害を受ける可能性があります。

セキュリティに関して抑えるべきポイントは、以下のとおりです。

  • Wi-Fiルーターの管理パスワードが変更できる
  • セキュリティ強度の高い暗号化方式で通信できる
  • ファームウェアのアップデートが簡単にできる

中でも暗号化方式はWi-Fiルーターによって異なるため、できるかぎりセキュリティ強度が高いものを利用することをおすすめします。各暗号化方式の特徴とセキュリティ強度は、以下の表でご確認ください。

暗号化方式特徴セキュリティ強度
AES通信中でも自動的に暗号化キーを変更し続けるとても高い
TKIP一定時間おきに暗号化キーを変更する比較的高い
WEP固定の暗号化キーを登録するやや低い

Wi-Fiルーターの仕様を確認して、AESやTKIPのセキュリティ強度の高いものを利用すると良いでしょう。

ただし、Wi-Fiルーターがセキュリティ強度の高い暗号化方式に対応していても、接続機器が対応していなければ使えない点には注意してください。

⑤Wi-Fiルーターの機能

Wi-Fiルーターには便利な機能が搭載されているモデルもあります。Wi-Fiルーターに搭載されていると便利な機能の例は、以下のとおりです。

機能特徴
ビームフォーミング機能Wi-Fiとつながっているデバイスの位置を検知し、集中して電波を送信する
MU-MIMO複数のデバイスへ同時にデータ配信を行う
バンドステアリング電波強度や混雑具合に応じて周波数帯域を自動で切り替える

Wi-Fiを利用する環境や接続するデバイスの台数を考慮して、最適な機能が搭載されたルーターを選び、より快適なインターネット環境を構築しましょう。

居住環境に応じたWi-Fiルーターの選び方

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前述したように、Wi-Fiルーターはそれぞれ特徴が異なるため、居住環境によっても選ぶべきWi-Fiルーターは異なります。

ここでは、マンションや戸建など、居住環境別にWi-Fiルーターを選ぶ際のポイントを紹介します。

マンションの場合

マンションでは、ほかの住居でもWi-Fiを使っている可能性が高いため、電波干渉を受けにくい5GHzの周波数帯に対応したWi-Fiルーターがおすすめです。

また、ご自身が利用している、Wi-Fiの電波も隣室に届く可能性があるため、セキュリティ強度が高いルーターを選んだほうが良いでしょう。

そのほか、家族構成や接続するデバイスの台数によっては、より高品質な通信が行える「MU-MIMO」が備わったルーターの利用も検討すると良いかもしれません。

戸建の場合

家族で戸建に住んでいる場合にはデバイスが複数あると考えられるため、同時接続台数が多いルーターを選ぶことをおすすめします。

また、戸建の場合は、マンションより電波が届く範囲が必要になる可能性が高いため、2.4GHzの周波数にも対応していると、快適にインターネットを利用できるでしょう。

そのほか、家族構成や接続するデバイスの台数によっては、自動で5GHzへの切り替えを行う「バンドステアリング」やMU-MIMOが備わったルーターの利用も選択肢となります。

一人暮らし(ワンルーム)の場合

ワンルームであれば、電化製品がルーターの近くにある可能性が高いため、電波干渉が生じにくい5GHz対応のルーターがおすすめです。

また、一人暮らしの場合はマンションなどの集合住宅に住むケースも多いと考えられ、その場合にはほかの住居が隣接しているため、マンションの項目で解説したとおり、セキュリティ強度にも注意しましょう。

最新のWi-Fiルーターも無料レンタルできる「ドコモ光」がおすすめ

Wi-Fiの利用を考えているなら、「ドコモ光」がおすすめです。

Wi-Fiの利用にはWi-Fiルーターの性能も大切ですが、ルーターの性能を引き出すには、そもそもの回線の通信速度が重要になります。

「ドコモ光」は、高速通信かつ通信の安定性も高い光回線のため、大容量のデータ通信が必要なコンテンツでもストレスなく利用でき、Wi-Fiルーターの性能を最大限発揮できるでしょう。

また、最大通信速度1Gbps「ドコモ光 1ギガ」と最大通信速度10Gbps「ドコモ光 10ギガ」の2つのプランをご用意しているので、居住環境やライフスタイルに合わせて最適なプランを選択できます。

さらに、プロバイダによっては最新規格の「Wi-Fi6」に対応したWi-Fiルーターを無料でレンタルすることも可能です。

「ドコモ光」が提供する2つのプランの詳細は、以下の表よりご確認ください。

月額料金
(ドコモ光1ギガ)※1
(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)

(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金
(ドコモ光10ギガ)※2
タイプA:定期契約あり6,380円(税込)、定期契約なし8,030円(税込)
タイプB:定期契約あり6,600円(税込)、定期契約なし8,250円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※3ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps
お申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③お申込み完了(そのまま電話でお申込み可能)

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 「ドコモ光 10ギガ」の対象エリアは、一部に限られます。詳しくはこちら

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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

居住環境に合わせたWi-Fiルーターの選び方を知って快適なインターネット生活を送ろう

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Wi-Fiルーターの種類は豊富にあり、セキュリティ強度や周波数帯、通信速度などが異なります。そのため、Wi-Fiルーターは、居住形態や家族構成を考慮して選択するのが理想です。

また、Wi-Fiルーターの性能を十分に発揮するには、回線が重要になることも覚えておきましょう。現在の回線の速度に満足していないなら、回線の見直しを検討するのも良いかもしれません。

「ドコモ光」なら、最大通信速度が異なる2つのプランがあるため、利用状況に合わせて最適なプランを選択できます。さらにプロバイダによっては、最新規格に対応したWi-Fiルーターを無料でレンタルすることも可能です。

Wi-Fiルーターの購入・買替えを考えている方は、この機会にぜひ「ドコモ光」をご検討ください。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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