エアコンダクトはどんなときに使う？光回線工事の流れやケーブルの引き込み方法を紹介

通常、光回線の工事では電話線の配管を利用する

はじめて光回線サービスを利用する物件では、最寄りの電柱から宅内へ光ファイバーケーブルを延ばし、光コンセントとONU(光回線終端装置)を設置する派遣工事が行われます。

その後、ご自身の手でWi-Fiルーターを接続すれば、有線または無線で各デバイスによるインターネット接続が可能になります。

その過程でどうしても必要となるものが、屋外から宅内へ光ファイバーケーブルを通すための穴です。

通常の工事では、電話線の配管を利用して光ファイバーケーブルの引き込みが行われます。主に電話線の配管が使われる理由は、工事が簡単である上に、見た目がすっきりするためです。

しかし、なんらかの理由で電話線の配管が利用できないケースもあり、次の選択肢として「エアコンダクト」の利用があります。

エアコンダクトとは、エアコン用の通気口として壁に空いている穴のことです。エアコンダクトを利用する場合は、エアコンの管と壁との隙間から光ファイバーケーブルを宅内へ引き込みます。

光回線の工事で電話線の配管が使えない3つのケース

エアコンダクトを利用する場合、電話線の配管に問題があるケースをはじめとして、さまざまな理由が考えられます。

• 物件に電話線の配管が設定されていない
• 電話線の配管内がほかの線で埋まっている
• 配管が老朽化している

ここでは、上記3つのケースについて紹介します。

物件に電話線の配管が設定されていない

物件の築年数は浅いものから古いものまでありますが、古い物件の場合、そもそも電話線の配管自体が設置されていないケースがあります。そのような物件では、当然電話線の配管は利用できません。

一方、新しい物件でも、近年の固定電話の利用率低下をかんがみて、電話線の配管を設けていないケースもあります。

電話線の配管内がほかの線で埋まっている

電話線の配管は存在するものの、配管内がほかの用途で利用するケーブルで既に埋まっており、新しいケーブルを差し込む余裕がない場合もあります。

また、配管内には、本線となる電線やケーブルを通線させるためにあらかじめ通っている「呼び込み線(針金・糸)」があります。

基本的に壁のなかにある配管内で細い針金をほどくことは難しいため、これらが絡まっている場合も対応するのは難しいです。

配管が老朽化している

配管を長期間使用しており、老朽化している場合も使用できません。たとえば、配管がさびていたり、途中で断線されていたりするケースが考えられます。

また、配管に石や土、汚れが詰まっている場合も対応できなくなります。これらは、主に古い物件でみられる特徴です。

エアコンダクトを利用する際の注意点

電話線の配管が利用できず、エアコンダクトの利用を検討する場合は、知っておきたい注意点があります。のちのち不都合が生じないためにも、事前に正しく理解しておきましょう。

エアコンと配管が一体化していると利用できない

エアコンには壁掛けタイプや床置きタイプのようにさまざまな種類がありますが、全てのエアコンダクトが利用できるわけではありません。

一般家庭に普及している壁掛けタイプのエアコンであれば、エアコンダクトを利用できるケースが多いです。

しかし、店舗やビルでよく見られる天井埋め込み式のエアコンの場合は、構造そのものが異なるため、光ファイバーケーブルを通す穴として利用できません。

天井埋め込み式のエアコンとは、本体が天井にありパネル部分のみ露出しているタイプです。配管は全て隠ぺい式であり、天井や壁のなかに隠れているため、光ファイバーケーブルを通せなくなっています。

エアコン取り替え時に工事費用がかかることがある

エアコンダクトはエアコン配管用の穴であり、基本的にはそれ以外のものを通す用途で作られていません。

エアコンダクトに光ファイバーケーブルを通している場合は、新しいエアコンに買替えた際に、設置業者に取り付け工事を断られてしまうケースがあります。理由は、光ファイバーケーブルを傷つけてしまう心配があるためです。

現状での工事を断られた場合は、回線事業者に光ファイバーケーブルを外してもらい、新しいエアコンを設置した後に、再度光ファイバーケーブルを通す工事が必要となります。

それに伴い、工事費用がかかる可能性がある点を留意しておきましょう。

エアコンダクトも使えない場合、穴あけ工事が必要？

光回線の工事に関して調べていると、「物件に穴をあけて工事を行うケースがある」と知り、電話線の配管もエアコンダクトも使えない場合の穴あけ工事が不安に思う方は多いと思います。

結論、電話線の配管とエアコンダクトの両方が使えない場合でも、別の方法で光ファイバーケーブルを引き込める可能性があります。

たとえば、換気扇の隙間やトイレの窓、玄関ドアホンの穴などから光ファイバーケーブルを通す方法です。ただし、これらの方法でも難しい場合は、別途穴あけ工事が必要となります。

穴あけ工事では、壁に新たに約1センチの穴をあけて光ファイバーケーブルを引き込みます。そのため、賃貸物件の場合は管理会社や大家さんに事前の確認が必要です。

光回線の工事のご相談は「ドコモ光」におまかせ！

前述のとおり、光回線の工事を行う際、電話線の配管に光ファイバーケーブルを通せない場合にはエアコンダクトの利用を検討します。

そのほか、光回線の工事には心配事も多数でてくるかと思うので、光回線の工事を行うのであれば、サポートが手厚い回線事業者を利用するのがおすすめです。

その点、光回線サービスを提供している「ドコモ光」では、開通工事に関する問い合わせ窓口を設けており、工事日程の変更やキャンセルに関するご相談を電話で受け付けています。

さらに、光回線の工事で電話線の配管を利用できない場合、必ず工事会社の担当者が事前説明を行います。賃貸物件に住んでいる方をはじめ、壁に穴をあけることに抵抗がある方でも、あんしんしてご利用いただけます。

また、工事にかかる費用も心配事のひとつだと思いますが、「ドコモ光」の公式サイトでは、ご契約前に工事料金を簡単にシミュレーションできるようになっています。

「ドコモ光」工事料金シミュレーション

なお、「ドコモ光」の料金プランはプロバイダと一体型のため、回線事業者とプロバイダ別々に料金を支払う必要がありません。

スタンダードな「ドコモ光 1ギガ」プランのほか、首都圏を中心としたエリアではさらに高速な「ドコモ光 10ギガ」の提供も行っており、それぞれの料金の詳細は以下のとおりです。

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込))(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る

光回線の導入を検討しており、「ドコモ光」に興味がある方は、ぜひさらなる詳細を以下の公式サイトよりご覧ください。

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電話線の配管が使えない場合はエアコンダクトを利用する

光回線の工事では、光ファイバーケーブルを宅内へ引き込む過程で、通常は電話線の配管を利用します。しかし、配管内に汚れが詰まっていたり、劣化して断線していたりする場合には、電話線の配管が利用できないケースもあります。

そんな時の選択肢として挙げられるのが、エアコンダクトの利用です。万が一、エアコンダクトも使えない場合には、別途穴あけ工事が必要になる可能性があるため、賃貸物件の場合は管理会社や大家さんに許可を取るのを忘れないようにしましょう。

「ドコモ光」の光回線の工事では、穴あけ工事となる場合には必ず事前説明を行います。心配な工事費用も、契約前に公式サイトで簡単にシミュレーションできるため、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

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