回線速度は一般的にはどれくらい?測定方法や遅い時の対処方法を紹介

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「回線速度はどれくらいが普通なのか」「動画やゲームでどれぐらい速度が必要か」など、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

光回線のサービス比較や、通信環境の見直しにあたっては、回線速度がどれぐらいあれば快適なのか、気になるところだと思います。

そこで本記事では、回線速度の目安、測定方法、回線速度が遅い時の対処方法などを紹介します。回線速度の基本知識をまとめているので、ぜひ目を通してみてください。

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記事サマリー

最初に回線速度「Mbps」「上り・下り」を理解する

まずは、回線速度の単位と、回線速度における上り・下りの意味を理解していきましょう

回線速度の単位の「Mbps」とは

回線速度の単位としては、「Mbps(メガ・ビーピーエス)」がよく用いられます。

「Mbps」は、1秒間に送受信できるデータ容量です。1Mbpsの回線速度では、1秒間に1Mbit(メガビット)のデータ容量を通信できます。

なお、1Mbitは0.125MBです。データ容量の単位となると、MB(メガバイト)の方が馴染みのある方が多いかと思います。1Mbpsの速度では1秒間に0.125MB、1000Mbpsであれば1秒間に125MBの通信が可能です。

また、回線速度の単位としては、「Gbps(ギガ・ビーピーエス)」もよく用いられます。GbpsはMbpsの1000倍を表す単位で、1,000Mbps=1Gbpsです。

回線速度の「上り・下り」とは

回線速度の話になると、「上りの回線速度」、「下りの回線速度」といった言葉も出てきます。

回線速度の「上り」は手元のデータをインターネット上にアップロードすること、「下り」はインターネット上のデータをデバイスで受信することをそれぞれ表しています。

上りの通信は、メッセージの送信、TwitterやInstagramの投稿、ライブ配信、YouTubeへの動画の投稿などが挙げられます。一方、下りの通信は、Webページを開く、動画をストリーミングする、アプリをダウンロードするなどです。

インターネット回線別の速度

インターネットの回線速度は、回線やデバイスの種類で異なってきます。光回線、スマホ、ホームルーター、モバイルWi-Fiルーターの回線速度の目安を見ていきましょう。

光回線の回線速度の目安

光回線の回線速度は最大1Gbpsが一般的です。ドコモ光 1ギガでも、最大1Gbpsの通信が利用できます。光回線ならではの高速通信が可能です。

また、ドコモ光では、一部エリアで「ドコモ光 10ギガ」の提供もあり、最大10Gbpsの通信が可能です。

なお、最大回線速度についてはあくまで理論値となるため、実際に利用する時の速度としては、2~8割程度の数値が見込まれます。

スマホの回線速度の目安

スマホの回線速度は、たとえばドコモの4Gでの通信の場合、受信実効速度が168Mbps~299Mbpsとなっています。

また、ドコモでは2020年3月25日から、5Gサービスも提供開始しています。5Gでは、受信時最大1.7Gbpsの通信が可能です。4Gよりさらに高速な最大速度で通信できます。

ホームルーターの回線速度の目安

ホームルーターの回線速度は、たとえばドコモの「home 5G」の場合、5G接続時で受信最大速度4.2 Gbpsです。(Wi-Fi接続時は受信最大速度1201Mbpsとなります。)

ホームルーターなら工事不要で、自宅に高速通信のインターネット環境を導入できます。

モバイルWi-Fiルーターの回線速度の目安

携帯電話回線を利用するモバイルWi-Fiルーターは、スマホと同等の回線速度となります。最近では、5G対応のモバイルWi-Fiルーターが出てきており、以前と比べると、さらに高速通信が可能となっています。

たとえば、ドコモの「Wi-Fi STATION SH-52B」の場合、5G接続時で受信最大速度4.2 Gbpsです。(Wi-Fi接続時で受信最大速度1201Mbpsとなります。)

自宅でも外出先でも、5Gや4Gによる高速通信が利用できます。

※「実効速度」は、総務省が定めた「移動系通信事業者が提供するインターネット接続サービスの実効速度計測手法及び利用者への情報提供手法等に関するガイドライン」(2015年7月31日)に基づき計測した10都市の全受信速度のうち中央値に近い半数がこの範囲内であったことを示すものです。具体的な数値等詳細は「ドコモのホームページ」をご覧ください。 ※ 各回線速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の回線速度を示すものではありません。ベストエフォート方式による提供となり、実際の回線速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。対応エリアの詳細については「サービスエリア検索」よりご確認ください。

動画やゲームでどれくらいの回線速度が必要?

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回線速度の目安は以下のとおりです。

回線速度の目安
100 Mbps以上オンラインゲーム、4K動画の視聴が可能
50 Mbps以上複数デバイスでのHD動画のストリーミングが可能
7Mbps以上1つのデバイスでの HD 動画のストリーミングが可能
3 Mbps 未満Webブラウジングには十分だが、動画の読み込みは遅くなる可能性がある

100Mbps以上の回線速度があれば、オンラインゲーム、4K動画の視聴などデータ通信量の多い場合でも十分対応できます。7Mbps以上でも、HD程度の画質の動画の視聴であれば、ストレスなく視聴可能でしょう。

3Mbps以下は、Webブラウジング程度あればストレスなく使えますが、動画の視聴などは厳しくなります。

オンラインゲームをプレイするならPing値も重要

「Ping値(単位:ms)」は、データ送受信の際にかかる時間を数値化したものです。オンラインゲームをプレイするなら、回線速度と合わせて、Ping値も重要となります。Ping値は低ければ低いほど通信が安定しています。

将棋、囲碁、カードゲームなどであれば、100ms以下でも十分ですが、FPS、TPS、格闘などは15ms以下が理想的です。特にオンラインゲームをプレイする方は、Ping値も合わせてチェックしておきましょう。

回線速度を測定する方法

回線速度やPing値は、各種スピードテストのサイトから測定が可能です。

Googleの「インターネット速度テスト」からは、ダウンロード、アップロードそれぞれの回線速度が確認できます。「インターネット速度テスト」で検索すると、検索結果から速度テストを実行できます。

「ドコモスピードテストアプリ」でも、スマホやタブレットの回線速度を測定できます。現在地の回線速度を測定できるだけでなく、周辺のドコモの5G/4Gの速度平均値も確認できます。

回線速度が遅い時の対処方法

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回線速度が遅い時には、ルーターの再起動、設置場所の見直しなど、チェックしポイントがあります。回線速度が遅い時の対処方法としては、以下のとおりです。

  • ルーターの再起動を試す
  • 周波数を切り替える
  • ルーターの設置場所を見直す
  • ルーターを買い替える
  • 通信障害がないか確認する
  • 光回線・プロバイダの乗り換えを検討する

ルーターの再起動を試す

通信が前より遅くなった、安定しなくなった場合は、まずはルーターの再起動を試してみましょう。再起動で状態がリセットされれば、不具合が解消される可能性があります。

また、ルーターに熱がこもって不具合が生じているケースもあります。熱による不具合が疑われる場合は、電源を落とし時間をおいて放熱させてから、再起動しましょう。

周波数を切り替える

Wi-Fiには2.4GHz帯、5GHz帯の2つの周波数帯があり、切り替えができます。

5GHz帯は、2.4GHz帯に比べ、高速で通信が可能です。一方、2.4GHz帯は、遠くまで電波が届き、家電との電波干渉が避けられます。

電波が届いていない場合や、電波干渉の可能性がある場合は、2.4GHz帯に切り替えると、通信が安定する可能性があります。

ルーターの設置場所を見直す

ルーターの設置場所が悪く、回線速度が遅い可能性もあります。障害物を避け、見通しの良いところに設置しましょう。

特に以下のような場所は、設置場所に適していません。

  • 水槽や花びんなど水の入ったものの近く
  • 金属ラックや棚の中
  • 電子レンジなどの家電の近く

水の入ったものや、金属ラックなどにWi-Fiの電波は吸収されやすいため、近くは避けるべきです。電子レンジなども電波干渉があるので、近くへの設置は避けましょう。

設置場所は、床から1~2mほどの高さが理想的です。可能であれば家の中心に設置しましょう。

ルーターを買い替える

ルーターが古いために、回線速度が遅い可能性もあります。

特にWi-Fiの通信規格が古いと、速度の上限が低いため、新しい規格と比べると速度は出にくくなります。

最新は「IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)」で、現在主流の規格は「IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)」となります。これより古い規格のルーターをお持ちであれば、買い替えも選択肢です。

通信障害がないか確認する

通信障害が起こっている可能性もあります。通信障害の情報は、契約先の光回線のWebサイトで確認できます。

光回線・プロバイダの乗り換えを検討する

ここまでの対処法で改善が難しい場合などは、光回線・プロバイダの変更も検討しましょう。

特に集合住宅の場合、入居者が多いと、速度低下の可能性があります。また、毎日同じ時間帯に速度が低下する場合も、光回線・プロバイダが原因の可能性があります。

光回線を見直したいなら「ドコモ光」がおすすめ

回線速度の快適な契約先を探しているなら、ドコモ光がおすすめです。ドコモ光では、最大1Gbpsの通信が利用できる「ドコモ光 1ギガ」を提供中です。最大1Gbpsの高速通信が全国で利用できます。

▼「ドコモ光 1ギガ」の料金・サービス・申込み方法

基本料金契約期間最大速度(Gbps)申込み方法
(マンション)Aタイプ:4,400円、Bタイプ:4,620円
(戸建て)Aタイプ:5,720円、Bタイプ:5,940円
2年定期契約 ※1ドコモ光:最大1Gbps①ご相談フォームで受付
②ご相談(希望の曜日・時間に電話)
③申込み完了(そのまま電話で申込み可能)

また、ドコモ光では、最大10Gbpsで通信ができる「ドコモ光 10ギガ」も一部地域で提供中です。2年定期契約の場合、月額6,930円で利用できます。超高速の通信を利用したい方は、こちらがおすすめです。

対象エリアは順次拡大中で、2022年3月11日時点では以下が対象となっています。

▼ドコモ光 10ギガの対象エリア(2022年3月11日時点) 最新の提供エリアは、「公式サイト」でご確認ください。

NTT東日本エリア東京都23区、狛江市、調布市、三鷹市の一部
NTT西日本エリア大阪府大阪市、東大阪市、八尾市、松原市、藤井寺市、豊中市、堺市、茨木市、吹田市、大東市、門真市
和歌山県和歌山市
京都府京都市、長岡京市、向日市
滋賀県草津市、彦根市
兵庫県加古川市、伊丹市
愛知県名古屋市、岡崎市、豊川市、刈谷市、江南市、小牧市、津島市、春日井市、北名古屋市、半田市、瀬戸市、大府市、豊橋市
静岡県藤枝市、袋井市、富士宮市、三島市、浜松市、焼津市、磐田市
岐阜県美濃加茂市、岐阜市

また、キャンペーン・特典としては、以下を実施中です。工事費無料や、ポイント還元でおトクにドコモ光をはじめることができます。

▼ドコモ光のキャンペーン・割引

キャンペーン・特典の概要
ドコモ光新規工事料無料特典「ドコモ光」へ新規申込みで、通常工事料が無料※2
【ドコモ光 1ギガ】dポイントプレゼント特典新規申込みまたは事業者変更で10,000ポイント、ドコモ光への転用で5,000ポイントのdポイント(期間・用途限定)をプレゼント
ドコモ光更新ありがとうポイント2年間の定期契約プランを更新するたびに、dポイント3,000ポイントをプレゼント

また、ドコモのスマホで対象プランを契約中の方は、セット割引として「ドコモ光セット割」も適用されます。家族全員のスマホ代が最大1,100円割引です。ドコモのスマホと合わせて、おトクに利用できます。

※1 定期契約プランは、2年間同一の「ドコモ光」契約を継続して利用することが条件となり、解約(定期契約のない料金プランへの変更含む)のお申出がない場合は自動更新となります。当該期間内での解約、定期契約のない料金プランへの変更などの場合、更新期間を除いて戸建タイプ 5,500円(税込)、マンションタイプ4,180円(税込) 、ドコモ光ミニ2,970円(税込)の解約金がかかります〈2022年6月30日以前にお申し込みのお客さまの場合、戸建タイプ14,300円(税込)(ドコモ光ミニ含む)、マンションタイプ8,800円(税込)の解約金となります〉
※2 特典適用対象工事料は「ドコモ光」の通常工事料のみとし、土日・祝日工事の追加工事料、「ドコモ光電話」などのオプション工事料、工事内容によって発生する追加料金は無料特典の適用外です。

回線環境を整え快適なインターネット生活を楽しもう

光回線の回線速度について解説しました。

回線速度の単位としては、1秒あたりに送受信できるデータ容量を表すMbpsがよく用いられます。上りはデータのアップロード、下りはデータのダウンロードを表しています。ぜひ押さえておきましょう。

光回線の回線速度としては、たとえば「ドコモ光 1ギガ」では、最大1Gbpsで通信が可能です。高速通信ができるインターネット環境を作りたい方は、ぜひ光回線を検討してみてはいかがでしょうか。

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※1 「ドコモ光」契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の「eximo※2」「irumo(0.5GBを除く)」の契約者が対象です。「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」は対象外です。同一「ファミリー割引」グループ内に「ドコモ光」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「ドコモ光セット割」が適用されます。また、「ドコモ光ミニ」「home 5G プラン」の両方が存在する場合は、「home 5G セット割」が適用されます。月額料金が日割り計算となる場合は、割引額も日割り計算となります。

※2 「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト(1GB超)」「ギガホ プレミア」「ギガホ」「ギガライト(1GB超)」も対象となります。「5Gギガライト/ギガライト(1GB超~3GB)」は550円(税込)/月を割引します。また「5Gギガライト」「ギガライト」のご契約で、ご利用データ量が1GB以下の場合は対象外となります。

※「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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