「ドコモ光」から事業者変更する意味とは?変更方法や注意点とともに解説

通信ノウハウ ドコモ

「ドコモ光」から別の光回線への乗り換えを検討している方のなかには、内容を調べていく過程で「事業者変更」という手続きを知った方もいるのではないでしょうか。

また、事業者変更の言葉自体は知っていても、「どのような手続きなのか」「どういった点に注意すればいいのか」など、さまざまな疑問や悩みを抱えている方もいると思います。

本記事では、「ドコモ光」から事業者変更することの意味や事業者変更の方法を解説します。事業者変更する際に事前に知っておきたい点、注意したい点も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

「ドコモ光」から事業者変更するってどういうこと?

「ドコモ光」からの事業者変更とは、「ドコモ光」から「フレッツ光」の設備を使った別の光コラボレーション事業者(光コラボ)へと契約をきりかえることです。

光コラボでは、NTT東日本・NTT西日本の「フレッツ光」の回線を借りてサービスを提供しています。

そのため、光コラボから別の光コラボへと契約をきりかえる場合、今まで利用してきた回線はそのままに、事業者変更の手続きで契約をきりかえることができます。

光回線の「乗り換え」とどう違う?

光回線の乗り換えには、主に下記の3つのパターンがあります。

乗り換えのパターン必要な手続き
光コラボから別の光コラボへ乗り換え事業者変更の手続き
フレッツ光から光コラボへ乗り換え転用の手続き
・光コラボから独自回線へ乗り換え
・独自回線から光コラボへ乗り換え
解約および新規契約の手続き

上記の表のように、事業者変更は光回線を乗り換えるときの1つのパターンとなっています。

注意点は、事業者変更をする場合は新しい回線も光コラボである必要がある点です。

もし、「ドコモ光」から「フレッツ光」回線を利用していない独自回線へと乗り換える場合には、「ドコモ光」を解約し、新たに乗り換え先の回線と新規契約する必要があります。

事業者変更の特徴

事業者変更での乗り換えには、主に下記の特徴があります。

  • 基本的に派遣工事は必要ない
  • 光回線のIDやひかり電話の番号はそのまま利用できる

事業者変更はあくまで契約する光コラボの変更となり、回線自体は継続して利用可能です。

ただし、事業者変更の際にはいくつかの注意点があります。注意点については後述しているのでそちらも参考にしてください。

「ドコモ光」から事業者変更する方法

「ドコモ光」から事業者変更するときの主な流れは下記のとおりです。

  1. 「ドコモ光」で事業者変更承諾番号を取得する
  2. 新しい光コラボへ事業者変更のお申込み
  3. レンタル機器の返却など必要な手続きをし、変更完了

それぞれの手順を以下で説明します。

1.「ドコモ光」で事業者変更承諾番号を取得する

事業者変更するときには、まず「ドコモ光」で事業者変更承諾番号を発行してもらいましょう。

事業者変更承諾番号を取得する方法は、主に下記の3つです。

取得方法内容
Web・「ドコモ光」公式サイトへアクセス
・必要事項を入力し、事業者変更承諾番号を取得する
ドコモショップ・最寄りのドコモショップに行く
・窓口で事業者変更をしたい旨を伝える
電話・「151(ドコモのケータイ専用)」か「0120-800-000」へ電話する
・ガイダンスにしたがって事業者変更承諾番号を取得する

ご自身の連絡しやすい方法で、事業者変更承諾番号を取得してください。

なお、事業者変更承諾番号には有効期限があります。期限は事業者変更承諾番号を取得した日を含めた15日間です。

有効期限が切れてしまうと、再度事業者変更承諾番号を取得する必要があります。そのため、事業者変更承諾番号の取得は、新しい光コラボへお申込みをする少し前に行うことをおすすめします。

2.新しい光コラボへ事業者変更のお申込み

事業者変更承諾番号を取得したら、新しい光コラボで事業者変更の手続きを行いましょう。

お申込みの際は、事業者変更承諾番号とともに、ドコモ光設置場所ご利用者名(NTT東日本エリア)またはご契約ID(NTT西日本エリア)を準備しておくと、手続きがスムーズとなります。

3.レンタル機器の返却など必要な手続きをし、変更完了

新しい光コラボで事業者変更の手続きをし、契約に関係する書類の受け取りやインターネットの接続設定などを済ませたら、基本的には変更は完了です。

ただし、「ドコモ光」のプロバイダでWi-Fiルーターなどをレンタルしていた場合は、返却が必要となるので注意しましょう。

なお、事業者変更の手続きが完了すると、「ドコモ光」との契約は自動的に解約となります。ご自身で解約手続きをする必要はありません。

事業者変更するときの注意点

イメージ

事業者変更をする際は、いくつかの注意点があります。以下で、事業者変更をする前に確認しておきたいことをご紹介します。

事業者変更事務手数料がかかる場合がある

事業者変更には、事業者変更事務手数料(3,300円/税込)が発生する場合があります。手数料は事業者変更が完了した日の翌月以降に請求されます。

なお、2022年7月1日以降に「ドコモ光」を契約された方、同じく2022年7月1日以降に定期契約プランからプラン変更あるいは定期契約なしプランから定期契約プランへ変更された方については、事業者変更事務手数料はかかりません。

解約金がかかる場合がある

事業者変更の手続きが完了すると「ドコモ光」の契約は自動的に解約されるので、解約金が発生するケースには注意してください。

たとえば「ドコモ光 1ギガ」の定期契約プランを利用していて、更新期間以外で解約する場合には解約金がかかります。

金額は「ドコモ光 1ギガ」の戸建タイプで5,500円(税込)、マンションタイプで4,180円(税込)です(2022年6月30日以前にお申込みの場合、戸建タイプ14,300円(税込)、マンションタイプ8,800円(税込))。

解約金の発生を避けたい場合は、事前に「ドコモ光」の契約内容を確認し、いつが更新期間となるのかチェックしておきましょう。

工事費の残債に注意する

「ドコモ光」の工事料を分割払いしている場合、事業者変更承諾番号を取得したときに残りの工事費を一括で支払う必要があります。

「ドコモ光」と契約してあまり期間が立っておらず、工事料の残債が残っていると、事業者変更承諾番号を取得した後にまとまった金額の支払いが発生する場合があるので注意が必要です。

工事料の残債は「My docomo」などで確認可能です。事業者変更承諾番号を取得する際は、事前に残債が残っていないかも確認しておきましょう。

「ドコモのケータイ」の割引額が変更となる場合がある

「ドコモ光」で「ドコモ光セット割」や「光★複数割」などを利用しているケースでは、事業者変更により「ドコモ光」を解約すると、「ドコモのケータイ」などの割引額が変更となる場合があります。

たとえば、「ドコモ光セット割」では「ドコモ光」契約者と同一の「ドコモのギガプラン※」契約者が対象となりますが、「ドコモ光」を解約してしまうとこの条件を満たすことができません。

この場合「ドコモ光セット割」の対象外となり、割引が適用されなくなります。事業者変更の際は、スマホの利用料金の割引についてもチェックしておきましょう。

※ 「ドコモのギガプラン」とは、「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト」の総称です。

事業者変更後も利用する光回線は同じとなる

先述のように、事業者変更して新しい光コラボへ乗り換えても、利用する光回線は同じです。

「通信速度に満足できないから変更したい」などが理由の場合、事業者変更しても利用する回線自体は変わらないので、状況が改善されないこともあり得ます。

もし、「ドコモ光」の通信速度でお困りの場合は、公式サイトの「お客さまサポート」や「おたすけロボット」、LINEの窓口への問い合わせを検討してみてください。

特に「おたすけロボット」はAIが24時間チャットで対応するため便利です。お困りの状況に合わせた解決策が見つかる場合があります。

また、「ドコモ光」では豊富なプロバイダを選択でき、IPoE IPv6通信やIPoE IPv4 over IPv6通信などの新方式の通信にも対応可能です。プロバイダの変更や通信方式の変更で状況が改善される場合もあります。

事業者変更をせっかく行ったのに、状況が改善しないのであれば手続きをする手間と費用が無駄になってしまうこともあるので、ご自身の状況に合わせて検討してください。

「ドコモ光」から事業者変更するときは契約内容を確認しておこう

事業者変更とは、光コラボから別の光コラボへと変更する手続きです。「ドコモ光」から事業者変更する際は、「ドコモ光」で事業者変更承諾番号を取得し、新しい光コラボで事業者変更の手続きを行います。

ただし契約内容により、解約金や工事料の残債の支払いが発生する、「ドコモ光セット割」の適用から外れる場合があるなどの注意点があります。そのため、事業者変更の際は事前にご自身の契約内容を確認するようにしましょう。

なお、事業者変更を行っても利用する回線に変更はありません。ご自身の状況によっては、「ドコモ光」内での変更のほうが適している場合もあります。「ドコモ光」の利用でお困りの場合は、ぜひ「ドコモ光」の窓口まで一度ご相談ください。

※ 「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの商標または登録商標です。

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