「光ファイバー」って何?インターネットが光回線で高速・安定化する仕組みを解説!

通信ノウハウ インターネット 通信速度

ご家庭用のインターネットの固定回線には、光回線、ADSL回線、CATV回線があります。現在、最も高速かつ安定していることから、多くの方に選ばれているのが「光回線」です。

なぜ光回線は、高速な通信が可能なのか不思議に思われるかもしれません。その秘訣は、光回線の回路で利用される「光ファイバーケーブル」にあります。

この記事では、光ファイバーで実現する光通信の仕組みをわかりやすく解説します。ADSL回線・CATV回線との通信速度や通信品質の違いも説明するので、ぜひ参考にしてください。

このエントリーをはてなブックマークに追加

記事サマリー

光回線で使われる「光ファイバー」の概要

「光ファイバー」とは、通常のガラスよりも透明度が高い石英ガラスや、高性能プラスチックでできた細い繊維をさします。光回線で利用される光ファイバーケーブルは、光ファイバーを同心円状に配置し、ナイロンやシリコンなどでまとめたものです。

私たちがやりとりする情報は、通信の過程で一度光信号に切り替わり、光ファイバーケーブル内でガラスの境目を反射しながら高速で進んでいきます。光ファイバーは、多くの情報を一度に遠くまで、高品質・高速で送ることが可能です。

ここからは、そんな光ファイバーの更なる詳細について解説します。

光回線の通信速度が速い理由

光ファイバーは電磁波の影響を受けにくく、長距離まで通信品質を落とさずに高速で情報を送れる点が特徴です。

光回線では、回路の大部分(通信事業者の収容局から電柱、電柱から家庭内まで)を光ファイバーケーブルで構築して通信速度を速めています。

光ファイバーケーブルで受信する光信号は、最終的に光回線終端装置(ONU)と呼ばれる電気信号と光回線の変換機器を通して電気信号となり利用されます。送信する際も同様に、電気信号をより高速な光信号へ変換してから送るため、通信速度が速くなるのです。

光ファイバーは回線以外の用途でも使われる

光回線は、光ファイバーの代表的な使用例です。しかし、光ファイバーはその性質上、正確さやレスポンスの速さが求められる医療現場や産業分野でも利用されています。

たとえば、磁気計測器や温度計などのセンサー、溶接や切断、マーキング、溶着に使われるファイバーレーザーにも光ファイバーが使われています。

光回線とADSL回線・CATV回線の違い

固定回線には、光回線、ADSL回線、CATV回線(ケーブルテレビ回線)の3種類があります。

ADSL回線とは、多くのご家庭にあるアナログの電話回線を利用して、電気信号による送受信を行う方法です。1999年から2000年代前半にかけて、インターネットの普及とともに広まりました。

ADSL回線で利用される銅線ケーブルは、基地局から離れると豪雨や雷の影響を大きく受け、通信が不安定になりやすい特徴があります。

2024年にはサービス自体が終了するため、サービス終了後もインターネットを楽しみたい方は、光回線やCATV回線などの接続方法へ乗り換えなくてはなりません。

CATV回線は、地上波放送や衛星放送を受信するケーブルテレビ網を利用してインターネットに接続する方法です。契約するケーブルテレビによって、光ファイバーケーブルと銅線ケーブルのどちらを利用するかは異なります。

銅線ケーブルとなる場合は、通信速度や安定性がやや落ちる傾向にあります。

光回線を利用するメリット

イメージ

光回線には、ADSL回線やCATV回線と比較した際にメリットといえる点が複数あります。

以下、詳しい内容を紹介します。

現状、最も通信速度が速い固定回線である

光回線は、ノイズの影響を受けないまま光信号による大容量・高速通信を実現します。

通信速度は多くの要素に影響を受けるため一概にはいえないものの、最大速度下り1Gbps、上り1Gbpsを提供する通信事業者がほとんどです。ADSL回線の下り最大速度は50Mbps程度であるため、およそ20倍の速度でコンテンツをダウンロードできます。

また、上り下りの速度に落差がない点も快適に利用できる要因です。光回線は拡張性にも優れていることから、将来は周辺機器の変化にも対応できる期待が持たれています。

基地局から遠くても安定した通信が行える

ADSL回線は、伝送路で発生する伝送損失が高く、基地局からの物理的な距離が遠いほど通信が不安定になる傾向があります。

一方で、光回線はノイズや電磁波の影響を受けないため、基地局からの距離にさほど影響されず、高品質で安定した通信が可能です。これには、電磁波が光ファイバー内を伝搬するときの伝送損失の少なさが役立っています。

光回線の契約前に知っておきたい3つのこと

それではさっそく光回線の契約を!となる前に、事前に知っておきたい光回線の注意事項をお伝えします。ひとつずつチェックした上で、後悔のないように進めていきましょう。

① 光回線は提供できるエリアが決まっている

光回線を利用するためには、光回線の提供エリアに含まれている必要があります。

光回線を提供する企業はひとつではありませんが、代表的な例として挙げられるのは「NTTフレッツ光回線」です。

たとえば、「ドコモ光」は既存のフレッツ光回線(またはCATV回線)を借りて運営しているため、NTTフレッツ光回線の提供エリアに含まれていない場合は利用できません。

「NTTフレッツ光回線」の提供エリアは、NTT東日本・NTT西日本のWebサイトで簡単に確認できます。利用を考えている方は、契約の前に一度確認しておくと良いでしょう。

NTT東日本:フレッツ光の提供エリアの検索はこちら

NTT西日本:フレッツ光の提供エリアの検索はこちら

② 利用範囲は光回線の設置場所に限定される

光回線は固定回線のひとつなので、ご自宅で光回線を契約する場合は、ご家庭内のLANケーブルやWi-Fi電波(Wi-Fiルーターをご利用される場合)が届く範囲に利用が限られます。外出先や距離が離れている職場では利用できない点にご注意ください。

ご自宅以外でパソコンをインターネットに接続したい場合は、持ち運びできるモバイルWi-FiルーターやWi-Fiスポットの活用を検討する必要があります。

③ 光回線を引き込む工事が必要なケースがある

はじめて光回線を利用する場合は、基本的に最寄りの電柱からご家庭内に光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要です。

ご自宅の状況に合わせて、派遣工事になるか、無派遣工事になるかが決まります。

  • 派遣工事:工事担当者が屋内に入り、電柱-光コンセント-光回線終端装置(ONU)設置までを行う
  • 無派遣工事:屋内での工事は不要なため、ご自身で光回線終端装置(ONU)やルーターの設置を行う

マンションやアパートなど賃貸物件の場合は、あらかじめ光ファイバーケーブルの導入が済んでいるか確認しましょう。既に光回線の設備が導入されていれば工事不要で利用できますが、未導入の場合は、大家さんや管理会社に工事の許可を取る必要があります。

また、工事が完了するまでのインターネット利用についても考えておきましょう。引っ越しシーズンで契約件数が増える時期は、工事までに約1か月以上かかるケースもあります。

通信事業者によっては、工事期間中に利用できるモバイルWi-Fiルーターの無料貸し出しも行っています。公式サイトでチェックしてみてください。

「ドコモ光」なら工事費用を分割払いできる!

光回線を検討している方は、「ドコモ光」の利用をぜひご検討ください。

前述したとおり、光回線の利用には基本的に工事が必要となるため、初期費用として工事費用がかかります。その点、「ドコモ光」なら光回線工事の費用を分割払いにすることが可能です。

たとえば、マンションにお住いの方が24回払いにすれば、一括お支払額16,500円(税込)が月々687円(税込)のお支払いとなります。「ドコモ光」の公式サイトでは工事費用のシミュレーションができるため、かかる費用をあらかじめ把握できるのも利点です。

さらに、「ドコモ光」を新規でお申込みの場合、工事費用が無料になる「ドコモ光新規工事料無料特典※」もご用意しています。

また、工事費用に関するメリットだけでなく、「ドコモ光」には次の特徴もあります。

  • 一部エリアで、最大通信速度10bpsの「ドコモ光 10ギガ※2」を提供中
  • 豊富なプロバイダから好きなところを自由に選べる
  • プロバイダ込みの料金プランのため支払いの手間を軽減できる

「ドコモ光」の料金表はこちらです。

月額料金(ドコモ光1ギガ)※1(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
(戸建)
タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込)
タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込)
単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込)
ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込)
月額料金(ドコモ光10ギガ)※2タイプA:定期契約あり6,930円(税込)、定期契約なし8,580円(税込)
タイプB:定期契約あり7,150円(税込)、定期契約なし8,800円(税込)
単独タイプ:定期契約あり6,490円(税込)、定期契約なし8,140円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※3ドコモ光 1ギガ:最大1Gbps
ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps
申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③申込み完了(そのまま電話で申込み可能)

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(「ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る

「ドコモ光」の料金や特徴など、更なる詳細は以下の公式サイトからご確認いただけます。「ドコモ光」に興味を持った場合は、ぜひこちらもご覧ください。

「ドコモのスマホ」ならご家族全員のスマホ料金から
永年最大1,100円(税込)/月割引!※1
「ドコモ光」の申し込み
・無料相談をする

※1 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※2」「irumo(0.5GBを除く)」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※2 「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」も対象となります。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円(税込)/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。

※新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。
※特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。

光ファイバーを用いた光回線で快適なネット環境を実現しよう

光ファイバーは、透明度が高い高純度のガラスや高性能プラスチックで構成された細い繊維です。光回線を利用する際に必要になるほか、医療分野や産業分野でも活用されています。

光ファイバーを用いた光回線は、伝送損失が少なく、光信号による高速通信が可能です。電磁波やノイズの影響を受けないため、基地局からの距離が離れていても情報をスムーズに伝達できます。

光回線の導入を検討しているなら、提供エリアや派遣工事の有無、工事費用、工事が完了するまでのインターネットの利用方法を確認しましょう。

「ドコモ光」なら、心配な工事費用も分割での支払いができるため、月々の負担を少なくした上で光回線を利用できます。これから光回線の契約をお考えの方は、ぜひチェックしてください。

「ドコモのスマホ」ならご家族全員のスマホ料金から
永年最大1,100円(税込)/月割引!※1
「ドコモ光」の申し込み
・無料相談をする

※1 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※2」「irumo(0.5GBを除く)」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※2 「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」も対象となります。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円(税込)/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

工事不要!コンセントに挿すだけ。データ無制限! 工事不要!コンセントに挿すだけ。データ無制限!
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

※「おうちネットプレス」は、株式会社NTTドコモの商標です。