ADSL回線からの乗り換え先の候補とは？光回線とそのほかの選択肢を紹介

ADSL回線のサービス終了は間近に迫っている

ADSL回線を提供する事業者として、「フレッツ・ADSL」を提供するNTT西日本・東日本が代表的です。ほかにも、独自の回線でADSLを提供している事業者が複数あります。

その全ての事業者でADSL回線は終了済み、もしくは終了が発表されています。具体的な終了時期は事業者によって差がありますが、2024年3月末には、全ての事業者のADSL回線が終了予定です。

ADSL回線がサービス終了を迎えるのは、いわば「時代の流れ」だといえるでしょう。近年はサービスの多様化・データ通信量の大容量化が進み、より高速かつ大容量通信に対応する光回線などが主流になっています。

令和3年度の総務省の調べによると、ブロードバンド回線において58.2%の家庭、87.8%の企業が、光回線を選択しているそうです※。

今後、ADSL回線による有線・Wi-Fiでのインターネット接続ができなくなるため、代わりとなる接続方法を検討する必要があります。

※ 総務省「令和３年通信利用動向調査の結果」

ADSL回線からの乗り換え先の候補は4種類ある

インターネットの接続方法には「固定回線」と「モバイル回線」の2種類があり、固定回線のなかでも「光回線」と「CATV回線」といったように、複数の種類に細分できます。

自身に適したインターネット回線を選ぶには、各接続方法の特徴を知ることが大事です。以下で詳細を説明するので、自身の希望と照らし合わせながらご確認ください。

光回線

光回線は、現在もっとも主流となっている接続方法です。宅外の電柱から宅内まで、物理的な光ファイバーケーブル引き込み、光信号による通信を行います。

光回線の最大の魅力は、通信の安定性・速度に優れているところです。光回線で利用する光ファイバーケーブルはノイズの影響を受けにくく、電波損失が少ないことから通信が安定しやすい傾向があります。

最大通信速度は事業者によって異なりますが、一般的に上り・下りともに1Gbpsであることが多いようです。事業者によっては、さらに高速かつ大容量の通信に対応したプランを提供しているところもあります。

なお、導入する際、基本的に光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要となる点に注意が必要です。インターネットが使えるようになるまで時間がかかるケースがあるため、それまでのインターネット接続方法を検討しなくてはなりません。

CATV回線

CATV回線は、ケーブルテレビ用の回線をインターネットの通信回線として活用する方法です。CATV独自の番組が視聴でき、テレビとセットで契約すると料金が割引になるサービスを行っている事業者もあります。

また、ケーブルの種類や引き込む方法によって、以下のとおり3つの接続方式があります。

上記のなかで、もっとも通信速度や安定性に優れているのはFTTH方式です。ただし、一般的にCATV回線は光回線より通信速度・安定性ともに劣るとされています。

なお、CATV回線も工事を行うケースがありますが、光回線より工事が簡単で、かかる時間も短い傾向にあるようです。

ホームルーター

ホームルーターは、モバイル回線による無線通信を行い、インターネットに接続する据え置き型の機器です。

本体にスマホと同じデータSIM(4GLTE・5Gが利用できるSIMカード)が搭載されており、コンセントに挿すだけでWi-Fiの環境が整います。LANポートが付属しているタイプであれば、有線による接続も可能です。

開設工事が必要なく、すぐにインターネットを利用できる点が最大のメリットです。引っ越し先にも持って行って使えるため、転勤が多い方は特に便利に使えるでしょう。

ただし、物理的なケーブルを引き込む方法ではないため、通信速度・安定性は固定回線と比べてやや劣ります。データ通信量によっては、スマホやタブレットのように速度制限がかかる可能性がある点にも注意が必要です。

モバイルルーター

モバイルルーターは、持ち運びを想定した小型の通信デバイスです。スマホと同じくらいの大きさ、もしくはよりコンパクトなサイズのものもあります。

サイズが小さく軽量なので持ち運びしやすく、外出先でも気軽にWi-Fiを使用できるところが魅力です。ホームルーターと同様、インターネット開設の工事も必要ありません。

ただし、こちらもホームルーターと同じくモバイル回線を使うため、通信速度・安定性には劣る傾向があります。

乗り換え先は光回線がおすすめ

ADSL回線からの乗り換え先には複数の選択肢があり、それぞれ特徴が異なるため、迷ってしまう方もいるかもしれません。

インターネットを快適に楽しむために通信の速度・安定性を重視するなら、光回線への乗り換えがおすすめです。

現代はインターネットで楽しめるコンテンツの幅が広くなっており、オンラインゲームや動画視聴など、大量のデータ通信量を必要とするコンテンツも増えています。ビジネスシーンにおいても、オンライン会議を多用する方も多くいらっしゃるでしょう。

光回線には月間データ容量が設けられておらず、速度制限を気にせずインターネットが使える点も、プライベート・ビジネスともにうれしいポイントです。

なお、ほかの回線と比べて月額料金が高い傾向がありますが、スマホとセットで契約すると割引が受けられるなど、おトクな割引サービスを提供している事業者も多くあります。

ただし、人によって重視するポイントはさまざまなので、たとえば特定の見たい番組があるならCATV回線、工事不要でインターネットを楽しみたいならホームルーター・モバイルルーターといったように、自身の希望に応じて好きな回線を選びましょう。

ADSL回線から光回線に乗り換える手順を紹介

ADSL回線からの乗り換え先が決まったら、実際に乗り換えの手続きを進めていきましょう。ここでは、ADSL回線から光回線への乗り換えを想定し、例として「ドコモ光」の乗り換え手順を紹介します。

1. 自宅が「ドコモ光」の提供エリアに含まれるか確認する
2. 契約する料金プランを決める
3. 「ドコモ光」に申込む
4. 必要な書類を受け取り、開通工事を実施する
5. Wi-Fiルーターやデバイスの接続・設定を行う
6. 利用していたADSL回線を解約する

光回線の申込みよりも先にADSL回線の解約を行うと、インターネットが開通する前にADSL回線の契約が終了となり、インターネットを使えない期間が発生する可能性があります。そのため、先に光回線に申込んでからADSL回線の解約を行いましょう。

なお、「ドコモ光」への申込みは、電話やオンライン、「ドコモショップ/d garden」で行えます。オンラインでは24時間申込みを受け付けているため、時間を気にせず申込みたい方は、ぜひオンラインでのお手続きをご検討ください。

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ADSL回線が終了する前に「ドコモ光」に乗り換えよう

インターネットの通信速度・安定性を重視して光回線への乗り換えを検討しており、具体的な契約先に悩んでいるなら、ぜひ「ドコモ光」も候補に入れてはいかがでしょうか。

「ドコモ光」では、最大通信速度1Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」というスタンダードなプランに加えて、最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」という大容量プランもご用意しています。

費用を重視するなら「ドコモ光 1ギガ」、オンラインゲームや8K映像の視聴を快適に楽しみたいなら「ドコモ光 10ギガ」のように、ご自身の利用環境に合わせて好きなプランをお選びいただけます。

「ドコモ光」が提供するプランの詳細は、以下の表にてご確認いただけます。

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る

また、「ドコモ」のスマホを利用している方であれば、スマホとのセット契約で永年最大1,00円(税込)が割引となる「ドコモ光セット割※5」もご利用可能です。

そのほか、はじめて契約する場合、新規工事料が無料になる「ドコモ光新規工事料無料特典※6」が適用となるため、費用を抑えながら快適なインターネット環境を整えられるでしょう。

※5 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象。「ファミリー割引」グループ内での「ドコモ光」のご契約が必要となり、別途費用がかかります。また「ドコモ光」が定期契約プランの場合、更新期間外の解約などは解約金がかかります。詳しくは「ドコモ光の料金プランについて」をご確認ください。「ドコモ光ミニ」のみご利用の場合、「ドコモ光セット割」で「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「5Gギガライト／ギガライト(3GB超～7GB)」は550円(税込)、「5Gギガライト(1GB超～3GB)」「5Gギガライト／ギガライト(1GB超～3GB)」は220円(税込)が、「ドコモ光」のペア回線から割引となります。「ドコモのギガプラン」とは、「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト」の総称です。
※6 新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。

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工事不要でインターネットを使いたいなら「home 5G」

「引越しが多い」「工事ができない」など、何らかの理由で光回線が利用できない方には、「ドコモ」のホームルーター「home 5G」がおすすめです。

「home 5G」は、契約後にコンセントに挿すだけでインターネットが楽しめるようになる、5G対応のホームルーターです。工事が不要なので、「賃貸物件で工事ができない」「工事の許可が下りなかった」といったケースに特に向いています。

また、「ドコモ」のスマホを利用している場合、「ドコモのギガプラン」の月額料金が永年最大1,100円(税込)割引になる「home 5G セット割※」が適用できます。

「ドコモ」の5G対応ホームルーターは、最大受信速度4.2Gbps(ベストエフォート形式)、5G高速通信対応です。

※1 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※2 LANケーブル接続時は受信時最大2.5Gbps、Wi-Fi接続時は受信時最大で4.8Gbps（いずれも技術規格上の最大値）。機器接続時の通信速度は、お客さまの通信環境と接続機器の規格により異なります。
※3 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。
※4 5Gの提供エリアは一部に限られます。エリアの詳細は「ドコモのホームページ」の「サービスエリアマップ」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
※5 データ利用量が特に多い場合は、速度制限や通信が中断されることがあります。

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現在ADSL回線を利用しているなら終了前に乗り換えを検討しよう

ADSL回線は全ての事業者でサービス終了が決まっているため、現在ADSL回線を使っているなら早めに乗り換え先を検討しましょう。

さまざまなコンテンツを快適に楽しみたいなら、通信速度や安定性に優れている光回線への乗り換えがおすすめです。そのほか、外出先でもインターネットを使うならモバイルルーター、視聴したい特定の番組があるならCATV回線など、希望に応じて選びましょう。

もし光回線への乗り換えを検討しているなら、ぜひ「ドコモ光」もご検討ください。最大通信速度が異なる2つのプランをご用意しており、条件を満たす場合は料金がおトクになる割引サービスも適用できます。

「ドコモ光」のより詳しい情報は、以下の公式サイトでご覧いただけます。

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※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。