「ドコモ光」マンションタイプの特徴は?月額料金や申込み方法などわかりやすく解説

通信ノウハウ 申し込み マンション 費用 ドコモ

マンションに住んでいる、もしくは引っ越す予定があり「ドコモ光」を使いたいと考えている方もいると思います。そのような方は、現状または引っ越し先のマンションで「ドコモ光」が使えるのか気になるでしょう。

また、「ドコモ光」の利用にあたり、料金や通信速度などの詳細な情報を知りたい方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「ドコモ光」のマンションタイプの特徴や料金、通信速度、申込み方法などを解説するほか、契約後に万が一、通信が遅く感じる場合の対処法も紹介します。

マンションで「ドコモ光」の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

このエントリーをはてなブックマークに追加

記事サマリー

「ドコモ光」マンションタイプの概要

「ドコモ光」は、フレッツ光またはケーブルテレビの設備を使って「NTTドコモ」が提供する、プロバイダ一体型の光インターネットサービスです。

NTT東日本・NTT西日本からフレッツ光回線の提供を受け、自社サービスと光アクセスサービスなどを組み合わせてサービスを提供しています。

そのため、フレッツ光を利用できる場所であれば「ドコモ光」も利用することが可能です。なお、こうしたサービスの提供方法は「光コラボ」と呼ばれています。

料金プランには戸建タイプとマンションタイプがありますが、マンションの場合は基本的にマンションタイプが利用され、最大通信速度1Gbpsの光回線が利用可能です。

そのほかの詳細について、以下で解説します。

フレッツ光が導入されているマンションで使える

前述のとおり、「ドコモ光」はフレッツ光回線を利用してサービスを提供しているため、フレッツ光が導入されているマンションで利用できます。

引っ越し先または現在住んでいるマンションで「ドコモ光」を利用したい方は、マンションにフレッツ光が導入されているかを確認しましょう。

なお、新規で契約する場合は基本的に開通工事が必要になりますが、以下の場合は工事不要で利用できます。

  • フレッツ光から「ドコモ光」へ切り替え(転用)
  • 光コラボ事業者から「ドコモ光」へ切り替え(事業者変更)

フレッツ光の設備がない場合は戸建契約となる

マンションにフレッツ光の設備がない場合、マンションタイプではなく戸建タイプでの契約となるケースもあります。

たとえばオーナーの意向で回線事業者が決まっていて、すでにほかの回線が導入されている場合などが該当します。

戸建契約となるケースでは住居に光回線を引き込むための開通工事が必要となり、工事で業者が出入したり場合によっては壁に穴を空けたりするため、基本的にオーナーや管理会社の許可を得なければいけません。

許可が得られない場合は回線を引けないため、「ドコモ光」の利用は難しくなります。

提供エリアは全国に対応している

マンションにフレッツ光が導入済みの場合は問題ありませんが、フレッツ光が導入されておらず戸建契約を行う場合は、マンションが「ドコモ光」の提供エリアに含まれていることを確認しなければいけません。

基本的に「ドコモ光」の提供エリアは全国対応ですが、一部提供エリア外の地域もあるため、契約前に確認しておきましょう。

なお、「ドコモ光」はフレッツ光と提供エリアが同じため、NTT東日本・西日本の公式サイトで自身のマンションがエリアに含まれているかを確認できます。

「NTT東日本」公式サイト 「NTT西日本」公式サイト

「ドコモ光」マンションタイプの月額料金

イメージ

「ドコモ光」のマンションタイプで契約する場合、最大通信速度1Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」プランとなります。「ドコモ光 1ギガ」プランは、利用設備やプロバイダによって複数のタイプがあり、それぞれ特徴や料金などが異なるため事前に確認しておきましょう。

各タイプの特徴は、以下のようになります。

  • タイプA:光回線とプロバイダ料金一体型で、ポピュラーなタイプ
  • タイプB:光回線とプロバイダ料金一体型で、タイプAとは異なるプロバイダが該当する
  • タイプC:提携ケーブルテレビの設備を利用でき、「ドコモ光 1ギガ タイプA」と同様のプロバイダ料金一体型となる
  • 単独タイプ:光回線とプロバイダ料金が一体となっていないタイプで、自身の好みのプロバイダを選択できる

タイプAとタイプBはどちらもプロバイダ一体型のプランですが、選択できるプロバイダと月額料金が異なります。

各タイプは、2年間の定期契約ありと定期契約なしから選べるので、状況に合わせて最適な料金プランをご選択ください。

2年定期契約の有無月額料金(ドコモ光 1ギガ)
定期契約あり※タイプA:4,400円(税込)
タイプB:4,620円(税込)
タイプC:4,400円(税込)
単独タイプ:4,180円(税込)
定期契約なしタイプA:5,500円(税込)
タイプB:5,720円(税込)
タイプC:5,500円(税込)
単独タイプ:5,280円(税込)

※ 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込))(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉

「ドコモ光」をマンションで利用する場合の工事費用

マンションで「ドコモ光」を利用する際には、基本的に開通工事が行われます。開通工事には、立合いが必要な「派遣工事」と、NTTの局舎内での作業で終わる「無派遣工事」があり、それぞれ以下の工事料が必要です。

  • 派遣工事:16,500円(税込)
  • 無派遣工事:2,200円(税込)

また、工事料のほかに3,300円(税込)の事務手数料もかかるため、覚えておきましょう。転用や事業者変更のように開通工事が不要の場合は、事務手数料のみとなります。

なお、新規申込みの場合、工事料が無料になる「ドコモ光新規工事料無料特典※」をご用意しているので、工事料をかけずに「ドコモ光」を利用可能です。特典には適用条件があるため、事前に公式サイトを確認しておきましょう。

そのほか、工事料は分割払いもできます。分割払いを利用すれば1度の支払い負担を軽減できるので、月々の支払い額を抑えたい方は利用をご検討ください。

工事料の目安は、「ドコモ光」の公式サイト内「工事料金シミュレーション」で簡単に確認できるので、気になる方は事前に調べておきましょう。

※ 新規契約の契約事務手数料(3,300円(税込))は別途必要となります。
※ 特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。

「ドコモ光」の通信速度は配線方式で異なる

マンションで「ドコモ光」を利用する場合、棟内共用スペース(MDF室)まで光回線を引き込み、各部屋への配線方法によって3つの配線方式があります。

  • 光配線方式:光ファイバーケーブルを利用
  • LAN配線方式:LANケーブルを利用
  • VDSL方式:電話用ケーブルを利用

マンションではMDF室まで光回線を引き込んでいても、そこからの配線方式によって最大通信速度が異なることに注意が必要です。

光配線方式は、MDF室から各部屋まで光ファイバーケーブルが利用されており、最大通信速度1Gbps※となるため、安定した高速通信が可能となります。

LAN配線方式は、MDF室まで引かれた1本の光回線をLANケーブルで複数の部屋にわけるため、利用者が多くなると通信が遅くなり安定性に劣る傾向があります。

VDSL方式は最大通信速度が100Mbpsとそもそも遅いため、「光回線を利用しているのに遅い」と感じるケースが多くなるかもしれません。

※ ベストエフォート値による最大通信速度

マンションの配線方式を確認する方法

配線方式の違いを理解しても、自身のマンションがどれに該当するのかわからない方もいらっしゃると思います。マンションの配線方式を調べる方法はいくつかありますが、オーナーや管理会社などに確認するのが最も確実な方法です。

オーナーや管理会社に確認するのが手間に感じる方や、すぐに連絡がつかない場合は、回線の接続口を見て判断することも可能です。

  • 光コンセントがある:光配線方式
  • LANコネクタがある:LAN配線方式
  • モジュラージャックしかない:VDSL方式

ただし、素人では見分け方がわからなかったり見誤ったりする可能性もあるため、あくまでも参考程度にしたほうが良いでしょう。

なお、配線方式の判別ができない場合は「ドコモショップ/d garden」や「ドコモ インフォメーションセンター」で調べることもできます。

ドコモ インフォメーションセンター
電話番号ドコモの携帯電話(局番なし):151(無料)⼀般電話など:0120-800-000
受付時間午前9時〜午後8時(年中無休)

ドコモショップ/d gardenは店舗によって営業時間が異なるため、以下の公式サイトでご確認ください。

「ドコモショップ/d garden」店舗検

「ドコモ光」マンションタイプの申込み方法

イメージ

新規で申込みを行い、マンションで「ドコモ光」を利用する流れを紹介します。

  1. 「ドコモ光」に申込む
  2. 必要な書類を受け取る
  3. 開通工事を実施する
  4. ルーター、デバイスでの接続・設定を行う
  5. 利用開始

「ドコモ光」への申込みは電話やオンライン手続き、ドコモショップ/d gardenで行います。申込み後にドコモから「開通のご案内」、プロバイダから「プロバイダID/パスワード」が届くため、保管しておきましょう。

その後、開通工事(派遣または無派遣工事)が行われ、回線が開通した後は自身でルーターやパソコン、プロバイダなどの接続と設定を行います。

また、工事日以降にドコモより「ドコモ光契約申込書(控え)」が届くので、こちらも捨てずに保管しておいてください。

なお、申込み日の確定から「ドコモ光」の利用開始までは、2週間から1か月程度が目安です。

設備の状況や申込み時期によっては1か月以上かかるケースもあるため、レンタルWi-Fiルーターの利用やスマホのテザリング機能など、その間のインターネットの利用手段を考えておくことをおすすめします。

「ドコモのスマホ」ならご家族全員のスマホ料金から
永年最大1,100円(税込)/月割引!※1
「ドコモ光」の申し込み
・無料相談をする

※1 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※2」「irumo(0.5GBを除く)」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※2 「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」も対象となります。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円(税込)/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。

契約後「ドコモ光」の通信速度が遅いと感じる場合は?

契約後、「ドコモ光」の通信速度が遅いと感じる場合はいくつか原因が考えられます。主な原因と改善策を以下にまとめたので、通信が遅いと感じた時の参考にしてください。

原因改善策
デバイス側の問題パソコンのメモリ増設やハードディスク最適化、不要な常駐ソフトウェアの終了などで改善する可能性があります。
機器側の問題回線速度に適したLANケーブルを使っているか、ルーターが通信速度に適した規格か、ルーターとの距離が離れすぎていないか、遮蔽物はないかなどを確認しましょう。
回線状況の問題混雑する時間帯(主に夜の時間帯)に使用すると通信速度が遅くなる傾向があるため、時間帯をずらして利用してみましょう。

なお、通信速度はNTT東日本・西日本の「SPEED TEST(速度測定サイト)」で計測することが可能です。速度が出ているにも関わらず通信が遅い時は、契約中のプロバイダや閲覧中のサイトに問題がある可能性が高くなります。

場合によっては、次世代のインターネットプロトコル規格であるIPv6に切り替えることで速度が改善される場合があるため、継続的に通信速度が遅いなら、IPv6を利用できるプロバイダへの見直しを検討するのもおすすめです。

また、自身で通信速度の改善が難しい場合は、「ドコモ光」へのお問い合わせもご利用ください。「ドコモ インフォメーションセンター」では、通信速度を含め「ドコモ光」に関するさまざまな悩みや相談を受け付けています。

そのほか、「24時間おたすけロボット」「LINE」「電話」など複数の問い合わせ方法があるので、悩みや疑問がある時はぜひご活用ください。

マンションで「ドコモ光」を利用してインターネットを楽しもう!

「ドコモ光」はフレッツ光またはケーブルテレビの設備を使用した光インターネットサービスなので、フレッツ光の設備があるマンションであれば「ドコモ光」を利用できます。

マンションで契約できる「ドコモ光 1ギガ」プランでは、タイプA・タイプB・タイプC・単独タイプという4つの料金体系から、希望に応じて選択可能です。

また、マンションプランの場合、MDF室からご自宅への回線の引き方によって3つの配線方式があります。配線方式ごとに最大通信速度や安定性が異なるため、自身のマンションの配線方式を把握しておくと良いでしょう。

そのほか、「ドコモ光」の詳しい情報は、以下の表よりご確認いただけます。

月額料金(ドコモ光 1ギガ)※1(マンション)
タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込)
タイプC:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込)
単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込)
契約期間なし または 2年定期契約
最大通信速度※2最大1Gbps
申込み方法①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③申込み完了(そのまま電話で申込み可能)

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込))(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 ベストエフォート値による最大通信速度

現在お住いのマンション、もしくは引っ越し先のマンションで「ドコモ光」を利用したい方は、ぜひ以下の公式サイトもご覧ください。

「ドコモのスマホ」ならご家族全員のスマホ料金から
永年最大1,100円(税込)/月割引!※1
「ドコモ光」の申し込み
・無料相談をする

※1 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※2」「irumo(0.5GBを除く)」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※2 「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」も対象となります。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円(税込)/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。

工事不要!コンセントに挿すだけ。データ無制限! 工事不要!コンセントに挿すだけ。データ無制限!
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

※「おうちネットプレス」は、株式会社NTTドコモの商標です。