ライブ配信に必要なネット環境とは?状況に合わせた選び方、ポイントを紹介

通信ノウハウ 動画

YouTube Liveやインスタライブ、Zoomを活用したWeb会議など、近年ではさまざまなプラットフォームでライブ配信が利用されています。

ただし、ライブ配信中にネットがつながらなくなると困ってしまいますよね。スムーズに配信されないと視聴者が減ってしまう恐れもあります。

そこで本記事では、ライブ配信に求められるネット環境を解説します。自宅でライブ配信する場合と屋外でライブ配信する場合に分けたネット環境の整え方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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記事サマリー

ネット環境を整えればライブ配信のトラブルを避けられる

ライブ配信とは、映像をリアルタイムで配信することです。インターネット技術の発達により、近年ではさまざまなプラットフォームでライブ配信のサービスが利用できます。

ライブ配信はリアルタイムの臨場感ある映像を伝えることが可能です。そのため、Web会議や監視システムなどのビジネス利用に留まらず、エンターテインメントのライブ配信も多く行われています。

ライブ配信で気をつけたい点は、上り方向の通信速度の安定性です。「上り(のぼり)」とはデータをインターネットにアップロードする速さを示しています。一方、「下り(くだり)」はインターネットからデータをダウンロードするときの速さです。

一般的にインターネットを閲覧するときは、下り方向の通信速度が重視されますが、ライブ配信では撮影した映像を配信するので、上り方向の通信速度も大切となります。

なお、Web会議のように双方向で通信する場合は上りと下り、両方の通信速度に注意しましょう。また、Web会議では参加者が増えると、より速い通信速度が必要となる場合もあります。

ライブ配信中に通信速度が安定しないと、音声がずれたり、映像がカクついたり、最悪の場合は映像が止まってしまうこともあります。したがって、ライブ配信では事前にネット環境を整えることが重要です。

ライブ配信のネット環境は状況にあわせて選ぶ

ライブ配信をするときは、配信する場所・状況に合わせてネット環境を選ぶことをおすすめします。ここからは、自宅でライブ配信する場合と、屋外でライブ配信する場合の2つの状況からおすすめのネット環境を紹介します。

自宅でライブ配信するなら光回線がおすすめ

自宅でライブ配信をする場合は、速度と安定性の面から光回線がおすすめです。光回線は、ケーブル回線やADSL回線と比較すると、大容量のデータ通信でも高速通信が期待できます。

また、光回線は光ファイバーを利用した固定回線であり、有線接続が可能なため、モバイルルーターやホームルーターなどの無線回線と比べても、安定した接続が見込めます。

ライブ配信では、映像をリアルタイムで配信するので大容量のデータを安定して通信できるネット環境が重要です。その点、通信速度や安定性が期待できる光回線は、ライブ配信に向いています。

さらに、光回線は通信データ量に制限がないケースが多く、データ量をあまり心配することなくライブ配信を利用できます。

屋外でライブ配信するならモバイルWi-Fiがおすすめ

一方、屋外では光回線に接続できない場合があります。このような状況では、モバイルWi-Fiがおすすめです。

モバイルWi-Fiは、持ち運びが可能なWi-Fiルーターです。対応エリアであれば、場所を気にせずインターネットと接続できます。

近年では、5G対応の高速通信が可能なモバイルWi-Fiが登場しています。大容量のデータ通信にも対応しているモバイルWi-Fiもあるので、屋外でのライブ配信におすすめのネット環境となっています。

自宅で光回線のネット環境を整備するポイント

イメージ

それでは、実際にライブ配信のネット環境を整備するときに、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここでは、自宅で光回線のネット環境を整えるときに気をつけておきたいポイントをご紹介します。

必要な通信速度を事前に調べる

自宅のネット環境を整備するには、まずどれくらいの通信速度が必要か事前に調べておきましょう。

ライブ配信で推奨される通信速度は利用するプラットフォームで異なります。たとえば、YouTube LiveやZoomでの推奨されている通信速度は以下のとおりです。

プラットフォーム名内容
YouTube Live720pの場合、動画ビットレート範囲1,5Mbps~4,0Mbps
Zoomグループビデオ通話で720p HD ビデオの場合、上り2.6Mbps、下り3.0Mbps

映像の画質やライブ配信の状況などで推奨される通信速度は違うので、どのようなライブ配信をするか事前にイメージして、必要な通信速度を調べましょう。

なお、光回線の最大通信速度は1Gbpsのサービスが多いため、上記の要件は満たせるケースが多くなります。

ただし、最大通信速度はあくまで技術規格上の理論値であり、ご自宅での実測値とは違いがあります。速度測定サイトやアプリなどのツールを利用し、ご自宅でどれくらいの実測値があるかもあわせて確認してください。

通信機器も検討する

インターネットの通信速度はルーターなどの通信機器の影響を受けるので、どの通信機器を使うかも検討しておきましょう。

たとえば、IPv6に対応する光回線サービスでIPv6対応のルーターを使えば、ネットワークの混雑をさけ、より安定した通信が期待できます。

なお、Wi-Fiルーターを使う場合は、アンテナ内蔵タイプではなく外付けアンテナがおすすめです。強い電波を送れるので、ライブ配信中も通信が安定しやすくなります。Wi-Fiルーターは新しいバージョンのCPUが搭載されていると、より通信の安定性を期待できます。

有線と無線の接続なら有線を選ぶ

有線接続と無線接続では有線接続のほうが通信は安定しやすいので、できることなら有線接続を選びましょう。

光回線で有線接続をする場合は、ルーターやONUにLANケーブルを接続し、ライブ配信で使用するデバイスとつなげます。

このとき、LANケーブルの規格も確認してください。LANケーブルは新しい規格ほど高速通信に対応しています。LANケーブルの規格はCAT6以上がおすすめです。

屋外でモバイルWi-Fiのネット環境を整備するポイント

次に、屋外でライブ配信をするときのネット環境整備のポイントをご紹介します。屋内と違い光回線と接続できないケースが多いことから、モバイルWi-Fiを基本に説明します。

通信速度

自宅でライブ配信するときと同じように、屋外でもプラットフォームに応じた通信速度が必要です。モバイルWi-Fiはルーターにより対応できる通信速度に違いがあるので、通信速度を重視してルーターを選びましょう。

モバイルWi-Fiの規格

モバイルWi-Fiを選ぶときは、対応する規格も重要です。2022年10月時点での最新の規格はIEEE802.11ax(Wi-Fi6)となっています。対応する規格が新しいものであるほど、対応できる最大伝送速度にも違いが出てきます。

なお、Wi-Fiには5GHz帯と2.4GHz帯の2つの周波数帯域があることも覚えておきましょう。5GHz帯は高速通信が可能ですが、屋外で利用できる周波数帯に制限があるので注意してください。

モバイルWi-Fiのバッテリー容量

屋外でのライブ配信は、モバイルWi-Fiのバッテリー容量も大切なチェックポイントです。ライブ配信の予定時間と合わせて十分な容量があるか確認し、前日にしっかりと充電しておきましょう。

なお、予備のバッテリーを用意しておくとよりあんしんです。

予備のWi-Fi回線

屋外でのライブ配信をするときは、できれば、予備のWi-Fi回線の用意もおすすめします。

屋外でのライブ配信は思わぬトラブルが発生する場合があります。Wi-Fi回線が1つしかなければ、不具合が起きたときに対処できず、ライブ配信を終了しなければならなくなります。

自宅でライブ配信をするなら「ドコモ光」がおすすめ

自宅でライブ配信をするなら、光回線がおすすめです。なかでも、「ドコモ光」は上り下り最大通信速度1Gbps(※1)の高速通信が可能で、フレッツ光の光ファイバー網を利用した安定した通信が見込めます。

さらに、「ドコモ光」では最大通信速度10Gbps(※1)の「ドコモ光 10ギガ」を提供しています。「ドコモ光 10ギガ」は一部地域での提供エリアとなりますが、提供エリアは順次拡大中です。高画質のライブ配信をしたい方はぜひチェックしてみてください。

そのほか、「ドコモ光」は混雑をさけやすいIPv6に対応しています。豊富なプロバイダから希望するプロバイダを選べる点も魅力です。

「ドコモ光」では、Webからお申込みいただいた方におトクな特典もご用意しています。快適なライブ配信を楽しみたい方におすすめの光回線サービスです。

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※1 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※2」「irumo(0.5GBを除く)」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※2 「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」も対象となります。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円(税込)/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。

なお、「ドコモ光」の月額料金や契約期間は以下のとおりです。プランを選択するときの参考にしてください。

月額料金(ドコモ光1ギガ)※1(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金(ドコモ光10ギガ)※2タイプA:定期契約あり6,930円(税込)、定期契約なし8,580円(税込)
タイプB:定期契約あり7,150円(税込)、定期契約なし8,800円(税込)
単独タイプ:定期契約あり6,490円(税込)、定期契約なし8,140円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※3ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps
申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③申込み完了(そのまま電話で申込み可能)

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る

ライブ配信を楽しむにはネット環境を整えよう

ライブ配信では、撮影した映像をリアルタイムで配信します。ライブ配信をあんしんして楽しみたいときは、安定した上り方向の通信速度が保てるよう、ネット環境を整備しましょう。

ライブ配信のネット環境は光回線がおすすめです。光ファイバー網を使った光回線なら、安定した高速通信が見込めます。屋外で光回線を利用できない場合は、モバイルWi-Fiを検討してみましょう。

「ドコモ光」では、高速通信が可能な「ドコモ光 1ギガ」と「ドコモ光 10ギガ」のサービスをご用意しています。ネット環境を整備し、快適なライブ配信を楽しんでください。

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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