通信制限はデータ使用量の上限を超えたときに起こる
通信制限とは、通信事業者が定めた契約におけるデータ使用量の上限を超えたとき、通信速度が低速度になる仕組みのことです。所定のデータ使用量は、たとえば3GB・5GB・20GB・50GBなど、料金プランによって異なる上限が設けられています。
低速化したときに出る速度も、通信事業者や料金プランによって異なります。たとえば、送受信時最大128kbps・送受信時最大300kbps・送受信時最大1Mbpsなどが一般的です。
また上記とは別に、利用者が集中し回線が混雑している時間帯に、通信事業者が一時的に通信制限を設ける場合もあります。ネットワーク全体の品質確保が目的で行われ、混雑が緩和すると解除される仕組みです。
そのほかにも、一定期間内に大量の通信をした場合に通信制限を設けている通信事業者もあります。スマホやタブレットよりもモバイルWi-Fiの契約でよくみられ、制限がかかるケースの例は、「1日間で1GB以上の使用」「3日間で10GB以上の使用」などです。
これらの理由から通信制限がかかり低速度になると、次のような事例が起こります。
- なかなかダウンロードが終わらない
- 動画の再生時にたびたび読み込みが発生する
- 写真や動画よりも先にテキストのみが表示される
通信事業者が通信制限をかける理由は、一部ユーザーの過度な使用により、同じ回線網を利用するほかのユーザーの通信速度に負担がかからないようにするためです。
通信制限がかかったまま使うのはやめたほうが良い?
通信制限がかかった状態で使い続けたとしても、低速にはなりますが追加料金が発生するわけではありません。すぐに解除される見込みがあるなら、そのまま使っても問題ないといえるでしょう。
とはいえ、日常的にインターネットを使っていると、通信速度がかかった状態で使用するのはストレスを感じる可能性が高くなります。
また、通信事業者によっては、低速化後にもう一段階利用制限を設けているケースもあります。たとえば、通常「最大1Gbps」が「最大300kbps」になり、さらに一定の通信容量を超えると「200kbps以下」へ制限されるケースなどです。
この通信速度がどの程度のものなのか、参考までに、各種サービスをストレスなく利用できるとされる通信速度を紹介します。
コンテンツ | 上り | 下り |
---|---|---|
メール | 1Mbps | 128Kbps〜1Mbps |
Web・SNS閲覧 | - | 1Mbps〜10Mbps |
写真 | 3Mbps | - |
動画 | 10Mbps | 3Mbps〜25Mbps |
Web会議 | 1Mbps〜2Mbps | 10Mbps~30Mbps |
ONラインゲーム | 30Mbps以上 | 30Mbps〜100Mbps |
実際のコンテンツの内容や人によっても感じ方は異なりますが、耐えがたいと思ったら通信制限を解除する手段へ移りましょう
通信制限になったときに対処する方法
実際に通信制限がかかったら、すぐにでも対処したいと考える方は多いはずです。無料で済ませる方法と、有料で行う対策の2つがあるので、状況に応じて判断しましょう。
通信制限が解除されるのを待つ
通信制限は所定の日時に解除されるもので、永遠に続くわけではありません。今すぐに低速化を解除できる対処法ではありませんが、費用をかけずに済ませたいなら「解除を待つ」という選択になります。
通信制限が解除されるタイミングは、通信事業者や料金プランによって異なりますが、ドコモの場合は、翌月1日午前0時以降に自動的に解除されます。
ほかの通信事業者が提供する日次タイプの料金プランでは、翌日午前0時にリセットされるケースもあるようです。
データ容量を購入して通信制限を解除する
通信制限の自動解除まで待てない場合は、オプションで所定のデータ容量を購入することもできます。追加で費用を支払うことになるものの、即座に低速化を解除したい方にはおすすめです。
購入できるデータ容量は通信事業者によって異なりますが、0.5GB・1GB・3GB・5GBなどから選択できる通信事業者が多くなっています。
ドコモの場合、1GBあたり1,100円(税込)での購入が可能です。dポイントで充当することもできるため、月々の利用料金の支払いなどで貯まっているdポイントの使い道に悩んでいる方は、ぜひご活用ください。
また、ドコモが提供する「スピードモード」は、通信制限にかかることなくインターネットを快適に使い続けたい方におすすめのサービスです。
通常は料金プランのデータ容量を消費した後低速になり、その都度任意でデータ容量を買い足す手間がかかりますが、スピードモードに申込んでいれば、データ容量を消費した後、自動的に1GBずつ購入されます。
無限にデータ容量が購入されるわけではなく、ご自身で設定したデータ容量以上の購入はされないため、無駄なくあんしんして利用できるでしょう。
通信制限にかからないための5つの対策
通信制限がかかってから焦ってしまわないために、通信制限にかからないよう日頃から対策に取組むことも大切です。普段からスマホやタブレットの使い方を少し意識するだけで、データの使用量を抑えやすくなります。
ここでは、手軽に取組める対策を5つ紹介するので、ぜひ普段から取組んでみてください。
省データモードを活用する
「省データモード」は、スマホやタブレットのバックグラウンドでのネットワーク使用量を制限する機能です。省データモードをONにすると、各種アプリがそれぞれの方法でモバイルデータ通信やWi-Fiの通信量を節約してくれます。
iPhoneやiPadでは、iOS13で新機能として登場しました。Androidでは同様の「データセーバー」が、Android7.0から追加されています。
使用している機種に応じて、以下の方法で省データモードを設定しましょう。
- iPhone・iPad:「設定」>「通信のオプション」>「データモード」>「省データモード」をON
- Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「データセーバー」をON
よく似た機能に「低電力モード」がありますが、こちらは消費電力を抑えるための機能なので、目的が異なります。
モバイルデータ通信をOFFにする
2つめは、各アプリや各ストアの「モバイルデータ通信」を手動でOFFにする方法です。スマホやタブレットでインターネットを利用する場合、いわゆる3G・4G・5Gのようなモバイルデータ通信では、通信事業者と契約した料金プランのデータ容量を消費します。
動画視聴やWeb検索、SNSの閲覧やONラインゲームアプリは、インターネットにつないで行われているため、所定のデータ容量を超えると通信制限がかかる仕組みです。
各種アプリにはそれぞれモバイルデータ通信のON/OFF項目があり、スマホやタブレットの設定から指定できるため、状況に応じて切り替えると良いでしょう。
モバイルデータ通信をOFFにする手順は、次のとおりです。
- iPhone・iPad:「設定」>各アプリをタップ>「モバイルデータ通信」からOFF
- Android:「設定」>「無線とネットワーク」>「データ通信量」>「ネットワークアクセス」>一括、もしくはアプリひとつずつモバイルデータ通信をOFF
そもそもWi-Fiがある環境でしか使わないアプリは、モバイルデータ通信をONにしておく必要がありません。モバイルデータ通信をOFFにしておけば、不意にアプリを開き、知らない間にデータ容量を無駄遣いするケースも防げます。
たとえば、iOSの「Apple Store」やAndroidの「Google play ストア」などのダウンロードを専門とするストアアプリは、Wi-Fi接続時にのみ使うようにしておけば、モバイルデータ通信のデータ使用量を温存しやすくなるでしょう。
バックグラウンド更新をOFFにする
バックグラウンド更新をONにしていると、各種アプリは起動していなくても常に最新の状態を保つために、バックグラウンドで情報取得や更新を行います。
消費するデータ容量を抑制するためには、バックグラウンド更新はOFFの状態が望ましいでしょう。更新は、Wi-Fi接続時や次にそのアプリを利用するときに限定することをおすすめします。
バックグラウンド更新をOFFにする手順は、次のとおりです。
- iPhone・iPad:「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新」からOFF
- Android:「Playストア」アプリ>「設定」>「アプリの自動更新」から「Wi-Fi経由のみ」、もしくは「アプリを自動更新しない」を選択
位置情報サービスをOFFにする
位置情報サービスとは、GPSによってデバイスの現在地を示すことができる機能です。地図アプリを開くとご自身の現在地が青色マークで示されるのは、この機能のおかげです。
位置情報サービスを常にONにしているとデータ使用量が多くなるため、こちらもOFFにすると良いでしょう。地図アプリや出前アプリなど位置情報を必要とするアプリは、起動しているときのみONになる「このAppの使用中のみ許可」に設定する方法もおすすめです。
位置情報サービスをOFFにする手順は、次のとおりです。
- iPhone・iPad:「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」からOFF
- Android:「設定」>「ユーザー設定」>「位置情報アクセス」からOFF
インターネットに接続するときはWi-Fiを活用する
通信制限がかからないようにするためには、Wi-Fiを併用することをおすすめします。
Wi-Fiとは、スマホやタブレットなどのデバイスを無線の電波でインターネットに接続する方法です。Wi-Fiの使用中はモバイルデータ通信を使用しないため、データ使用量を気にせずにコンテンツを楽しめます。
近年はリモートワークの増加により、自宅でデバイスを使用する機会も増えており、自宅のWi-Fi環境を重要視する方も多いでしょう。自宅でWi-Fiを活用し、外出先でのみモバイルデータ通信を使用するようにすれば、データ使用量を抑えやすくなります。
ただし、Wi-Fiを利用するためには、光回線やケーブルテレビなどの固定回線サービスか、ホームルーターやモバイルWi-Fiといったモバイル回線サービスの契約が必要になり、その分の月々の支払いが発生する点に注意してください。
ドコモ光のWi-Fiを利用して通信制限を未然に防ごう
スマホやタブレットの通信制限を防ぐために、自宅にWi-Fi環境を整えたい場合は、ぜひ「ドコモ光」をご検討ください。
ドコモでスマホの契約をしている方は、契約プランに応じた「ドコモ光セット割」が適用されるためおトクに利用できます。契約プランに応じた割引額の詳細は、ドコモ公式サイトからご確認ください。
また、Wi-Fiを利用するためには、設備として無線LANルーターが必要ですが、ドコモ光のプロバイダでは無線LANルーターの無料レンタルを行っているところもあります。訪問設定サービスを申込み、Wi-Fi設定などの面倒な接続関連を全て任せることも可能です。
ドコモ光の月額料金や契約期間などの詳細は、次のとおりです。
月額料金(ドコモ光 1ギガ)※1 | (マンション) タイプA:定期契約あり4,400円(税込)、定期契約なし5,500円(税込) タイプB:定期契約あり4,620円(税込)、定期契約なし5,720円(税込) 単独タイプ:定期契約あり4,180円(税込)、定期契約なし5,280円(税込) (戸建て) タイプA:定期契約あり5,720円(税込)、定期契約なし7,370円(税込) タイプB:定期契約あり5,940円(税込)、定期契約なし7,590円(税込) 単独タイプ:定期契約あり5,500円(税込)、定期契約なし7,150円(税込) ドコモ光ミニ:定期契約あり2,970~6,270円(税込)、定期契約なし4,620~7,920円(税込) |
月額料金(ドコモ光 10ギガ)※2 | タイプA:定期契約あり6,930円(税込)、定期契約なし8,580円(税込) タイプB:定期契約あり7,150円(税込)、定期契約なし8,800円(税込) 単独タイプ:定期契約あり6,490円(税込)、定期契約なし8,140円(税込) |
契約期間 | なし または 2年定期契約 |
最大通信速度※3 | ドコモ光:最大1Gbps ドコモ光 10ギガ※4:最大10Gbps |
申込み方法 | ①ご相談フォームで受付 ②ご相談(希望の曜日・時間に電話) ③申込み完了(そのまま電話で申込み可能) |
※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申し込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 2年間同一の「ドコモ光」の継続利用が条件となり、当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて5,500円(税込)の解約金がかかります(2022年6月30日以前にお申し込みのお客さまの場合、14,300円(税込)の解約金がかかります)。なお、「ドコモ光」とペア回線(ドコモ光」と対になる携帯電話回線)の契約期間および更新期間はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
※3 ベストエフォート値による最大通信速度
※4 提供エリアは一部地域に限る
インターネットを頻繫に利用するため、毎月通信制限に悩んでいる方は、ドコモ光のWi-Fiで快適なインターネット環境を整えてはいかがでしょうか。
さらに詳細が知りたい方は、以下の公式サイトをぜひご覧ください。
永年最大1,100円(税込)/月割引!※
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
通信制限にかからないために自宅のWi-Fi環境を整えよう
通信制限は、契約プラン以上のデータ容量を利用したり、一定期間で大容量のデータ通信を行ったりしたときに適用される制度です。詳細な内容は、それぞれの通信事業者によって異なります。
通信制限にかかったら、解除されるまで待つ、もしくはデータ容量を追加で購入することで通常の通信速度に戻すことができます。
解除まで待ったり、データ容量を買ったりすることを避けたい方は、日頃から通信制限にかからないための対策を行っておくことが大切です。
自宅にWi-Fi環境を整えて活用すれば、スマホやタブレットのモバイルデータ通信を利用する機会を減らしやすくなります。ドコモ光の契約では、無線LANルーターのレンタルや訪問設定サービスも行っているため、この機会にぜひご活用ください。
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※「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo」 「eximo ポイ活」 「irumo(0.5GBを除く)」 「5Gギガホプレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」の契約者が対象です。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。
※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。